TOKYO23FCがJへ行くために

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いま、東京にあるチームで、最も「J」に近いチームは江戸川区を本拠地とするTOKYO23FCである。

現在、同チームは関東社会人リーグ一部に所属しており、残り三節で四位という苦しいシーズンになっている。

彼らが「J」の舞台に上がるためには、二つの方法があるが、最後の戦いは一緒である。

その方法は…
①関東社会人リーグ一部で優勝する
②全国社会人サッカー大会で決勝に進出する
そのどちらかを得て、地域決勝大会の予選リーグを勝ち抜き、同大会の決勝リーグで少なくとも二位以上にならなければならない。

とすると、今年彼らが昇格するためには、関東社会人リーグ一部での優勝は無理であるため、10月に行われる全国社会人でまずは勝ち抜き、地域決勝大会へと進むことが必要となる。

ちなみに、昨年はFC大阪(関西社会人・大阪)とクラブ・ドラゴンズ(関東社会人二部・茨城、現:流経大ドラゴンズ龍ヶ崎)が同じルートです進み、JFL入りを果たしている。

つまり今年、彼らに残された道はこれしかなく、一発で決まるトーナメントを勝ち抜き、全国の強豪が集まる地域決勝で結果を残すしかないのである。

私の友人である高木成太は、FC鈴鹿ランポーレで監督として四年、地域決勝に二回進んだが、結果として予選トーナメントを勝ち抜くことができなかった。
それは東海社会人で現在JFL入りしているアスルクラロ沼津よりも結果を残していてもである。
また、地域決勝に進めなかった年にも全国社会人に出場したが、勝ち抜くことはできなかったのである。

それほど厳しい戦いがあるわけで、いまのTOKYO23FCの現状はたいへんに厳しいものがあるだ。

それほ何もTOKYO23FCだけに課せられたものではなく、東京でJを目指しているクラブすべてに言えるものですし、関東社会人で優勝するであろうブリオベッカ浦安にも言えることである。
(ブリオベッカ浦安のダイレクターは尊敬する都並さんです)

さらに言えば彼らの目指している「J」の舞台はJFLではなくJリーグであるため、JFLでの年間を通した闘いがある。
そのJFLで現在降格圏内17位にいるのは、なんと関東社会人二部から昇格した流経大ドラゴンズ龍ヶ崎という皮肉…

全日本クラブユースU-18編

クラブユースU-18は、関東プリンス所属の横浜Fマリノスの優勝でした。

関東予選グループステージで、プリンスプレミア所属のFC東京に3点リードされながらも土壇場で追いついたのは実力だったと改めて理解しました。

しかし、昨年プリンスプレミアで最下位に沈み、関東プリンスで闘っている三菱養和が優勝したことを思うと、ノックアウトとはいえユースのレベルは大きく差があるわけではない証明なのだと思っています。

審判としてこういう年代の選手の試合を担当させてもらうことがあります。
もしかしたらこの中から将来の日本代表がでるかもしれないという顔ぶれの試合を間近で見られるのはたいへんな幸せです。

柏レイソルU-18からハンブルガーSVに移籍した(最初はU-19ですが)伊藤達哉なんかは、彼が中学二年の三菱養和カップで審判をしたときに会っていますし(ブルーファイターズ時代ももちろん)、こういう選手たちと同じフィールドにまだ立たせて貰っているのは、審判員としてありがたいと感じています。

そのかわりフィジカルを整え、ルールを学び絶えず準備をしていますが^^;

選手時代はフィジカルの優位だけで、練習嫌いだった私からは信じられないトレーニングをしています(笑)

でも、こうした高いレベルの選手とやることが楽しいとも思っていません。
Tリーグの下位であっても真剣勝負をやっている場の審判は、本気で彼らと向かい合い、学生の審判とも話し合いチームを作るのも喜びです。

大学リーグの下部であっても、真剣な選手はいっぱいいますので、手を抜くなんてことは考えられないわけです。

この足が続く限り(彼らに置いて行かれない限り(笑))、彼らの真剣勝負の場を見届けていたいと思います。

台東区~柏レイソル経由ハンブルガーSV・伊藤達哉

伊藤達哉

台東区所属のブルーファイターズに所属していた伊藤達哉が、柏レイソルU-18からハンブルガーSVに移籍することになった。

J下部所属中から直接ドイツ一部とは素晴らしいことである。 最初はハンブルガーSVのU-19とのことであるが、ブンデスリーガでの活躍を見たいと思う。

ブルーファイターズの時はちらっとしか見たことがないのだが、彼が中学校二年の時、私が主審をつとめた養和カップで怪我をしていながら柏レイソルU-15で10番をつけて頑張っていたのを覚えている。

これが私の記念の一つになりそうな審判になるかもしれない~なんて思っているのだが、さらにすごいのは友人の息子であるということ。

昨夜もLINEで少しだけやりとりしたが、オヤジからうれしさが伝わってきた。
これからはさらに厳しいフィールドにでるわけだが、負けずに戦っておいで!
台東区の君の仲間、君に関わった全ての人達が応援しているから。

精一杯、悔いのないプロ選手として活躍を願う。

怪我するなよ!
たまには実家に連絡しろよ!
オヤジと喧嘩するなよ!(笑)

いつも応援している一ファンとして。