カテゴリー: 代表のつぶやき

NPO法人化に合わせた地域との結びつき強化とスポンサー探し・他

今日はスポンサー探しの一環と、高木を個人的にサポートしていただいている方に会ってきた。
いやぁ・・・普段それほど人に会うときに緊張しないのであるが、さすがに今日は緊張した。

人のスケールってぱっと見で全てわかるものじゃないんだけれど、今日会った方はほんの一瞬で間違いなくスケールの大きい人と思った。
この方が高木を応援してくれているというのは非常にありがたい。

高木はスポンサーにつながる何かを欲していったと思うのだが、私は最初から今日は私の面通しだと理解していたので、その部分で納得した話をいただいたと思っている。
地域に根を張った組織作りを、今まで準備していた分とあわせて膨らませていかなければならない。
「核を作りなさい。それからだな。」という言葉が全てである。

私が言った下町五区(葛飾、墨田、台東、江戸川、足立+北)に、私たちのネットワークを駆使して「おらが町のクラブ」に育てていかなければならないのであるが、当然ながら地元の協力をいただかなければそれは無理と言うものである。
まずは葛飾区という地盤を固め、それから少しずつ外へとふくらんでいければいいだろう。

NPO法人の申請は、再来週以降で発起人の会議を経て申請に踏み切ることにした。
10人の発起人と、今後提携するかもしれない平成20年度の葛飾区立小P連会長に内定している内田さんをオブザーバーとしてキックオフをする予定である。

私にとっては本業だけではないところで忙しくなってくるのだが、平成19年度の葛飾区立小P連副会長を降りる分の時間ができるため、NPO化に突き進んでいこうと考えている。
NPO化が遅れたのは、NPOというものがまだ社会的にそれほど認知されていないのが原因であるのと、小学校のPTA会長が子供で儲けようとしているという噂が流れたというのがあった。
噂はさほど気にはしていないし、理解していただいている方がいっぱいいらっしゃるので、その部分は解決をしたと思っているのであるが、NPOとはなんぞやという部分でご協力いただきたい方にご理解いただくための努力が足りないのか、ご賛同を得るまでにいたらなかったという経緯がある。

ある方からは「NPOってのは暴力団の資金源とかで使われているアレだろ」とさえ言われたのであるが、多くは理念を持って作られた団体が多いのであるからそれは違うものだと考えている。
確かに悪用するために作っている人もいるというのは事実であるが、そちらが圧倒的多数と言うわけでもないし、社会的な理念を持ってやってらっしゃる団体の方が多いのは当然であると考える。
そこに私たちの団体も入ろうと考えているのだ。

葛飾でスポンサーというのは簡単なことではないが、もの凄くハードルの高いものではないと思っている。
優良な中小企業や公的な役割を担う方々が多いので、いろいろとご紹介をいただいているのだ。
しかし先ほどの話ではないが、NPOというものが理解しがたいのか、私の話が足りないのかなかなか皆さんの腰が重たいのである。

少しでもご理解いただけるよう、とにかく私は精一杯活動を続けていこうと考えている。
「まずは核」です。

一流に教えてもらう・・・で?

自分達の否定と肯定を交えるかもしれません。

今mixiの指導者コミュニティで「本物を与える」「一流に育てる」といった書き込みをした人がいました。
私個人として・・・というよりNSPクラブ代表としての意見としては、本物を与えるのは私達の役割ですが、それは全てが元Jリーガーだったり、一流のトレーナーなりを与えて満足するのは当クラブの方針ではありません。

理由として・・・
1.サッカーはプロ選手だけではないこと
2.NSPクラブはサッカーの裾野を広げることを目的としている
3.楽しいサッカーを提供する

ということだからです。

現在も、そしてこれからもNSPクラブは高木成太という本物が直接、間接を問わずコーチをしますし、代表である私も本物の指導や審判を育てるため、まず自己研鑽をしております。
ですからNSPクラブは「本物を与える」クラブであると宣言させていただきます。

でもそれはどこのクラブでも本物を与えようと、例えばお父さんコーチであっても自分のできる範囲で精一杯本物たろうとしている方もいらっしゃいますし、当クラブだけの話ではありません。
ただしそのコーチングであったり、トレーニングであったりはそれぞれ差がありますので、「一流アスリートに与える」だけのものというわけにはいきませんし、それが全てだとも思っていません。

そしてNSPクラブ・・・こちらは指導責任者である高木の意見ですが、「サッカーをやるのはプロばかりじゃない。プロにならなかった子供たちだって大人になって楽しむことのできるサッカーがある。それを今教えておくことは必要でしょ。」というものである。
ゴールデンエイジといわれる9?12歳くらいは、大変吸収力の高い世代であり、ここでサッカーの基本的な体の使い方を覚えさせてしまえば、後は本人の努力次第ということでその後が変わってくるわけです。

中村俊輔選手をみればわかりますが、彼は横浜Fマリノスジュニアユースからユースに進むことができませんでした。
しかしその後の成長により高校卒業後に横浜Fマリノスでデビューし現在の彼があるわけです。
しかし彼もきっとゴールデンエイジまでに習得しなかったら今日の彼はなかったのではないかと考えられるわけです。

私だって43にもなってサッカーをそれなりにやることができているのは、その時代に遠藤先生というコーチに出会ったからであり、ゴールデンエイジなんていわれる前に基本をみっちりとやらされたからだと考えています。
その後先生と一緒に活動したのは二十歳のときの札幌市立八軒北小学校のコーチとしてお誘いを受けた時でしたが、遠藤先生の教えることというのは当時すでに身についていました。
遠藤先生は札幌のサッカー界では有名な先生だったのですが、私は小学校時代の「選抜の監督」でしかありませんでした。
それが現在も私自身サッカーを楽しむことができている力となっているわけで、その体験があるからこそ教える側が本物にならないといけないと考えているわけです。

そうした難しいことが裏にはあるのですが、子供たちにはサッカーのすばらしさ、楽しさがあることをまず教えなければなりません。
そうしないと「練習ばかりでつまらない」となりがちで、サッカーを嫌い・・・だけではなく、スポーツが嫌いとなってしまいかねないのです。
ですから楽しんでサッカーをできる環境というのを考えなければなりません。

毎週メニューをある程度考えていくのですが、集中力が切れたときなどは当然予定が狂うわけで、その場で次のものに変えられるかというのも重要になってきます。

サッカーの裾野を広げるためにそうした地道な活動が必要なわけで、しかし決して自己満足になることなく「教える」ということをしていかなければなりません。
勝利至上主義になりませんと保護者の方に説明を致しましたが、それらが全て含まれた上ということです。
勝つことがモチベーションになるのも事実ですが、目の前の勝利をもぎ取るためだけに一部の選手だけしか出場できないですとか、ファウルをよしとしてしまうような環境にはするつもりはありません。
勝利は練習や努力の結果であり、相手との力の差というのもあります。
ただ勝つのを目標にしてしまうと、サッカーの楽しさとは相容れない部分がでてきます。

話を戻しますが、一流だけを与えれば一流ができるわけではありません。
サッカーの能力が高い子供を選抜して一流のコーチングや環境を与えるのはJリーグの下部チームだけで十分だと思いますし、それでさえ町のクラブチームに彗星のごとく現れる素晴らしい選手に食われる時だってあるのです。
NSPクラブはそういう子供が出てきたら「ラッキーだね」程度と捉え、クラブチームの子供、スクールの子供にサッカーの楽しさ、素晴らしさ、そして本物のコーチングを与えるために努力してまいります。

そして今度は審判研修へ

S2級を目指すために必要なのは、東京都社会人チャンピオンシップの割り当てがあることです。
それがまず通過点でしかありません。

その大会は研修もかねており、私の場合は一日に二度審判としてゲームに入ることでした。
11日の同大会で、第四審判員とアシスタント2の位置でジャッジと運営に参加することになり、これがスタートと思うと緊張しているというのが本音です。

場所は駒沢補助球技場なのですが、A2の位置ですと真後ろがちょうど客席になり、T-15と高円宮で入った時には保護者がうるさいくらいでした。
今度の社会人は彼女とかが来ているのか?などと思ったりもしています。

NSPクラブとしては現在S3級が5名おり、今後若い世代にはSRを目指すくらいの手伝いをしていこうと考えています。
先日私が受けた指導者講習もそうですが、同時にサッカーを知る、クラブを運営するという意味では審判も同様に重要なものになります。
現役の選手では「審判なんかやりたくない」「罰ゲーム」と思っている人もいるようですが、彼らも審判がいなくてはゲームもできないことは気がついているはずです。
そりゃ私も審判よりゲームにと思いますが、これはアマチュアでは相互に行うのが基本で、自分だけがゲームに集中するということは許されないものです。

その中に審判として上を目指したいという人が出てくればラッキーだなと思うくらいですが、しかしNSPクラブとしてはそういう世代を育てて生きたいと考えています。
(当然現役選手などのC級指導者講習会受講と補助も考えています)

指導者と審判と選手・・・これら全部を育てるのは大変かもしれませんが、指導者は高木、審判は工藤、選手は二人とそれ以外という感じで当面は進めてまいります。

それからNSPクラブのホームページにもニュースとして挙げましたが、工藤が平成20年度台東区サッカー連盟審判部委員となりました。
これは日ごろお世話になっている台東区(NSP SIMBAが参戦中)からお誘いをいただき、今後も同区のサッカー振興のため期待をされてのことだと考えております。

NSPクラブとしては下町五区+1(葛飾、墨田、台東、江戸川、足立+北)をカバーするべく動いているので、非常にありがたい話だと考えております。
今後も高木、工藤だけではなく、NSPクラブとして地域振興、地域サッカーのため努力していきます。

応援よろしくお願いいたします。