土曜日の練習試合の際、一人の選手が右手骨折という大怪我を負いました。
受け身の姿勢が悪かったため、尺骨も橈骨も折れてしまい、救急車で運ばれ手術となりました。
痛くて泣きじゃくる姿に心を痛めながらも、救急車を呼び搬送していただきました。
責任とはこのことではありません。
もちろん選手の安全であったり、怪我をした際の迅速な対応は当たり前のことですが、私の責任とはその後に彼の病院でのことに感じたのです。
保護者の方から連絡が入りました。
尺骨も橈骨も折れていること、現在はボルトを入れて伸ばして、その後プレートを入れる手術をすること、そして処置の前にユニフォームを切り裂かれたとき、何よりもわめくほど泣いたということ・・・
彼はNSP CLUBのユニフォームが処置のため切り裂かれることを嫌がり、大泣きしたということでした。
ここまでクラブのユニフォームを大切にしてくれる選手がいるという事実に、本当に大きな責任を感じています。
彼はスクール時代の長男の時代、まだ幼稚園の時にグラウンドに来ていた選手で、それからの付き合いですから5年以上のつきあいというわけです。
私たちにとっても長い付き合いとなった彼ですが、そこまでクラブのことを思っているのか(本当に彼は練習も試合の時もチームのことを考えてくれているのはわかっていましたが)と思ったときに、泣けてきそうになるほどその想いを感じ、大きな使命というか責任を感じたのです。
一人でもそう思う選手がいる限り、精一杯私たちスタッフはそれに応えるだけのコーチングを行わなければならないと、改めて誓いをした次第です。