2007年6月にNSP 高木成太サッカースクールとしてはじめたNSP サッカースクールも3年を過ぎました。
今、またチャレンジしているのはNPO法人化ですが、現場では子供たちとサッカーボールを追いかけています。
はじめた当時は5名程度でスタートをし、自由参加でした(1回ごとの会計)ので下手をすると水曜スクールには誰もこないなんていう日もありました。
連絡を取ることができない時もあり、とにかく現場に行って「来るかもしれないから」と高木と二人で二時間まるまるグラウンド整備だけをしていた日もあったのです。
ところが今日、スクールの現場では木根川橋球技場は子供たちでいっぱいでした。
もちろんそれはスクール生の保護者の皆さんが口コミで広めてくれた結果ですが、本当に本当に心からありがたいと感じました。
スクールが終わってから、高木がぼそっと「今日子供でいっぱいだったね。もっと頑張らないとね」と言ったのは、二人しか知らないあのグラウンド整備だけの日々ではなく、グラウンドに行けば元気な子供たちが必ずいるという喜びからくるものだと思います。
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私たちはスクールとして、ジュニアユースとして成長をしていこうと考えています。
スクールの子供たちは昨年度までで延べ18名程度でしたが、各区のトレセン、ブロックトレセンに参加した子供が8名もいることがわかっています。
NSPサッカースクールだからということではなく、それぞれの生徒が目標を持ってやってきたからこそNSPサッカースクールに来てもらったのだと思っていますし、自分たちのクラブだけではなく個人的なスキルも伸ばしたいという想いが、サッカーの上達につながったのだと思っています。
そうした結果を聞くにつけ、おめでとうと思いますし、あの子なら合格して当然だよなと顔が思い浮かびます。
もちろん合格しなかったにしても、一生懸命に頑張ってチャレンジした子もいるのですが、その後のサッカーを頑張っているのを見ると、トレセン活動だけがサッカーではないとあらためて思います。
もちろん上を目指す子供もスクールでやってほしいと思っていますが、そうではなく普通にサッカーがうまくなりたいというお子さんにこそ当スクールで頑張って欲しいと考えています。
高木はJリーガーとしてやっていましたが、口癖のように「サッカーはプロだけじゃない」といいます。
プロになれないからといってサッカー人生が終わるわけではなく、サッカーを一生の楽しみとして続けるのもまたサッカー人生だと思うわけです。
そうした心も一緒にNSPサッカースクールでは伝えていくことができればと考えています。