先日、社会人の試合を担当させていただいたのですが、副審の一人が見慣れないスプレー缶を出して「よろしければ使って下さい」と言ったのです。
サッカーのレフェリーであればピンとくる、あの「バニシングスプレー」でした。
直接ゴールが狙える距離からのフリーキックで、セレモニーの必要があるときのみの利用になるのですが、初めて使ってみた感想としては「これは使える!」というものでした。
それがタイトルの「一本の線」というわけです。
上の写真のように線を引いていくのですが、一つ目はボールの位置が特定されること、そして次に9.15mの距離に線を引くわけですが、この一本の線を守備側競技者は越えることができなくなってしまいます。
たった一本の白い線なのですが、見事なまでに壁として役に立つのです。
いちいちフリーキックごとに行く必要がないわけで、セレモニーが必要なフリーキックの場合に、この一本の線をめんどうに思う主審はどうかしているんじゃないか?と思えるほどに有用に感じました。
バニシングスプレーでは問題が発生しましたが、解禁されたそうなのでそろそろ出回ってくるようです。