ユニフォームが破れるとは…

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昨日のアウェーのシンガポール戦で、清武選手のユニフォームが裂けるという事件があった。

10年ほど前にノンスリーブのユニフォームで、裂けるものがあったが今回のユニフォームに「わざと」裂ける仕様になっていたのか知りたい。

昨夜のワールドカップ予選でハリルホジッチ監督は自画自賛していたようだが、残念ながらシンガポール相手に3-0という結果は当たり前で、むしろ決定期に対してゴールが少なかったことの方が反省点になるとさえ感じる。

唯一、シンガポールのゴールキーパーであるイズワン選手は反応がすばらしく、シンガポールDFじゃなければもっと活躍できると思うわけで、彼がゴールマウスを守っていなければ余裕であと3点は取れたであろう。

しかし、それを差し引いても昨日の結果は情けない。

日本代表としての収穫は、香川と岡崎という主力がベンチにいても勝つことができたこと、ヤットの代わりとなるかというボランチがようやく候補として現れたかということだろう。

17日にはカンボジア戦であるが、ハリルホジッチ監督に望むのは、ゴールキーパーを含む主力を外した状態で、余裕の勝利をおさめること。

代表選手の固定は避けて欲しいし、底上げにつながらない。

その意味で昨日の金崎の活躍は評価することができる。

日本代表に期待をするからこそ、厳しい見方ではあるが、今の日本のアジアでの立ち位置はそれであると信じるからこそ辛辣なのである。

全国高校サッカー選手権東京予選

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とうとう今度の土曜日、11月14日は全国高校サッカー選手権東京予選決勝となりました。

堀越 vs 駒澤大学高校
國學院久我山 vs 帝京

この二試合が代表決定戦です。

堀越は夏の全国総体ベスト4の関東一を下してノっている状態、対する駒澤大学高校は順当に勝ち上がった感じです。

堀越の山は関東一と東京実業が準決勝で当たるという予想だったのですが、堀越は関東一を、多摩大目黒が東京実業を下して準決勝に進んできました。
準決勝は堀越の3-0と圧勝で、まさしく今は勢いにノっている状態です。

駒澤大学高校は本当に順調に勝ち上がってきた感があり、全国出場を見据えていたに違いありませんから、落ち着いて決勝に臨んでくるのではないかと思われます。

別ブロックは順当な國學院久我山と古豪復活をかける帝京の戦いで、こちらも注目に値します。

國學院久我山は王者の風格と行って言いのか、大量得点はなくとも堅い守りで確実に全国を狙っているイメージです。
4-3-3にそれぞれ二年生を配し、バランスよく攻め、守る堅いチームに仕上げています。
李監督勇退後、ジェファを指揮していた清水さんが監督となるも、美しく勝つサッカーは継承されているように感じます。

帝京はどうしても個人としてあのユニフォームにあこがれていましたので、どうしても違う目で見がちですが、審判仲間からの評は良いようですし、数年前の落ちぶれたな…と関係者が言っていたチームとはどうも違うようです。
実は提供のみ今年のチームを見ていないので評価することは出来ないのです。

國學院久我山には一緒にサッカーをやって、ジェファから進んだ澁谷雅也君がいます。

努力家で真面目…過ぎるくらいの彼は、まだ二年生ながら10番を背負って戦っています。

清水監督の秘蔵っ子として、一年生からFWの一角を任されていましたが、今年は本人も結果を求められる年です。

決勝は当時のスクールコーチ二人ともがスタンドで観戦予定です。

大きく羽ばたく雅也を見たいと願っています。

Jリーグと欧州トップリーグを比較するのは間違い

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よくJリーグが英国プレミアリーグやブンデスリーガ、リーガエスパニョールに比較してつまらないと言う人がいる。

そんなのは、プレーの質を考えれば当たり前のことである。

日本のJリーグにいるのは、日本代表経験者が50名くらいと韓国、朝鮮代表、あとは少しばかりの欧州中位クラスの代表しか存在しない。

日本代表のトップクラスでさえ欧州トップリーグに所属している。

つまり、実力差は明らかだということ。

そこと比べること事態が馬鹿げているのである。

そのくせ、飲んだら日本代表を応援しているだの、これこらの代表はこうしなきゃならないだの言っているというのに、「Jはレベルが低いから見に行く価値がない」とか言う。

こう言う人たちにいつも思うのは、本当に日本代表を応援するのであれば、まずは国内リーグの底上げをしろと日本サッカー協会に訴えるべきだし、Jリーグのため試合会場に足を運ぶべきだと思う。

それだけ目が肥えているというのなら、日本代表に足りないものを明確に、選手やフロントにとどけてみたら?とも思う。

多分、Jリーグは世界的に見て戦力差が極めて少ないリーグであり、代表の戦力から考えれば、ACLで勝てないのは突出したチームがないからというのと、大金で弱体化したとはいえブラジル代表クラスを呼ぶことをしている、各国の金満チームに叶わないというのが実態だろう。

では、強化の手段としては何があるかと言えば、私はアフリカや南米の代表クラスを呼ぶことと、代表クラスになる前の選手を青田買いし、欧州に売りつけることをするべきだと思う。

その良い例がパトリック・エムボマだったりフッキ(ウルクまたはハルク)であった。

エムボマは欧州などで引退間近の選手などを呼んでいたJリーグでは、異色の選手であったし、その後の活躍も素晴らしかった。

なのに、なぜかJリーグはアフリカに目を向けようとしない。

同じく、東南アジアの代表トップクラスをなぜ呼ばないのか不思議である。

海外にコンテンツを売ることを真剣に考えるのであれば、経済成長著しい東南アジアに目を向け、トップクラスの選手を入れ、若手をレンタルに出すなどの商売をするべき。

アルビレックスはシンガポールにチームを持っているし、コンサドーレはベトナム代表を過去に招いたし、今はホウガン・ユナイテッド年代代表である内山をレンタルでだしている。

こういう動きを加速するべきだと思っている。

あとはアジア枠の拡張をするべきだし、J3に至ってはU-22限定で他国のチームを呼んだっていいはずだ。

それにより国内で他国の選手発掘にもなるし、日本選手の底上げにも結果的につながると感じる。

一時期、日本版のプレミアリーグという構想も出たが、マーケティングが疎かな現在では全く無意味だと感じる。

まずは国内リーグの底上げを目指し、日本人選手を鍛えなければ、日本代表に未来はなくなる。