C級指導者リフレッシュ研修会に参加してきました

2/13にC級指導者リフレッシュ研修会に参加してきました。

講義のあとアミノバイタルフィールドで夕方までボールを蹴っていたのですが、まあこれが老体にはきつい(笑)

7分間を14セット(うち最低10セットは動いています)とはいえ、かなりの厳しさに若手もしんどくなっていました^^;

ゲームとは違って絶えず動いていなければならないので、練習のきつさというのを思い知らされました^^;;;;;

それにしても大人の方相手に、U-15向けの指導実践をするのは、なかなか厳しいですね。
まあ、私は1種のこともやっているので、そこは永遠の悩みなんですがね・・・

それにしても、よい出会いがありました。

元Jリーガーで現在は町クラブを起ち上げて指導されている方、地元に戻って指導されている方、今は指導していないんだけれども、これから先の指導することを考えている若手など、いろいろな人と出会うことができました。

また審判関係者で見知った顔もちらほらとあったのですが、新たな出会いとしてはS1級審判員のAさんでしょうか。

指導実践で同じグループでしたから、ずっと話をしたりしていましたが、さすがJユース出身者で学芸大というのはサッカーを知っているなあと感じましたし、それを伝えることを得意としている人でしたから、若いながらも感心してしまいました。

アクティブの仲間の同級生だということもわかり、今後のお付き合いが楽しみです。

アセッサーの先輩方もいらっしゃって、同じく汗を流されていましたが、若手に飛ばされた時にはあせってしまいましたが、楽しそうに選手役をされていたのでほっとしました。

そして最後にS1級審判員の別のAくんもいました。
彼とはもう9年くらいのつきあいでしょうか。
割り当てを教えてもらった場合に、もし私からそれがわかってしまうといけないので、聞かないようにしていますが、一度は見に行こうと思っているので、そのうちスタジアムで彼のレフェリー姿を見たいと思っています。

サッカーは私にいろいろなものを与えてくれています。

だからこそ今度は次の世代にその楽しさを伝えることができればと感じています。

大きなことは言えないですが、小さな世界ですが懸命に努力を続けようと思います。

お父さんコーチへのエール

お父さんコーチには頭がさがります。

私は男の子がおらず、子供たちはサッカーをしなかったので、コーチとして自分の子供がいるところをタッチすることはありませんでした。

その代わりと言ってはなんですが、少年カテゴリだけではなく、社会人や中学、高校年代の監督やコーチを経験させていただけるチャンスをいただき、今も審判とプレーヤーをやりながらもコーチをする環境をいただいています。

練習のために家庭も仕事も放りだしてやっている人もいますし(もちろん家庭が理解してもらっているからできるのです)、平日練習や土日にきっちり休むために練習のない日に鬼のような残業をこなし、平日の会議が長引けばいらいらして「練習が始まってしまう」なんてプレッシャーをもってやっておられることでしょう。

そこまで人生に打ち込むことができることとは素晴らしいことだと思っています。

だからこそ、真剣に自分がどうあるべきなのかを考えてほしいと思うのです。

お父さんコーチの多くは「無償ボランティア」です。
基本「有償」でしか動くことのない私には、本当にすごいことだと思っています。

しかし、その無償と有償の違いは大きなものがあるのですが、それがどうこうとは言いません。

お父さんコーチは、小学校などであれば子供がお世話になっている間、コーチをするという方が大半です。
運営のために打合せ(飲み会もしょっちゅうですが(笑))をし、審判をやり、奥さんから家事をしないと文句を言われ、それでも子供がいるからとグラウンドに足を運んでコーチとして立っています。

そういう方が多くいるのはよくわかりますし、本当に頑張っているのだなと思います。

ところがそういうお父さんコーチの多くに「息子のいる学年しか興味がない」「強くなる意味が分からない」「サッカー経験がないから審判なんかできっこない」ということを発言する人がいます。

クラブとしてどうするのかという違いはあると思います。

無償ボランティアとしての限界で、クラブの指導はここまでしかできないというのは理解します。
だからスーパー小学生はより強いクラブに移籍したりします。
ですがそんなことがあっても町クラブはそういう無償ボランティアの方に支えられて動いているのが事実です。
そのため、クラブとしてできる範囲があるのはその通りだと思いますし、その中でクラブをどういう方向に持っていくのかというのは、それぞれのクラブの中に共通のものを持っていると感じています。

私がお世話になっている台東区でもブルーファイターズというクラブチームがあります。

ボランティアに支えられておりますが、東京都のTリーグでは1ブロックでも上位を獲得しており、東京都U-12も狙えるような位置にいます。

このチーム出身で、昨年ニュースにもなったのは柏レイソルユースからハンブルガーSVに移籍をした伊藤達哉くん、東京ヴェルディユースからトップへの昇格が決まった郡大夢くんがいます。

彼らを快く送り出したコーチたちを知っていますが、今も彼らが帰ってきたときに優しく迎え入れてくれています。

私はそういう立場にいないため、移籍をした選手への興味は半減以下となってしまいますが、ブルーファイターズのお父さんコーチたちはプリンスリーグでの活躍に目を細め、その活躍を応援しています。

こういうところでも、お父さんコーチの懐の深さは素晴らしいものだと思っています。

こういう人たちも多くいるのは知っていますし、私は彼らをリスペクトしています。

しかしながら、決してそういう人ばかりではないというのもまた事実です。

先ほども書きましたが、自分の息子の学年しか興味がなかったり、なぜサッカーをやるのかという意義を見出さず、ただこなしているというのは本当に子供たちにとっていいのか?という疑問がわいてくるのです。

実例ですが、お父さんコーチの息子の学年を監督していて、彼は息子をずっと試合に出し続けるということがあったそうです(その逆もあるようですが・・・)。
それが突出したプレーヤーであったとしても、同じ学年の保護者からは文句が出たり、快く思われていなかったり、陰口をたたかれるということが往々にしてあるようです。
さらにその監督は息子の卒業とともにコーチもやめてしまい、今では全く協力をしないので余計に陰口をたたかれているという人を実際に知っています。
(言っておきますが、ブルーファイターズじゃないからブルファイのコーチは気にしないでよ!(苦笑))

私のように二十歳からコーチをやっていて、当然ながら息子もいない中で監督をしていても、保護者とはすごく無責任なもので自分の子供にしか興味がない人というのをたくさん見てきました。
起用法に文句を言ってくる人もいましたし、出場時間が他の子よりも1分少ないなんてクレームを受けたこともあります。

私がコーチをする時のスタンスは、基本的に全員を出したいと思っていながら、しかし「この試合に勝てばカテゴリが変わる」というような試合には選手起用が偏ることがあるというものです。

プロフェッショナルなコーチではないため、その戦績でボーナスが出るとか報酬が変わるとかはありませんが、選手たちにもう一つ上の景色を見せたいというのは絶えず思っていますから、そういう起用法になるのはやむを得ないと私は考えています。

それが私自身もすべてではないと思っていますし、チームの底上げこそがそのクラブにとって良いものになるのであれば、絶えず平均的に起用するなどでもいいと考えています。

ですから、それぞれのコーチ(お父さんコーチだけではなくて)は本気で悩んでいるはずです。

少しお父さんコーチからはずれてしまいました。

とまあ、特に小学生チームではこういう環境や議論の中でお父さんコーチが多く活躍されています。

その中から素晴らしいプレーヤーが生まれてきているのは事実で、そこから別のクラブを経由して台東の二名のような選手もでてきたりします。

これが事実でありすべてだと思っています。

だからこそ審判のところでも述べましたが、グラスルーツこそ大事だと思っているのです。

たまに「D級指導者を取る意味が分からない」とかいう人の意見を聞くこともありますが、私はC級を受験した際に「人の教え」なり「JFAの指導要領」を考える機会に接し、何をしたらいいのかというのを整理することができました。

ですからコーチとして30年以上サッカーと接している中で、まだまだ学ぶべきものはありますし、時代によって変わっていくものも多くあるために、常に学ぶ姿勢というのが必要になります。

もちろん仕事や家庭で忙しくて、それらを犠牲にしてグラウンドに立っているお父さんコーチにも、そういう学びをするべきだと思っているのです。

審判は競技規則にかかれているものを施行するためにいるので、その範囲というのが明確に決まっています。

しかし、指導というのは指針はあったとしても、明確に何をすればいいのかというのはどこにも書かれていません。

共通だと思うのは選手を楽しませることだということだけだと思っています。

巧くするなんてのは、その先におまけのようについていることなのですが、そこに持っていくためにどうするのか、巧くなったら今度はその先をどうするのか、ずっと考えることがあります。

もう一度最初に戻りますが、本当にお父さんコーチたちには頭がさがります。

だからこそ、自分が真剣にどう取り組んでいるのかを考えていただきたいと願っています。

努力をなさっているお父さんコーチをリスペクトするからこそ、敢えて文章にしてみました。

もし、問題があるような点がありましたら、コメントやメッセージでいただけると幸いです。

私が審判をやっている理由

私は現在、東京都サッカー協会のS3アクティブレフェリーをさせていただいています。

しかし、そこに至るにはさまざまなことがあったからで、結果として私はこの道に来たことが一つの正解なんだなと思っています。

そもそも審判を「しなくてはならなくなった」のは、二十歳の時に初めてコーチをさせていただいた時に、審判がいないからやらざるを得なかったというわけです。

当時は地域リーグで選手として世話になっていたのですが、チームでは審判がいらないため安心していたら、指導の方で必要だったというオチのようなものでした。

しかし、私は選手たちのことを考え…というきれいごとは置いといて、自分が選手としてフィールドに立っているときに、走りもしない、ジャッジもまともにできない主審では、私が納得しないな~と思ったからこそ、自分が審判となったときには必死で走り、拙くとも真剣に審判をやったことがスタートでした。

おかげで、少年サッカー大会の札幌市の笛を吹かせてもらったりしたわけですが、実は楽しんでやっていませんでした(笑)

その後12年ほどプレーヤーとしてそこそこのレベルでさせていただいていました。

そして転機となったのは長女誕生でした。

それまでサッカーをプレーヤーとして真剣に取り組んできたのを、少し和らげようと都リーグ三部のチームに入団して、平日練習や毎週の練習試合というものから離れたのです。

ところが都リーグでは、選手が審判をやらざるを得ない状態のため、すぐに審判をとり、主審になるにはS3が必要だということで、半年後に取得したのです。

思えばこのとき、審判委員会の人から上を目指さないか?と声をかけていただいていたのですが、やっていたらどうなっていたでしょう^^;

とまあ、架空の話はなしで…

それから自分達でチームを作り、運営するには審判資格が必要でした。

ずっとコーチもさせていただいていたのですが、そちらは審判をせずに来ていたので、審判の重要性をないがしろにしていたのかもしれません。

そこにまた転機が訪れます。

ある試合であまりにもひどいレフェリーに出会ったのです。

センターサークル審判法とでもいいましょうか、どうやったって見えないペナルティーエリア内のファウルまでセンターサークルから吹くのです。

そして最悪の事態が起こります。

ゴールキーパーをしていた(ゴールキーパーが一人でしたので、休むと経験のある私になるわけです)私が相手競技者に、ジャンプをしてキャッチする際、故意でかつ過剰に飛ばされて骨折をしたのです。

当然ながら退場となるプレーに対して、主審は歩いてやってきた上、注意だけでとどめるということをしたのです。
この時に痛いほど自分がサッカーをやっている環境を意識させられ、今でいうグラスルーツまで、審判のレベルを上げなければと感じた瞬間でした。

そこから自分の審判のレベルを上げるための努力をスタートさせ、東京都にアクティブレフェリー制度があることを知り登録しました。

その後、葛飾区連盟の当時の審判部長に良くしていただきながらも、残念ながら少年部からスポイルされました。

しかし、台東区連盟に社会人チームが参戦していた関係で、葛飾でいらないならうちがもらう!と台東区の理事長からお声かけいただき、いまは副部長という立場で関係させていただいています。

今でも審判だけをやりたいか?と問われれば「否」と答えるでしょう(笑)

私はサッカーに関わっていたいわけで、その中での審判の比重が大きくなっただけです。

そして、その活動を通して思ったのは、レフェリーとして上を目指す若者をグラスルーツからサポートしていきたいことと、グラスルーツだからこそきちんとしておきたいことを考え、台東区連盟から推薦をいただきレフェリーインストラクターを目指すことにしました。

これらは全てサッカーのためだと思っています。

プレーすることも、コーチすることもやめることはありませんが、多分他の方と違うのは審判にそれなりに力を入れている部分が多いということなのだと思っています。

たぶん他の方からみると相当審判に力を入れているように見えるかもしれませんが、私にとってはサッカーの一部で力を入れている部分ということなのです。

それもこれも全て、サッカーを楽しむためというのは言うまでもありません。