幼稚園の頃から知っている子・・・いや若者が、JFLのプレーヤーになることが決まった。
夢のJリーガーを目指して、もう少し頑張らなければならないのだろう。
小学校時代は我が長女の同級生であり、運動神経が抜群でかつたいへん真面目で、努力家で気持ちのいい奴だった。
関東社会人リーグで、湧紀は選手として、私は審判として江戸川陸上のピッチに立ったことは忘れていない。
あれほど幸せなこともそうそうないだろう。
あとはTリーグと入れ替え戦だったかな?
来年から武蔵野シティの試合を見に行かなくては。
幼稚園の頃から知っている子・・・いや若者が、JFLのプレーヤーになることが決まった。
夢のJリーガーを目指して、もう少し頑張らなければならないのだろう。
小学校時代は我が長女の同級生であり、運動神経が抜群でかつたいへん真面目で、努力家で気持ちのいい奴だった。
関東社会人リーグで、湧紀は選手として、私は審判として江戸川陸上のピッチに立ったことは忘れていない。
あれほど幸せなこともそうそうないだろう。
あとはTリーグと入れ替え戦だったかな?
来年から武蔵野シティの試合を見に行かなくては。
大人になってから審判を始める多くの方々は、お子さんがサッカーを始めたからという理由でという方が多いと思います。
私はそうではないスタートなのですが、審判仲間の多くにはそういう方がいっぱいいらっしゃっていて、そういう方がU-12年代を支えているのだと感じています。
多くはお父さん審判とかけもちだったり、チームとして審判が必要だから止む無く4級審判員を取得して子供のために仕方がなく審判をしているというのが実情だと思います。
しかし、それはたいへん貴重な経験であり、子供たちの成長の一翼を担っているのです。
でしたらぜひ、もう少しだけやってみませんか?と思うのです。
◇
審判資格を取って真剣にはじめると最初の壁にぶちあたります。
それは「ジャッジする」ということになります。
走るのはまあ30代から40代前半ですから子供よりは走ることができるでしょうから、ジャッジ・・・つまり判断をゆだねられるということに慣れていないこと、競技規則をきっちり頭に入れていないことにより、ジャッジができないという方を見ます。
確かに倒された、足で蹴った、こういう場合は・・・と、笛は吹くけれども再開方法がわからない、果たしてこのタイミングで笛を吹いていいのかわからないというのが次々と起こり、そのまま流してしまってベンチからは「何やってるんだよ!」と言われたり・・・どんどんやる気をなくしていくことでしょう。
しかし、そこにめげずに競技規則を開いてみると、そこには「正しいこと」が書かれているのです。
こういう状況では何をしたらよいのか、どう対処するのか、ファウルであっても攻撃側が有利なら・・・などなど、実は競技規則の後ろの方にはそうした参考事例が多く載っているのです。
◇
あとは、他の・・・特に先輩審判のジャッジする姿を多く見ることが参考になると思います。
子供たちへの声かけ、ファウルへのきちんとした対応、違反をおこした競技者への注意、ファウルを受けた競技者との対話・・・などなど、いろいろなものを目撃することになると思います。
その一つでいいから、次の試合であなたが重点項目を設けてやってみることが審判としての次のステップとなります。
私は主にU-15以上の審判をしているため(主戦場はやっぱり一種[大学、社会人]、二種[高校年代]ですし)、実はグリーンカードなるものは数年前まで出したことがなかったのですが、地元のフェスティバルでU-12を担当させていただくことがあり、その際に小学校2年生の競技者にグリーンカードを出したことがあります。
初めての経験でしたがその照れた笑顔にその競技者の未来が少し明るさが増したのと、周囲の「よかったねぇ~誉められたよ」という自信になる言葉が彼を成長させる小さなきっかけになったと感じています。
こういうのも別の現場で見ていたからこそやらなければいけないと思った次第ですし、U-12年代特有の誉めて伸ばすという部分で必要なものであると思ったのです。
これは先ほど書いた他の審判を見て学んだものであり、いつかやってみよう(U-12の経験は少ないので次というよりはいつか)となった結果からの回答であり学びの中から得たものとなります。
◇
審判をやっていくに従い、正しいジャッジなどを求められていきます。
しかし、最初からすべてを求められるのはまた違うことだと思います。
そのためにU-12年代はそれぞれの年齢で区切られており、その年代ごとに審判のレベルを上げていくことができればいいのだと思います。
極端な話、お父さん審判が自分の子供が6年生になった時、「かっこいいお父さん審判」となることができれば大成功だと思うのです。
さらには上を目指したくなれば、お父さん審判から1級審判員になった人もいます。
そこまで最初から目指す必要はないかもしれませんが、お父さんとしてピッチに立つのですから、子供たちの成長のためにも競技規則を学び、他の人から学び、選手たちから学んで審判としての質を高めていっていただきたいと願います。
審判をやっている皆さんに問います。
『走る時のフォームを気にかけていますか?』
多くの方がフォームを気にされていないのではないかと思いますが、それは特に少年サッカーや地元の市区町村レベルで審判をなさっている方が特にそうではないかと思っています。
アクティブレフェリーの方々を見ても、私から見て多くの方がフォームを気にして走っているとは思えず、たぶん気にしていないのではないかと感じます。
◇
単純に言えば、陸上競技の短距離走と、サッカーの審判のフォームは異なります。
短距離走の場合は初期で一気にスピードを出すため、前方への視界を狭めた上に、左右の視界は考えずに走ります。
もちろん後期は余裕がでて体が起きてしまえば、左右視界も開けますし、前方視界も明るくなります。
サッカーの審判の場合は、前方視界を狭めることはおろか、左右の視界さえも狭めてはいけません。
端的に何を言いたいかというと、走るときの姿勢が異なるのです。
極端な例としては・・・

短距離走ではこのように前傾姿勢で走ります。
しかし、審判の場合にはこうやってしまうと視界が狭くなるため、以下のようなフォームを利用した方が見やすくなります。

良い素材がなかったので少し変ではありますが、先ほどの画像と見比べていただければわかりますが、体を起こして走るということになります。
当然ながらその人のトップスピードを出そうとすると、最初の画像のように前傾姿勢で走ることにより、体重が前にかかりますからスピードそのものは上がります。
しかし、先ほどから書いているようにそれでは頭が下を向いているために、視界が狭まるということになります。
視界が狭まるということは、競技者がなにをしているのか、ボールの位置は・・・など、本来審判が一番見ていなければならないものが見えなくなってしまう可能性があります。
◇
そのため、私は後者の走り方を特に極端にして、上半身を「腰に乗せる」イメージで走るようにしています。
サッカーをやったことがある人ならわかりますが、次のプレーを意識してボールをタッチしながらドリブルをしている時の走り方です。
極端なスピードは出さないけれども、実はこの走り方は疲れが少なくなります。
体重を腰に乗せることにより、重心が中央からずれていないため、足腰に余計な負担がかからないのです。
その上でスピードを上げる際には下半身をトップスピードを出すためのフォームにして、腰を伸ばすようなフォームで走るようにしています。
それによりより広い視界での判断ができるため、審判としての視界確保が可能になります。
体力がなくなってくると、実はこの腰に乗せる走り方ではスピードがでないため、どうしても前傾となってしまうことがよくあります。
そうならないためにも、腹筋と背筋を鍛えることで、走り方・・・フォームを自然な形に持っていくことにより、より楽に走ることが可能となります。
本当は台東区などでの審判研修会でやりたいのですが、なかなか人が集まらないのですよね・・・