U-20 ワールドカップを見ていて

日本も強くなったな・・・と感じたのですが、結果は残念ながらPK負けでした。
あの試合でPK3本、退場二人(藤田のは止むを得ませんが)とは審判に難があったとは考えていますが、どちらにしても負けは負けです。

強くなったなと感じたのは、ボールポゼッションが60%を超えていたことと、あのチェコが日本相手に引いたということです。
ヨーロッパのチームは日本相手に引くことなど今までしたことなどなかったでしょう。
所詮「アジアの国」でしかなく、ワールドカップではおちこぼれ大陸としか欧州や南米では思われていないでしょう。

しかしそのアジアの国相手に引くということをしたチェコの監督は、日本の若手が所謂「アジアの国」にはなかったものを見ていたのではないかと予想しているのです。
ようやく日本も普通の国と見られたのではないかと言うことで、日本サッカー界の方向は今のところは間違っていない部分もあると捉えられるのでしょう。

まあ得点力不足という意味では、やはり傑出したストライカーが生まれていないことが原因であるのは間違いないわけで、古くは釜本氏、十数年前では三浦知良のような本物のストライカーが生まれなければならないと感じるのです。

そういう意味ではU-20では森島に期待できるのですが、しかしカズのような「欲しいところで点を取ってくれる」という妙な安心感は感じられないわけで、今後の成長に期待をしたいところです。

さてスクールやクラブではそういうストライカーを養成したいと考えています。
プロ経験はありませんが、若い頃の私はトップでありストライカーであったと思っています。
今は「トップができる選手」でしかありませんが・・・(苦笑)

ストライカーにはある意味の傲慢さが必要ですし、キャラクターとして「何か」を持っていなければならないと思っています。
強い心、強い体(大きいと言うことではなく)、そして強烈なキャラクターを備えてこそストライカーとなるのだと考えています。

そういうキャラクターを見つけたとき、伸ばすことのできるようなそんな環境を作っていければと思います。

嬉しい反響

コメントに保護者の方々からスタッフが嬉しくなる書き込みがあったり、高木宛にメールをいただいたりします。

悩んでいたのだが大会でMVPを取ることができた、二戦三発のゴールを決めたなどお子さんの活躍が綴られており、私達みんなの喜びになっています。

しかし高木と私は以外にも冷静で、言葉をありがたく感じながらも「まだスクールとしての成果ではない」と見ています。
それは技術的にたった一ヶ月で何かできるというものではないと思うからで、もし何かが変わったのだとしたら、それは精神面の変化だったのではないかと感じるのです。

高木はスクールの中で必ず「魅せる」ということをします。
練習をきちんと重ね、楽しみながらじゃないとできないようなテクニックや、丁寧なコーチングを通して、子供たちに失敗を恐れない楽しいサッカーをすることを薦めています。

それがいい方向に現状は作用しているのではないかということで、まだ技術的に高木が高めたということではないと思い、今後はもっとスクールではテクニックや局面での打開方法などをコーチングしていこうと考えています。

もちろん精神面での助力ができたことは非常に嬉しいことです。
私(工藤)が高木をコーチにと考えたのも「元Jリーガーから習っているんだ」という、子供たちの興味や自信につながるものを提供したかったからです。
まず滑り出しでそういう保護者のご意見をいただけたことは、私達にとって非常にありがたく、また今後へのステップとなるものと感じています。

スクール生はまだまだ募集しております。
一回15名には余裕がありますので、ぜひご参加ください。
また入会は現状一週間で行うことのできるスクール人数の1.5倍以内とし、スクール参加を極力しやすい環境を目指します。

逆にこちらが悲鳴を上げるだけの人数となりそうなときは、元JリーガーやJリーグユース上がりのコーチを用意してまいります(既に数人には声をかけています)。
スクールとしては「高木成太サッカースクール」ということで変わりありませんが、子供たちにメリットを持たせられる「高木成太」が行うスクールを目指して行きます。
今後ともよろしくお願いいたします。

先輩からのありがたいお言葉

私、工藤がPTA会長をやっていること、元プロがコーチとしてサッカークラブとサッカースクールを行うことで色々と噂や障害があるだろうと予想をしてはいましたが、やはり乗り越えなければならない山がいくつかすでに発生しています。

しかし地元に誤解をされているかもしれないというある先輩の助言により、地区の大御所とお話をさせていただいたが、返事は実に明快なものをいただきました。
「工藤くんはきちんとした覚悟を持って臨んでいるし、公私は混同しない人だってわかっているし、NPOという役割は僕だってちゃんと勉強しているよ。頑張ってよぉ?。」というものだった。

地域の一部の人たちが誤解をしているのもご存知でしたし、それを噂として広まったところもあるだろうと言うこと、それら全てを冷静にお話していただきました。
こういう先輩の応援というのがやはりありがたいものだと感じています。

別の先輩からは「今までこの地域にそういう(プロが教えるような)ものがなかったから戦々恐々としているんじゃない?」という言葉をいただいた。
私達としては自分達だけが満足すればいいなどということは考えていないと言いかけたら、先ほどの先輩と同じく「君は自己満足だけじゃなくて公をしっているし、子供たちのためというのはここ数年を見ていてわかる。そして行動もするし早いよね。」と続けられた。

わかってくれる人がいるというのは、本当にありがたいことだと思っています。
正直なところ、サッカースクールへの出入り禁止というのは、悲しい事実だと感じています。
ですがそれはそのチームの方向ですから私たちが口を出すことではありません。
親御さんからの「どうしたらいいんでしょうか」という問い合わせをいただいているのですが、「お子さんのことを一番に考えてあげてください」としか私たちはいえません。

ただ一生懸命魅力あるスクール、クラブを作っていくのみです。
今晩は発起人総会ですが、子供たちの未来を、Jリーガーのセカンドキャリアを応援する人たちばかりです。
発起人全員、それだけを考えて進んで行きます。