監督と言う仕事

私は今のところNSP CLUBというトップチームの監督を予定しています。
先日の二戦敗退を目の当たりにして、実は私でいいのかという不安がよぎりましたが、試合後の数名の話の中で、うちには高木と言うサッカーをよく知っている者がいるので、彼から吸収しながら私の考えるNSP CLUBをみんなと作っていけばよいと切り替えることができました。
そういう頭に切り替えることができたのはこれもまた元プロであるandyの言葉なので、さすが彼らは違うな・・・と感心します。

年下の彼らですが、サッカーのトップキャリアははるか上ですので、勉強になることが多々あります。
本当は彼らと一緒にプレーをしたいというのはあるのですが、それは例えば10年前でしたらとにかく速い強いフォワードだったと認めてもらっていたのでできたかもしれませんが、残念ながら今はトップスピードだけで及び腰になっているプレーではとても選手として自分を認めるわけにはいきません。

そんな頭の中での切り替えをしている時に、東京都社会人サッカー連盟から「C級コーチ養成講習会 選考結果について(通知)」が届きました。
サッカー協会の金儲け主義的なものはあまり好きではないのですが、しかし指導者ライセンスはきちんと取っておかねばと考えているので、最近C級は倍率が高いと聞いてはいましたのがだめもとで申し込んでみたのです。

通知結果はだめだろうと思っていたので「19日の東京協会申込みに間に合うよな?」と頭の中にそんな言葉がよぎりながら封をあけたのです。

「選考結果について(通知)」
・・・・・げ・・・・・「通知」ならだめだったが・・・・・
と思ってみると

「1.受講料について・・・2.持参物・・・」
え?????

ということで受講がかなうことになりました。

予定表を見るとそりゃもう大変で、土日を四週にわたっておよそ9時から17, 18時までスケジュールがびっしりなのです。
審判としても今年S2級を受験する予定ですので、妻に話をした「これからの人生の1/4はサッカー」というのがまさに当てはまるようなものなのです。
C級指導員はスクールを運営していることもありますが、もう一つは社会人の監督として、もっと上を目指すことも考えて受講を決めました。
強くなる要素を秘めているクラブと考えているからこそ真剣にサッカーと向きあうことにきめました。

もちろん子供たちのためにもいいものを持って帰ってこられるように学んで行こうと思っています。

しかし・・・プレイングマネージャーではない監督というのは、かくも忙しいものなのかというのを実感しています。
選手だけのときはフォワードですから点を決めることしか考えなくて良かったのですが、監督となるとこれはもう「仕事」と言っていいでしょう。
相性だったり組み合わせだったり、チームとしての方向性だったりというのを考えながら、その選手のパフォーマンス、状態を考えながら解けないパズルを一生懸命にとりくんでいるようなものかもしれません。

よく30代前半からつい最近までプレイングマネージャーをやっていたなと、今更ながら思います。
まあ私も選手として「あきらめた」わけではないので、背の高い足の速い「若い」(笑)フォワードがくるまでは、パートタイムで自分もパズルの中に入ってみようと思っています。
公式戦はむりかな?(爆)
(ピッチ外で考えること、やることが多すぎです)

勉強になりました

本日はNSP CLUBの練習試合、第二戦、第三戦である。

結果はアドリアフットボールクラブさんと1-4、FC駒場Griffinさんと0-4とぼろ・・・ではないが完敗であった。
胸を借りることができたことに感謝したいことと、なによりそのフェアな試合姿勢をいただき、メンバー一同勉強になりました。
この場を借りてお礼申し上げます。

さて結果は結果として、まだ立ち上げ段階のチームであるが、いいところもあったし、同時にコミュニケーションが取れていないところ、一対一の甘さ、そしてなによりメンタル面というか精神面の準備で異なる部分を他二チームで確認できたのであるが、今日私が言いたかったことをまさしく実行してくれていたのが両チームであったのではないかと思う。

今日は約束事を決めず、ポジションと基本的な流れしか指示をしなかったのは、その中で喧嘩でも言い争いでもいいからコミュニケーションを取ってほしいからであって、別に私の中で監督としてやりたいサッカーがないわけではない。
もちろんこちらはオープンにされているスペースであるため戦術や戦略に対して出すことはないのであるが、何よりも試合に臨む精神的な準備というものをそれぞれに考えていただきたい。

むろん監督として若葉マークがついているわけであるが、こちらは高木と共に高いレベルのサッカーというのを勉強をして、選手にフィードバックしていくことを目標とする。
それが私の代表以外での役割だと考えている。

それにしても本当に勉強になった一日だし、ただの遊びのチームに毛が生えた程度のチームの監督とは全くやることや、考えることが違うと痛感をしている。
私も日々努力・・・である。

クラブに新規参加される方へのお願い

今年からNSPクラブとして本格的に動き出し、特にSIMBAはエントリークラスということでまずはそちらに来ていただいて考え方やプレースタイル、サッカーに対する姿勢、参加可能曜日を考えてGresta、そしてCELSUS F.C.に推薦してきました。

今までサッカーをやってきて、これだけ定着率が高いクラブというのは久しぶりなのではないかと考えています。

それはSIMBAに関しては毎週土曜日にグラウンドをとって最低二時間は練習試合をやってきたことが大きく、SIMBA代表をお願いした福島くんのおかげだと常々思っています。
彼にもう少し自分を抑えることができれば・・・とは思っていますが、前からしっている面々は彼の変化に気がついてはくれているようなので、もうちょっとだけ長い目で見ていこうかと考えています。

そしてNSP CLUBとして立ち上がり、ホームページでの募集をいたしました。
最初は練習や練習試合がないため、SIMBAでのチェックとなるわけなのですが、社会人として最低限のルールを守ることができない方がいらっしゃいます。

○日に参加すると確認し、こちらの電話番号もメールアドレスも教えているのですが、事後連絡であったり、理由もなく(理由が言えなければこちらは「ない」と判断します)欠席されるというのに納得がいきません。
こちらから「○日に必ず参加しろ」とやっているわけではなく、お互いにいつ練習または練習試合があるのだから、その日にしましょうといっているにも関わらず、事前に連絡も来ずに欠席することなどあるまじき行為だと思います。

それに対してクラブとしては「今後の参加を受け付けません」とするのですが、納得がいかない方が相応にいらっしゃいます。
メールも以後返ってこない方もいらっしゃいますが、同様に思っていることでしょう。

はっきりさせておきますが、どんなにサッカーに自信がある方であったとしても、当クラブ・・・少なくとも工藤が代表であるうちには、こういう人材を入れることは一切ありません。
たとえこれがJ1で活躍した大選手であろうと(現実的にありえませんが)、チームの規律を乱す恐れのある方には参加をしていただかない方針で参ります。

アマチュアでかつ趣味でやっているチームであるのは間違いありませんが、真剣にサッカーと向き合う方しか必要としていないのがNSP CLUBであり、これはエンジョイ系と言われるSIMBAでさえも実は例外ではありません。
そういう意味ではNSPクラブ全体が真剣にサッカーと取り組む人の集まるクラブなのだと考えています。
そうやって動いているクラブに和を乱す人は不要ですし、説明をする義務などありません。
クラブとして云々の前に社会人として欠格なのですから。

当クラブでは来年から少年サッカークラブの運営も始めます。
まだまだコーチになってもらう人に充分な環境は与えられないかもしれませんが、それでもやってもいいと言ってくれる人も若干いるわけですし、何より元Jリーガーで少年スクールのコーチとしても現役である高木成太とのミーティングがあるというのが魅力だと思っていただいている方も多いようです。
NSP CLUB Juniorというクラブチームは一種「高木成太ism」で進行するわけで、プレーに関して、サッカーに関しての考え方はプロのそれを見習ったものであると思っています。

そしてこのクラブには最も大きいものがありますが、それは礼儀であると考えています。
これは高木と私の共通理解なのですが、言葉遣いと礼儀はどんな場面においても必要であり、例えお金を払ってきていただいているスクールであったとしても、終わる時にはコーチに「ありがとうございました」挨拶をするのが普通だと考えています。
そういう意味ではモンスターペアレントで話題になった「給食費を払っているんだから『いただきます』をうちの子供に強要するな」というような方は、当クラブやスクールには向かない方だと考えています。

幸いなことに現在スクールにいらっしゃっていただいているお子さんの保護者を見ると、みなさん熱心ですし普通にご挨拶いただける方ばかりです。
社会に出ているとそういう基本的な部分ができていない人も見られるのですが、そういうことがない方ばかりが集まっている・・・というか、これだけ熱心だからこそうちのような小さなスクールをネットで探し、元プロが教えているのだからと着ていただけるのだと考えられます。
高木と私はそういう保護者の皆様だからこそご理解をいただいているのだと思っていますし、子供たちもきちんと挨拶ができるのですから本当にいい雰囲気ができあがっています。

そういう子供が社会人になり、プロでもアマチュアでもサッカーを続けていく中で、最低限のルールが守られるのは間違いないでしょうし、上に書いたような非常識な行動などは一切起こさないと思っています。
そして何より一緒にお子さん達とサッカーをやることによって、私達も貴重な経験を得ながらかつ彼らを育てることをさせていただいています。
プレー面は特に高木、メンタル面は特に私が担当していくでしょうし、クラブチームとなれば高木は巡回となりますので高木成太ismを背負ったコーチが、工藤の厳しさを持ったコーチがそれぞれ子供たちと一緒にサッカーをしていくと考えます。