浦和と鹿嶋の盛り上がり

コーチングや自分達のチームから少しはなれて、ただのサッカーファンとしてのエントリーです。

私の愛するコンサドーレ札幌はここ数年J2でなかなか勝ち上がることができず、ようやく今年J1復帰をいたしました。
そして前回一緒にJ2から昇格した浦和はといえば・・・今ではアジアで最も強いチームの一つであり、そして何よりあの熱狂の中で選手がサッカーをできる環境になっています。

個人的には旗を振り回したり、飛び跳ねたりという応援というのは好きではありませんが、浦和の応援というのは普通の人まで盛り上がっているため「すごいなぁ」と感じるのです。
とにかく赤・赤・赤という感じなのは尊敬に値しますし、何より地元が盛り上がっているというのは、選手にとっては一番心強いものだと思います。

そもそもJリーグが始まった頃、赤い集団といえば鹿嶋だったわけです。
赤というかエンジに近い色ですが、とにかく鹿嶋サッカースタジアムであれアウェイであれ、とにかく鹿嶋の応援団は熱かったのを覚えています。
まだコンサドーレがなかった頃、私にとっては特別なチームであったヴェルディとの試合で、あの赤い集団のすごさを見せ付けられたわけですが、いわゆるJリーグブームが去った今ではヴェルディの応援団は残念ながらわずかでしかなく、そして鹿嶋も昔ほどの盛り上がりがないというのが残念でなりません。

町全体が盛り上がっていた鹿嶋だったのですが・・・
まあもしかしたら町は熱さが落ち着いているだけで、応援する人たちは変わらないのかもしれませんが、浦和を見るとそういう記憶さえ吹っ飛んでしまうわけです。
しかし昨年Jリーグチャンピオンになったことで、鹿嶋もまた変わるかな?なんて期待をしています。

それにしても私はサポーターという言葉が未だに好きになれません。
私はサッカーファンであり、コーチであり、プレーヤーであります。
最も愛するチームはコンサドーレ札幌ではありますが、USさんのような応援をする気はありません。
ですが彼らは彼らですので、どうこういうつもりもありませんし、彼らも私に対してどうこういっていただきたくないと感じています。
しかし実際はmixiなどで「応援しない連中」などと言われたりしますし、逆にUSさん達を邪魔と考える人たちもいるわけです。

ゴール裏がいつからUSさん達の聖地になったのだ?という疑問はありますが、私は応援の仕方の違いで互いにつまらない思いをしたくはないため、スタンド側にいくようにしています。
ですが若い人で5000-7000円は払えないけれど、ゴール裏ならなんとか払えるという応援をする人にとっては、応援の仕方はすごい問題になるのは当たり前かもしれません。
コンサドーレの掲示板を見てみると、席取り(遅れてくる仲間の分の席を保持しておくこと)は非常識などと書いている人もいますし、少しでも来ている人をというのもわかるのですが、だからといってがちがちにルールを決める必要はないのでは?とも思います。
同じチームを応援していても、これだけの差があるわけですからあれこれと問題になるのも仕方がありませんが、互いに譲歩することは必要でしょう。

ですから浦和の応援はある意味すごいとは思うわけです。

ちなみに私としては一昨年、甲府での勝利の際、一緒に勝利を祝うことができないあの雰囲気を嫌い、それ以来スタジアムに足を運ぶのが億劫になりました。
前回のJ1時や、J2に転落した際はみんなで勝利を祝う雰囲気があったのですが、残念ながら今の応援を仕切る人たちは彼らだけで盛り上がる感じがあり、私のように静かなる応援をしている者にとっては、いやな思いをさせられたわけです。

応援の仕方はそれぞれなのですから、他の方からあれこれは言われたくありません。
ですが自主的に盛り上がった応援ができる雰囲気があるのでしたら、静かなる私でも「できることをする」ようになるとは思っています。
だからこそ昔の鹿嶋なり今の浦和というのを少しうらやましく思ったりします。

コンサドーレのJ1残留まであと勝ち点21が最低限必要だと考えています。
それだけの勝ち点を取るように、私は私の応援をしていきます。

スクール生の保護者の方の作品

07167630.jpg先日小学校を卒業したスクール生のお父さんが漫画を描かれた作品をいただいた。

日本サッカーの「組織的なプレーの理由」には前から私が思っていたことが描いてあったため、思わずのめりこんでみてしまった。

えらそうに講釈をたれるわけではないが、現状の日本の弱さは「個」の弱さであり、個が生かせないから組織というのだと思っている。

だからこそ海外武者修行をしてメンタル的にも身体的にも強くなって帰ってきてほしいと願っているのであるが、残念ながら多くの選手は海外レベルになって壁にぶちあたり、泣く泣く帰ってきているのが現状である。

海外で活躍できたというのはカズ、ヒデ、稲本、俊輔、中田くらいなものであろう。
そのレベルが日本の当たり前とならなければとてもではないが日本がワールドカップにおいて活躍できるようなレベルにはならないのではないかと思うのだ。

サッカーにおいてチームプレーが大事であると言うのはわかるのであるが、少年サッカーを見ていてもチームプレー(というか監督やコーチの言うがまま)に徹しないとゲームに出してもらえないだとか、個の突出したプレーを見ても自由にさせないなどというのはナンセンスでしかありえない。

足の速い選手に突破をさせなかったり、ドリブル突破が得意な人間を勝つことを優先して守備におき攻撃をさせないなんてのはその選手にとっては苦痛でしかないだろう。

自分はうまいなんて勘違いをするのは当然問題ではあるが、しかし他者から見ても素晴らしい素質を伸ばさないことには、当然ながらその子供の才能は開花していかないのは明白で、少年コーチとはそうした意味で最も難しいはずのものなのかもしれないと感じることもしばしばである。

そしてサッカー選手も間違いなく子供の時代があるのだから、その時代にどれだけのスキルをこなすことが必要なのか、こなしてきたのかでその後の成長も当然変わってくるであろう。

そんなことを感じさせる漫画であったし、その意志は充分伝わる作品であった。

なによりスクール生のお父様が漫画を描かれているのもまた、非常にうれしく思ったのである。

本の購入はこちらでも可能です。
http://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000007167630&Action_id=121&Sza_id=B0&Rec_id=1008&Rec_lg=100813

多くを求められてもプレーは無理です(笑)

本日はFC町田ゼルビアの帯同として、T-3の審判を行ってきました。
この機会を与えてくれたじんちゃんことFC町田ゼルビアユースの神野コーチに感謝です。

思ったのは片一方のチームは先週審判をしたチームだったのですが、先週とは全く動きが違うので、別のチームかと思ったほどです。
それほど今日の試合はT-3としていい試合だったと思います。
結果としてはロスタイムに入る直前で同点となったのですが、両チームともよく頑張ったと思います。
(保谷高校 vs 城北高校)

おかげで今日はフィールドを斜めに走る距離が長いったらありゃしません。
高校生のスピードは社会人のトップよりは遅いといえ、それでも四部レベルしか経験のない審判ではかなりきついことになるのは間違いがないでしょう。
ということで、夕方からの練習試合のために足を残しておこうなどとは思わず、審判として必死に走ってきました。

で、トップチームの練習試合に行ったのですが、遅刻者のため人数が足りないと言う状況になりました。
口をすっぱくして遅刻に関してはやかましく言っているのですが、なかなか直らないというのも頭が痛いところです。
監督として戦術で何かを言おうとする以前に、まず遅刻だったり態度だったりという部分からやらなければならないとなると、雑用が増えるばかりでどうしようもありません。

結局8人でのスタートで、私は主審として入っていました。
途中で遅れていた3人がフィールドに入りゲームを続けましたが、ゲームがしっちゃかめっちゃか状態で、まとまりもつかず三本目にはとうとうけが人がでたため、全く余裕のない中でボランチとしてゲームに出ました。

はっきり言えるのは、監督としての外から見たものをやりたいのですが、現状結局選手がそれらのモチベーションがないのかぐだぐだな訳です。
そのためまじめにやっている選手が「俺って馬鹿をみているんじゃないか?」と思ってしまい、チーム不和の原因となってしまってくるのです。

私も帯同審判の件で遅れるとは言いましたが、それにしても開始時に11人が揃っていないのは、相手チームに対しても失礼ですし自分の仲間にも失礼だと感じます。
それぞれ忙しいのは理解できますが、しかしNSP CLUBってのは日曜日に活動をすると宣言しているわけですから、日曜日は極力サッカーに専念していただきたいと感じているのです。

そんな中で足に余裕がない私はボランチという専門外のポジションで且つ、足が上げられない状況でプレーをしたのですがこれまた相手に失礼なもんです。
余裕があればまだましではあるんですが^^;

どちらにしても悩みのタネがあちらこちらにあるのですが、私にかかっているわけです。