ジュニアユース体験会と日本代表戦に思うこと(+審判研修会)

ジュニアユース体験会は2月19日に予定しております。

まだまだ「サッカーをやりたい」という子供を掘り出していきたいと思っています。
ジュニアユースで大丈夫かしら・・・と考えている方は、まず体験にきて「まだうまくなる」ということをじっかんしていただければと存じます。

さて、昨日の東アジアカップの感想です。

新聞やニュースでは「玉田よくやった!」となっていますが、私は全く違う見方で、決定機をあれだけはずした(先日の中国戦も含め)玉田を先発で、しかも何本外したかと考えれば、代表戦に必要ないと考えています。
個人的に言えば東アジアカップは不要だと考えます。
やるのであればオーストラリア、韓国、日本・・・加えるなら中国の四カ国での大会であり、香港との戦いは世界の代表と戦うことを考えれば参考にさえならないのです。
欧州組がいないということをさっ引いて考えたとしても、残念ながら最近のパフォーマンスが落ちている中村俊輔が中盤に入ってしまえば、そこでスピードがどうなるか?というのはそれこそ疑問符がつくことになります。

今の日本に求められているのは驚異的なパフォーマーでしかなく、その意味ではCSKAモスクワの本田やカターニャの森本であり、ベテランとなった中で必要なのはDFを除き稲本、遠藤でしかないでしょう。
はっきり書きますが、日本代表に現段階で規律だなんだと求めたとしても、世界で戦うには絶対的に物足りないと感じており、過去の優れた選手をみてもどこかやんちゃなところがあると感じています。
本田がなんだと騒がれたりすることもありますが、では彼以上のパフォーマンスや実績を海外で残してきた選手は現役でどれほどいるのでしょうか。
そう考えてみればおりこうさんでアイディアのない選手ではなく、一方向に秀でた選手であったり、悪ガキであっても周囲を黙らせることのできる能力を持ったプレーヤーが必要なのではないかと思われます。

NSP Club U-15においてそうした悪ガキはどんどんいらっしゃいと思っています。
ですが徹底的にしごきますから覚悟をしていただきたいのと、礼儀だけはとにかく教えます。
礼は間違いなく必要なものであり、規格外であったかもしれない高木や私でさえ礼は重んじておりますし、平山も当然ながらその部分には相当やかましくなります。

しかしサッカーとは楽しくやることが目的ですから、楽しくやりたいならまずは礼・・・これを徹底し、NSP Clubって違うね!と言われるようなクラブを作り上げて行こうと考えています。

さて、昨日2/11は東京チャンピオンシップの審判兼研修会でした。

今年は試合数が少ない(駒沢第二、補助の人工芝張り替えがある)ため、割り当ては四審で一試合というのも覚悟していましたが、7日にA1、昨日はA2の割り当てをいただきました。

7日でだめ出しをいただいたフラッグの位置に関してはほぼ完璧にできていたと思いますし、それなりの評価をいただいたと思っています。

会場には3級審判インストラクターの研修で、葛飾区連盟の鈴木部長もいらっしゃっていました。
A1に入っていた上山さんと私に試合終了後声をかけていただき、ご挨拶をいたしました。
私はまだ年数が足りないようでインストラクター資格はないそうなので、まだアクティブレフェリーとして研鑽いたし、少しでも上を目指していこうと思っています。

ジュニアユース体験会と審判研修会

ジュニアユース体験会は本日無事に終了いたしました。

サッカーを楽しみたい、そんな子供たちと一緒にサッカーをやってきました。

アナウンスが遅い!とお叱りを受けそうですが、三学期は予定も多いため少しでも入部希望の方が多く来られるタイミングでやるようにしたいため、ご理解をたまわればと思っております。

「途中でサッカーをやめたから今更クラブチームなんて・・・」と諦めることはありません。
楽しくサッカーをやること、三年間でまだまだできることはあります。
そのために私達はNSP Club U-15を立ち上げる決心をしました。

さて、工藤はと申しますと体験会の前は審判研修会に言っておりました。

毎年この時期に行われる東京社会人チャンピョンシップ(東京カップ)での審判割り当てと研修という形になるのですが、この期間は「必ず」アセッサーさんがつくことになっており、客観的に専門の方からの意見を受けられるのです。
通常はT-1であったりU-15の東京都決勝トーナメントの時にJFAエリートレフェリーやトレセンがらみの審判がいるときにアセッサーがつくことがありますが、東京カップはそれらの集大成でありアセッサーからの意見をいただけることになっています。

私としては利き手の関係で左に持ちすぎることがあったため、右に右にという癖がついてしまい、右で持っている時間が長くなってしまったためその点は注意されましたが、基本的な副審としてのジャッジメントと主審との連携、そしてあるオフサイドについてはエクセレントという言葉をいただきました。

東京カップではもう一試合アシスタントを割り当てられているため、存分に利き手を使ったレフェリングをしてきたいと思っています(笑)

いろいろと感じること

先日、ジュニアユースの試合を見ていて思ったのは、選手に対して文句を言うだけではなく、審判に対して暴言を投げつける指導者と言われる人が多いと思います。
相互審判の場合、残念ながら審判のレベルが必ずしも約束されているわけではありませんが、審判に対してアピールは仕方がないとしても、クレームは選手にとって良いものとは思えません。
ましてやそれが主審に対して「ばかやろう!」というのは、完全に「なし」と考えるしかありません。

日頃アクティブレフェリーとして活動させていただいていますが、当然ながらJリーグの一級審判から比較をすればまだまだであるのは自覚をしていますから、それに見合った練習であったりジャッジを考えるようにしています。
当然ながら未熟な部分があるかもしれませんが、それでも審判のジャッジは尊重していただかなければならないわけで、たとえば私であれば「ばかやろう!」と審判にして言われたのであれば退席をしていただきます。

審判というのは試合の前後においてミーティングをし、特に終了後は審判だけでジャッジや判断に対しての反省をするものです。
その席で自分達の判断はどうであったのかを振り返り反省をすることになります。

もしも審判への問題があるというのであれば、それぞれの管轄連盟に連絡をし、きちんと対処してもらうことが必要であり、現場で「ばかやろう!」ということは選手の前で・・・特に少年の前で言うべきではありません。
これを許してしまえば、選手もフィールドの中で審判に対してクレームをつけるのは当然となってしまいます。

私は比較的厳しい審判と評されることがありますが、当たり前のことを当たり前としているだけで、ジャッジを他の人と違っているとは考えておりません。
ただし選手とのコミュニケーションをして、アフターのファウルであったり、怪我をさせるのを目的とするプレイへのチェックと注意、場合によってはカードを出すことで罰をするわけですが、まずはそうならないように審判が試合に干渉しているのだというのを選手に理解してもらうようにします。

一つの例としてはファウルにはならないけれども倒されて納得がいっていない選手には、大丈夫よ見ているからねと声をかけることで「ああ、この審判は『少なくとも』見ているんだな」と理解をしてくれます。
そうすることで選手に一応の安心を与えることができます。

ところがある試合では「この審判意外と(ファウルを)取らねーぞ」とT-3リーグで言われたことがあります。
勘違いして欲しくなかったのはファウルを取らないのではなく、ファウルを取るような当たりではないからファウルとしなかっただけで、その程度でころころ転がっていてはサッカーにならないということを理解してもらわなければなりません。
その意味で選手よりも審判のレベルを上げなければならないのですが、なかなか審判を真剣にやろうと考える人が少なく、 罰ゲーム的に審判を捉えられるのは残念です。
中には指導者の方が審判より偉いなんて勘違いをしているのではないか?と思えるほどの人さえいますので、まだまだ審判への理解は少ないのではないかとさえ感じます。

さて、昨日はU-14大会の副審を担当してきました。

FC多摩とFCトッカーノの対戦で、FC多摩が2-1で勝利しました。

FCトッカーノの総監督は三浦泰年さんで、高木が現役時代からお世話になっていた方でしたので、試合後にご挨拶をさせていただきました。
試合に敗退した後でしたが、「成太はどうしているんですか?」と聞かれましたので、NSPクラブと横浜FCスクールマスターをやっている旨お伝えいたしました。
今後ともよろしくお願いをいたします。