スクールとクラブコーチ

土曜日はスクールがありました。
水曜日が雨だったのと、葛飾区は土曜授業でしたので、たくさんの子供達が集まってきました。
このところ集中してやっているのはリフティングで、ボールを正確に扱うことを中心に行っています。
低学年はワンバウンドのリフティングで30回以上、高学年は当然のごとく落とすのはなしで50回以上を最低目標としてやっています。

リフティングが全てではないのは当然ですが、ボールの中心を理解してけることができなければ、正確なパスやシュートをすることができません。
逆に言えば何千回とリフティングができる選手でも、それ以外の能力が低ければ意味がありませんので、そのバランス取りをしてあげなければなりません。

私も子供の頃からリフティングが苦手でしたが、強豪といわれたチームの中でゴールに入れるのが上手と言われましたし、なによりも足の速さと身体の強さでリフティングが苦手なことは帳消しにしていました。
だからこそ何かを賭ける時に、みんなはリフティング勝負!と言ってきましたが(笑)
(私は中距離競争か100mと言いましたが多数決で必ず負けます(苦笑))

しかし試合になるとトップの私に渡るボールはゴールへの最短としてみんなから受け取ったわけですから、責任がもの凄く重くなるのです。
それをどれだけの確率で決めることができるのかが信頼になるわけで、そこまでできてようやく「リフティングは関係ないよね」と開き直ることができるのかもしれません。
それでも最低限どの部位で何回以上きちんとボールを当てるのかというのは練習していました。

さてFC台東ですが、土曜日は練習試合がなくなってしまい、急遽知っている中学校やクラブに金曜日に確認を取りましたが、当然ながら相手をしていただけるチームはなく、練習となってしまいました。
基礎練習の後9対9のゲームを中心にやっていたのですが、今はまだ高円宮に向けての基礎固めのところですので、言いたいことは山ほどありますが他のコーチの方針に合わせています。

1年生は日曜日に九曜FCさんと練習試合でした。
こちらも9対9(グラウンドが狭かったので)のゲームを4時間強行ったのですが、まだ基礎ができていない状況の中で、いろいろ考えるべきものだったと思っています。
サッカーとは考えるスポーツであるということを意識させなければなりませんし、現段階での上手下手は全く関係がありません。
ここはヘッドコーチの若林さんとよく話をするのですが、本番はあくまでも3年生の高円宮であり、それに向けて二年間どういった準備をしていくのかということになります。

将来にわたってサッカーを続けられるのかどうかというのもこの時期に決まるでしょうし、どれだけ懸命に練習をして自分なりに結果を残すのかでその後の人生さえも変わってくるのではないかと思っています。
こうした貴重な機会をFC台東に与えてもらったのは非常に大きいと思いますし、休眠中のNSP CLUBの将来的な準備になるものだと思っています。

サッカースクールはGW休暇中

こうやって考えると、少年サッカーチームをやっていないとなるほどGWはスクール開催が難しいのだなと感じます。
今年は震災の影響でスケジュールがずれたため一部の地域ではGWに試合が開催されないようなのですが、うちの子供達は練習などでスケジュールが埋まっているようなので今週の土曜日まで休みとしました。

その代わりと言っては何ですが、FC台東 U-15のコーチを引き受けていますので、クラブユースのコーチおよび帯同審判として4日には行ってまいります。
勝ち上がれば8日に試合なのですが、こちらはコーチ就任前から決まっていた予定ですので、休むことにしています。

ちなみに7日はFC鈴鹿ランポーレの東海社会人リーグ初戦で、仲間と二人で成太の応援に行ってきます。
東海社会人は藤枝MYFCなどがあるためたいへん厳しいリーグですが、優勝をめざしていただきたいと願っています。
6日の夜に東京を出て一路まずは伊勢神宮を目指し、誓いを立てて破魔矢を手に入れてから鈴鹿まで応援に向かう予定です。
4年前はそれで東海社会人リーグ参入が決まりましたので、げん担ぎのようなものです。

なんだかんだとサッカーで忙しいため、現地で応援できるのは今年はこれだけになるかもしれませんが、一生懸命応援をしてこようと思っています。

FC鈴鹿ランポーレの三重県社会人選手権優勝と問題点

今年から高木がFC鈴鹿ランポーレの監督をしているために、その動向を気にしているスタッフ一同ですが、昨日の勝利は辛勝であったことが今後のチームにはどう働くのかが気になっています。

昨日の三重県社会人選手権(天皇杯予選の社会人代表決定戦)決勝では、三重教員をそのルーツとなすマインドハウス四日市との対戦となりました。
マインドハウス四日市は東海社会人一部にも所属していたことがあり、現在でも東海社会人二部という素晴らしいチームです。

後半10分までランポーレは0-2と完全に追い込まれている状況でしたが、オウンゴールとPKで同点に追いつき、延長終了間際に逆転ゴールを決めるというぎりぎりの優勝となりました。

結果は優勝と言うことですが、マインドハウス四日市とFC鈴鹿ランポーレのそれぞれの目標や今後を考えてみると、手放しで喜ぶことができないのは間違いなくランポーレです。
三重県でJリーグを目指すというのであれば、相手がマインドハウス四日市とはいえ完勝するくらいの勢いがなければいけません。
それは高木が所属してきたJFLでのホリコシ(現:高崎)やFC岐阜を見ればわかるのですが、Jリーグを目指すのであればやはり圧勝といえるだけの結果を残すべきだと、そう感じます。

これはマインドハウス四日市が強いとか弱いとかということではなく、三重県の中では圧倒しなければやはり他に認められないのではないかと感じるからなのです。
「ああ、やはりランポーレはさすがだ」と感じさせるほど圧倒しなければ、とてもJの中に飛び込んでいくことは難しいでしょうし、マインドハウス四日市に関しても「ランポーレ相手にいいところを見せた」と思わせたわけですから(選手はきっとあと一歩で勝てたのに・・・と思っています)今年の東海社会人はそれこそ褌を締めなおして臨むしかありません。

私が敢えてランポーレに対して厳しく書くのは、ランポーレを支えている方々と三年前にお会いした時に、本当に素晴らしいと感じているからで、その方々の支援に応えるのはたったひとつ、Jと名のつくところにいくしかないと考えるからです。
まだまだ環境は整っていないと感じているかもしれませんし、みんな仕事を持ちながらやっていると考えているかもしれませんが、成太が横浜FCに所属した最初の頃は固定した練習グラウンドさえなく、しかもプロ選手がクレーのグラウンドで練習をするなどという、到底今では考えられないような環境でした。

しかし二年間のJFL時代に優勝しかなかった横浜FCがきちんとそのノルマを果たし、J2に復帰したのは選手それぞれの執念であったのは言うまでもないでしょう。
今のランポーレの選手達はプロではありませんが、そうした精神を伝えることができるお手本である成太がいるわけですから、5月8日の東海リーグ開幕に向けて自分達を追い込んでいってください。
今年の東海社会人優勝をお祈りしております。