未だに聞こえる監督の罵声

自分も育成年代のコーチとしている以上、いろいろなことを考えながらやっていますが、NSP CLUBを通じて行っていることのなかに、選手に対して暴言を吐かないというもの、選手を(感情にまかせて)怒らない(叱る場合には、その理由と目的を保護者に伝える)などという取り組みをしています。

それは育成年代における選手たちへの精神的な影響を考えるからこそのことで、厳しいというのと暴言というのは結びつかないものだと思っています。

練習は厳しかろうが何しようが、少なくともモラルハラスメントな言動をするのは、少なくとも選手たちに良い影響を与えないと考えます。

しかしながら先日目にした試合では、両チームの監督が選手に向かって「てめえ、何考えてんだよ」とか、「おめえよ、やれもしないことすんなよ」とか、仕事場であればモラルハラスメントで訴えられてもおかしくないような言葉がグラウンドに響いていました。

はっきり書きますが、よくこのようなクラブにお子さんを預けるものだと感じます。

強豪だから?プロが出たから?
だからなんなのでしょうと思います。

プロになったのは確かに途中、そのクラブで活動をしたことも原因としてあるでしょうが、ではそういう選手にその頃のことを聞いてみてどう思うかということを聞いたことがあるのでしょうか。

私の知っている選手の中にも、育成年代で暴言を吐かれていたけれども、無視したという人が何人もいます。

そんな監督の言葉など響いていないというのです。

しかし、プロになる前に高校年代で素晴らしい指導者にあっていたり、大学で自分で考えることが多くなった等々、小学校、中学校で肉体的には鍛えられたけれども、精神的にはまいらないようにそうした監督やコーチの声など聞こえないようにするしかなかったと言います。

私も小学校、中学校時代にそうした暴言を吐くような監督やコーチにあたらなかったため、今でもサッカーを好きでいられますし、それどころか審判として活動しようなどとは思わなかったでしょう。

クラブチーム選択のため、いろいろな保護者の方から相談を受けることがありますが、私はこうした監督やコーチがいるクラブはまずおすすめしません。

どんなにクラブとして強豪であろうと、そうしたクラブでは全部が成長できないと考えるからです。

その点私たちはどうしていくのか、どうするのかというのは、高木を筆頭として楽しいサッカー、プロを目指すだけじゃない育成を考え、それでもプロになりたい選手にはどういう環境を与えるのかを考えながら、これからもクラブを運営していきたいと考えています。

NSP CLUB松戸では小学校1~3年生を大募集しております

NSP CLUB松戸では、小学校1年生から3年生までの選手を大募集しております。

練習は松戸市立栗ケ沢小学校で、毎週土曜日9:15より(夏休み期間は8:45より)行っております。

参加条件は以上の年齢であることだけです。

楽しいサッカーを!と考えるお子さん、保護者のみなさんには向いていると思います。

来年から日曜日の練習を用意しておりますが、現在は土曜日のみの活動となっており、日曜日を入れていく予定としております。

お問い合わせは上記ウェブサイトよりメッセージをお送りください。

最近の御厨くん情報・他

御厨貴文くんは、前にこのブログでも何回か紹介したことがあるレフェリーで元Jリーガーという経歴の人物です。

さて、現在の彼はと言うと主審としてJ2まで担当しており、J1でも第四審を担当するところまで来ました。

異例の出世スピードですが、私はこれは彼のサッカー競技のレベルを考えれば当たり前のことだと思っていて、審判として問題がないと判断するのであれば、トントンと上がってもらわなければ次の世代のJからの審判員が生まれなくなると考えるため、この出世スピードについては賛成です。

すっかり上級となったため、くだらない話もできなくなりました(苦笑)

割当のことがわかってしまったり、審判員として知りうることを知ってしまったりなど防止するためには、どうしても距離をあけざるを得ないところがあるのはやむを得ません。

それはJリーグで審判をやっている仲間たち全員に言えることで、誕生日のお祝いメッセージくらいで、サッカーの話はしないで家族の話であったりとなってしまうのは寂しい部分もありますが仕方がありません。

だが、それでも私は彼らを応援していますし、彼らが引退後に飲みながら馬鹿話ができる日がくれば楽しいかなと思っています。

ただし、いま30前後のレフェリーとなると、私はいったいいくつになっているのだろうかという疑問はありますが(笑)

つい先日もS2級の仲間と組むことがありましたが、彼にもS1級だけではなくJリーグの審判となるレベルまで行ってほしいと思っている(実力も当然備えています)ため、アセッサーの前ではっきりと申し上げました。

そういう若手を見ていることが、私にとっては楽しみでしかありません。

考えてみれば40歳以下のS1または国際審判員のほとんど(飯田淳平くんを除くだけか???)の審判員と組んだことがあり、また彼らがS1チャレンジの直前に組んだ人たちもいるわけで、彼らの活躍をいつも祈っています。

それにしても、先日仕事の担当者と同姓同名の審判員に電話をかけてしまい「何かあったのか心配になりましたよ」と折り返し電話が来て、私の間違い電話に気が付くなどと言う事件がありましたが^^; まったくもって申し訳ないm(__)m