IFABからの競技規則変更部分一部公開

日本では翻訳されたものが今後公開されるでしょうが、その前に気になったことなどをメモしておきます。

■模様入りアンダーシャツが許可
模様入りはいいんだけれど、シャツの主たる色なり袖の主たる色から逸脱した場合や、チームで揃えるなどとなっていないと審判としてはつらいのではないかと感じます。

■ゴールキーパーのスローイングが直接相手ゴールに入った場合には、相手チームのゴールキックで再開
これはインプレー中であるにも関わらず、ゴールキーパーのスローイングのみ相手チームのゴールキックというのは解せません。
もしかしたらこれを読んだ人の誤解とかってことはないかしら?とか思ったりもしますが・・・

■ゴールパフォーマンスでユニフォームを脱ぐなどし、ゴールが取り消されてもイエローカードは提示されたままとなる
これは喜びの表現としてユニフォームを脱いだり、頭にかぶったりすることは、入っても入らなくてもイエローカードだってのは納得できます。

■フリーキックの際、攻撃側競技者が守備側の壁に入るのを禁止
これも解せないんですよね。
スピードアップのためとか、守備側の混乱を避けるためとかあるのですが、そもそもFIFAなどはゴールシーンを増やしたいはずなのに、これはどうも逆を行っているような気がしてなりません。

4年前の東福岡vs国学院久我山で、東福岡がやったトリッキーなフリーキックは、壁の1m前までで止まらなければならないということになり、審判の判断がまた変わるということになります。

ここ数年のIFABからでてくる競技規則について、やはり疑問に思うことが前よりも増えたような感じです。

まして日本語の競技規則は誤訳や意訳が含まれてしまったり、表現が難しかったりするので、きちんと理解するためには英語との対訳版を買って対処することにしました。

で、よく読んでみると表現が違っていたりするので「どちらが正しい解釈なのだろう」と審判やインストラクター仲間で議論をしたり、翻訳チームの方と話をしたりといろいろと話をするようになりました。

その意味ではいいことなのかもしれませんが、現場の審判が混乱することだけは避けてほしいですね。

ハンドリングのファウルについてのグレーゾーンについても出たようですが、いろいろと明記してもグレーゾーンはやはり残るようで、最終的には現場に委ねられる部分があるのは間違いがなさそうです。

こちは機会があればエントリーしたいと思います。

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