FC鈴鹿ランポーレ、初の地域決勝大会顛末記

11月16日に福岡での仕事を終わらせ、16日から18日まで大分県中津市に滞在していました。

目的はJFL参入をかけた地域決勝大会Cブロック観戦のためです。
CブロックにはFC鈴鹿ランポーレがおり、相棒である高木成太が監督として活動しています。
そのランポーレがどう戦うのかを見に行ったのです。

結果から申し上げますと
鈴鹿 0-2 ファジアーノ岡山ネクスト
鈴鹿 0-4 FC鹿児島
鈴鹿 0-4 S.C.相模原
となり、三敗で地域決勝大会の参入決定リーグへの進出はできませんでした。

Cブロックでは岡山が1位となり勝ち抜け、2位となった相模原が勝ち点と得失点差で勝ち抜けできました。

この大会の勝ち点は特殊で
勝ち 3
PK勝ち 2
PK負け 1
負け 0
となっているため、二勝一敗でも勝ち上がりができないというものになっているため、かなり厳しい大会だと感じています。

相模原は三回目のチャレンジとなりますし、福島はAブロックで二回目のチャレンジをしていましたが、鈴鹿は一回目のチャレンジは残念ながら三敗という記録となりました。

ファジアーノ岡山ネクスト戦

立ち上がりは上々の滑り出しと感じました。
フィジカルでは圧倒的に強い岡山というのはわかっていましたので、鈴鹿はポゼッションで勝負をしかけました。

しかし肝心なところでのミスがたたり、二失点という結果となりました。
だが問題点はそこではないと感じたのです。

フィジカルというか、走力の違いが後半残り20分くらいから如実に現れてきました。
セカンドボールをことごとくさらわれるのは、鈴鹿の選手の足が止まったことの証拠でもありますし、そこでくらった二点目は「自分が守る」という気持ちがなかったわけではないのでしょうが、他に期待してしまった部分があるようにピッチの外では見えてしまいました。

FC鹿児島戦

一敗してあとがなくなった鈴鹿ですが、鹿児島にとにかく勝つという姿勢で臨んだはずです。
朝7時くらいから振り出した雨はグラウンドをすっかり水浸しにしてしまい、試合開始時には水溜りが浮いて見えるほどでした。

そんな中でのキックオフでしたが、残念ながら一点目はミスで献上してしまいました。
そして二点目・・・GKとDFの間に相手のパスが入り、外からもGKが取るだろうと思ったボールがペナルティエリアの外で止まってしまったのです。
そのまま鹿児島の選手が力強くゴールに蹴りこみ、二点目を取られてしまいました。

その後は集中力がきれたような守りであったり、鹿児島も前日に相模原に破れたため、少しでも得点を重ねようとした結果が0-4というスコアになったと思っています。

鹿児島との差は運動量でしたでしょうか。
悪い戦い方ではないという表現があてはまるのかもしれませんが、結果が0-4というところにはその原因があるはずです。
そういう部分が来年に必要になってくるのだと考えます。

S.C.相模原戦

さて二敗を喫した鈴鹿ですが、足跡を残すためにも勝利を目指して戦いました。

結果から考えるに足りなかったのは勝負への執念でしょう。
相模原は勝ち点が7(2勝PK負け1)とすれば決勝リーグに進む可能性が高くなります。
ですので間違いなく鈴鹿より勝ちたいと感じる気持ちが強かったのだというのがゲーム全体を通して観られました。

鈴鹿と相模原は大きな差はなかったのかもしれませんが、しかし小さな差の積み重ねが、残念ながら地域決勝の新参者を跳ね除けたのだと思っています。
三年目のチャレンジと、初めてのチャレンジの違いもあったのかもしれません。

サポーターについて

FC鈴鹿ランポーレにはまだ数は少ないながらも力強い方々がついています。
ナカニシさんというリーダーをはじめとして、熱心な応援には好感が持てますし、私が苦手とする危険なゴール裏にしないそういうサポーター集団を作ってくれると期待しています。

ずっと熱く応援していた皆さんに、本当に素晴らしいと感じましたし、Jと名のつく舞台に自分たちも力を込めるのだというものは清々しくさえ感じました。
私は彼らが応援する限り、FC鈴鹿ランポーレを応援する彼らを応援し続けます。

この三日間を通してFC鈴鹿ランポーレがやるべきことはわかったのだと思います。
それはスタッフの皆さんと話す中にもでてきましたし、博多駅まで車で一緒した成太との会話の中からも感じました。
地域決勝大会に出るというチームではなく、地域決勝大会で勝つチームを作らなければ、JFLに参入することは難しいということだと気がついたのだと思っています。

悔しいという気持ちはあるでしょうが、監督二年目で地域決勝大会というアマチュアトップの大会に参加できましたし、ここにくるまでの努力と苦労はある程度知っております。
だからこそJFLまで・・・スタッフ、サポーターの皆さんとともに上ってほしいと願っています。

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