カテゴリー: 監督のつぶやき

明日から2008年度NSP CLUBの戦いが始まります

3月20日の試合が流れ、明日がNSP CLUB公式戦のスタートです。
会長杯があるじゃないかという意見もあるでしょうが、あれは前年度踏襲をしたのと、監督不在でしたからなしの方向で(笑)

ユニフォームも届き気合が入っていますが、監督としての悩みは尽きません。

基本中の基本かもしれませんが、戦う姿勢になっていないんでしょうね。
練習試合でも遅刻が多いし、参加者が一定していない。
これが社会人一年目、二年目で仕事の状況が不安定ならわからなくもないのですが・・・あと結婚を控えた人と新婚の人もか・・・サッカーが好きで、本気で戦いたくて集まっているメンバーだと思っているので、参加率というのは九割をせめて超えていただきたいと思っています。

監督としてビジョンをみせてもらっていないという話がでましたが、この状態で何を言っても結果として全体に浸透しませんし、結局集まったときには私の考えるサッカーができているんですね。
基本はとにかくのったら止められないチームなのに、昨年CELSUS時代を見ても前半の寝起きが悪いという感じで、これはNSPクラブ傘下全体の悩みでもあります。

ということで、二月にできなかったセレクションを早急に再度行うことと、やはりメンバー間の競争をしないと悪しき慣習は直らないかということで、監督として代表として動いていくしかありません。
人数が足りなくて私まで出るなんてのは、恥でしかないと思っていますので。

そうそう引退から一年三ヶ月で高木がとうとう「プレーしたくなってきた」と言いはじめました。
ゼルビアやエリースなどからのお誘いもありましたが、彼はNSPクラブ全体のコーチでもあるため、当然ながらNSP CLUBにと考えてくれています。
プレーでのお手本を見せてもらえる機会が増えるわけで、選手のモチベーションにつなげていけたらと思います。

早く「高木成太(アマチュアで)現役復帰!」とやりたいものです。
ちなみに全チームの14番は彼のためにあけてあります。

声の質

たまにはまじめにコーチングのことでも書いてみましょう。

社会人の監督としても悩んでいるのが、なによりも声がでていないと感じることが多いのと、声がでていたとしても意味のないものが多いと思うことがあるのです。
声の質・・・というかそもそもこれはコミュニケーションのことなのですが、あなたは味方選手とのコミュニケーションの際、コーチングではなく「文句」を言っていませんか?

「俺によこせ」「(なんでもかんでも)足下にしろよ」なんてのは大人でもよく聞かれることですが、これを少しだけでも丁寧にしてみると、それだけでコミュニケーションが変わってきます。

「そこから左前!足下に出して!!!」でもいいですし、「左前!」と言って後に「サンキュー!」といえば、当然ながらパスを供給した選手との良いコミュニケーションを取ることが可能になります。

そして良くあるのが試合中に罵声が飛ぶというやつです。
「なにやってんだよ!!!!」
といってみても、実際は何も始まりません。

そりゃその選手は上手なのかもしれませんが、残念ながら同じチームに失敗をする選手もいれば、自分の望んでいるスキルを全員が満たしているというのは、アマチュアでは少ないのではないでしょうか。
まして三部や四部レベルであれば当然のことでしょう。

そんな時に罵声をとばされたとしたなら、当然ですがその選手はチーム、下手をするとサッカーそのものを嫌ってしまうことさえあるわけです。
言われた選手にしてみれば「だったらあんた一人でやっていな」とでも言いたくなることだってあるでしょうし、実際に試合途中に喧嘩をした例も審判をしながら見たことさえあります。

後ろからの声・・・コーチングも当然ながらそれで変わってくることさえあります。
通常は必ず周りや後ろが「フリー」とか「ターン」とか「マノン」「背負った」などかけるわけですが、これが良く聞こえかつ相手も理解すれば、当然ながらプレーの質や精度が変わってくるのは当然のことです。

パスをもらった選手には大抵相手の選手が寄ってくるわけですが、余裕がない選手の場合はそのコーチングで余裕さえ生まれてくるようになるわけです。
みんながみんなプロじゃありませんからたった一言でいいですから「戻して」でも「逆サイ空いてるよ」でも余裕を持つ言葉をコーチングすれば、練習どおりのプレーどころかもっと精度の高いプレーになる可能性さえあるわけです。

ところがどうもフィールドの中を見ていると、そんな雰囲気なんかできていないどころか声がないとか罵声しか聞こえないなんて試合がそれこそ山のようにあるわけです。
(当然ながらベンチからの声も同様だと思います)

それから声をもらった選手もその言葉を真摯に受け止めなければならないのですが、残念ながら全く聞かない選手というのもこれまた存在します。
必ず言い訳から入るとか、自分はこう思うだとか言い返すのですが、それを続けられては声を出した人だってそんな選手とはコミュニケーションを取りたくなくなってきます。
特に前線に多いのですが・・・

私も今から10年前はそれなりに活躍できていましたから言うのですが、FWはキャラクターによるものだと思っています。
どちらかといえば私は心に響いたコーチングに対しては「OK」とシグナルを返したり、そのコーチングに対しての確認をすることが多かったと思っています。
しかしそれが自分にとっては違うものであったり、できようはずもないものだったりすると感じたときは、聞いてはおきますが「わかった次がんばる」などと濁し、そのプレーをしないということもありました。

なんせFWってのは点とってなんぼという世界ですから、切り替えが速くなくてはやっていられません。
枠外にシュートをはずしたとしても、次は入れたる!くらいの気概がなければ無理なわけで、私なんか試合が終わるまで振り返ることはしません(笑)
そんな暇があれば、シュートするための体の入れ方や、突破のことを考えるわけで、ボールを供給してくれる選手とのコミュニケーションを図ろうとするのです。

罵声と書きましたが、危ないプレーへの注意は当然必要です。
非常に危険な位置でドリブルをはじめてカットされ、カウンターになった時に「そこじゃなくてもう少し前でお願い」とか「後ろでも良かったよ」と注意をしたり、他のアイディアを出すというものは必要でしょう。
むしろこれがなければ、また同じことをして危険な時間帯を作られることもあると思われます。

あなたは試合中に意味のある声を出していますか?
一度振り返って自分のプレー中を考えて見ましょう。

多くを求められてもプレーは無理です(笑)

本日はFC町田ゼルビアの帯同として、T-3の審判を行ってきました。
この機会を与えてくれたじんちゃんことFC町田ゼルビアユースの神野コーチに感謝です。

思ったのは片一方のチームは先週審判をしたチームだったのですが、先週とは全く動きが違うので、別のチームかと思ったほどです。
それほど今日の試合はT-3としていい試合だったと思います。
結果としてはロスタイムに入る直前で同点となったのですが、両チームともよく頑張ったと思います。
(保谷高校 vs 城北高校)

おかげで今日はフィールドを斜めに走る距離が長いったらありゃしません。
高校生のスピードは社会人のトップよりは遅いといえ、それでも四部レベルしか経験のない審判ではかなりきついことになるのは間違いがないでしょう。
ということで、夕方からの練習試合のために足を残しておこうなどとは思わず、審判として必死に走ってきました。

で、トップチームの練習試合に行ったのですが、遅刻者のため人数が足りないと言う状況になりました。
口をすっぱくして遅刻に関してはやかましく言っているのですが、なかなか直らないというのも頭が痛いところです。
監督として戦術で何かを言おうとする以前に、まず遅刻だったり態度だったりという部分からやらなければならないとなると、雑用が増えるばかりでどうしようもありません。

結局8人でのスタートで、私は主審として入っていました。
途中で遅れていた3人がフィールドに入りゲームを続けましたが、ゲームがしっちゃかめっちゃか状態で、まとまりもつかず三本目にはとうとうけが人がでたため、全く余裕のない中でボランチとしてゲームに出ました。

はっきり言えるのは、監督としての外から見たものをやりたいのですが、現状結局選手がそれらのモチベーションがないのかぐだぐだな訳です。
そのためまじめにやっている選手が「俺って馬鹿をみているんじゃないか?」と思ってしまい、チーム不和の原因となってしまってくるのです。

私も帯同審判の件で遅れるとは言いましたが、それにしても開始時に11人が揃っていないのは、相手チームに対しても失礼ですし自分の仲間にも失礼だと感じます。
それぞれ忙しいのは理解できますが、しかしNSP CLUBってのは日曜日に活動をすると宣言しているわけですから、日曜日は極力サッカーに専念していただきたいと感じているのです。

そんな中で足に余裕がない私はボランチという専門外のポジションで且つ、足が上げられない状況でプレーをしたのですがこれまた相手に失礼なもんです。
余裕があればまだましではあるんですが^^;

どちらにしても悩みのタネがあちらこちらにあるのですが、私にかかっているわけです。