カテゴリー: 少年コーチのつぶやき

C級指導者ライセンスカードが届きました

4月下旬くらいときいていたライセンスカードの到着ですが、ゴールデンウイーク明けの昨日届きました。
D級ライセンスを持っていた方は4月中旬に届いていたのですが、初めてライセンス受給する方はこのタイミングだったようです。
いくら修了証が届いたといっても、やはり心配だったわけでほっとしました。

早速Kick Offでログインしてみましたが、まだリフレッシュ研修がないようなので、夏以降に受講していければと思っています。

ところで高木成太ですが、6月のB級指導者講習会を受講することになりました。
横浜FCからということでの受講で、Jリーグ経験者枠ということでしょう。
高木としてはユースまでの年代を育成したいということもあり、B級まででと言っています。
私は社会人の監督という立場もありますので、機会があればA級までチャレンジしたいと考えています。

NSPクラブとして、指導者も育てると宣言していますので、まずは現場責任者の高木、代表としての私が先を行かなければ、当然ながら後の世代はついてこないでしょうから、私達が頑張らなければなりません。

正直なところライセンスというのは必要ないかもしれないと感じますが、しかしながら同じ能力を持っていたとして、保護者の方や第三者が見た場合、ライセンスの有無は「わかりやすいこと」になるのだと思っています。
ライセンスがある場合は少なくとも勉強しているわけですし、私達のように指導者間でのつながりを持ち、情報交換をして、新しいコーチ発掘などを行っています。

そして今は高校の先生などもA級やS級のライセンスを取得している素晴らしい指導者となっているため、ライセンスを持っているということはわかりやすいのだと考えています。
無論ライセンスを持っていたとしても「なんちゃってS級」と思われる人もいたりしますが、少なくともS級を持っているということはS級を取得するための勉強をして合格をしたわけで、いつであれS級を取得したのは間違いがありません。

B級は1週間の合宿研修が二回ありますから、サラリーマンの方では大変かもしれません。
ですが機会があればチャレンジしてみるというのはいいことかもしれません。
私の知り合いにも某少年チームのC級コーチがいるのですが、受講時にJビレッジの短期コースで取得したのですから、一週間会社を休んだのです。
そういうサッカーに熱心な方こそB級を目指しているのでしたら取得をしていただきたいのですが、残念ながら推薦の枠が少ないというのが現実です。
半分以上がJリーグ枠ですから、当然といえば当然なのですが・・・

忘れていたトラップの極意

mixiにACミランコーチのトラップについての書き込みがあった。

見ていくとキーワードは「リトル・ジャンプ」・・・思い出したのは小学校時代のパス練習の時に、膝をうまく使うようにと軸足の膝を折る癖をつけるようにとやっていたことを思い出した。

最近トラップが下手になったと感じたのは、結局膝の痛みによる軸足の曲がりが足りないのだ!と気がついた。

子供達もやはりどうしてもトラップがうまくいかないようであるが、なるほど「リトル・ジャンプ」を行うことで、膝の使い方を楽に上手にできるようになる可能性が高くなる。
考えてみれば高いボールを足でトラップする際には軽く跳んでタイミングを合わせるわけであるが、グラウンダーでもタイミングを合わせてリトル・ジャンプを行うことによりやわらかいタッチを実現させようと考える。

30年前、先生から言われた「膝」ってのを今頃思い出すなんて・・・

スクール生の保護者の方の作品

07167630.jpg先日小学校を卒業したスクール生のお父さんが漫画を描かれた作品をいただいた。

日本サッカーの「組織的なプレーの理由」には前から私が思っていたことが描いてあったため、思わずのめりこんでみてしまった。

えらそうに講釈をたれるわけではないが、現状の日本の弱さは「個」の弱さであり、個が生かせないから組織というのだと思っている。

だからこそ海外武者修行をしてメンタル的にも身体的にも強くなって帰ってきてほしいと願っているのであるが、残念ながら多くの選手は海外レベルになって壁にぶちあたり、泣く泣く帰ってきているのが現状である。

海外で活躍できたというのはカズ、ヒデ、稲本、俊輔、中田くらいなものであろう。
そのレベルが日本の当たり前とならなければとてもではないが日本がワールドカップにおいて活躍できるようなレベルにはならないのではないかと思うのだ。

サッカーにおいてチームプレーが大事であると言うのはわかるのであるが、少年サッカーを見ていてもチームプレー(というか監督やコーチの言うがまま)に徹しないとゲームに出してもらえないだとか、個の突出したプレーを見ても自由にさせないなどというのはナンセンスでしかありえない。

足の速い選手に突破をさせなかったり、ドリブル突破が得意な人間を勝つことを優先して守備におき攻撃をさせないなんてのはその選手にとっては苦痛でしかないだろう。

自分はうまいなんて勘違いをするのは当然問題ではあるが、しかし他者から見ても素晴らしい素質を伸ばさないことには、当然ながらその子供の才能は開花していかないのは明白で、少年コーチとはそうした意味で最も難しいはずのものなのかもしれないと感じることもしばしばである。

そしてサッカー選手も間違いなく子供の時代があるのだから、その時代にどれだけのスキルをこなすことが必要なのか、こなしてきたのかでその後の成長も当然変わってくるであろう。

そんなことを感じさせる漫画であったし、その意志は充分伝わる作品であった。

なによりスクール生のお父様が漫画を描かれているのもまた、非常にうれしく思ったのである。

本の購入はこちらでも可能です。
http://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000007167630&Action_id=121&Sza_id=B0&Rec_id=1008&Rec_lg=100813