カテゴリー: 少年コーチのつぶやき

育成に関して

社会人は北区会長杯で優勝という結果を出して、3/20までの間に練習と練習試合しかないため、高木と工藤は平日育成側に全力を注いでいる。

ジュニアユースに関しては一年間の実績を作らなければならないため、新一年生と二年生合計で11名以上を集めて、クラブチームとして運営しなければならないこととなった。
これにより本年度は公式戦に参加できないということとなったわけであるが、クラブとして民間の大会に出場し、来年度の登録を目指すためにも努力をしていきます。
公式戦がないことに関しては残念ですが、その分民間大会への参加、練習試合の対応などをしっかりとし、公式戦以上の成果を子供達にできるように努力をして参りますが、NSPクラブとしてはまず「育成ありき」であると考えているので、試合の勝ち負けが現在は重要ではありません。
育成期の結果は努力の成果でしかなく、その一戦だけに力を入れるのは育成から離れる場合が多くなります。

例えば今は人数が15名程度ですむと思っていますが、30人になったとしたらどうでしょう。
試合のスターティングメンバーとしてピッチに立つことができるのは11人、交代枠を考えても大会によっては違いますが最大で9名ということで合計20名しかピッチに立つことはできません。
残る10名はただ見ていることしかできないわけです。

重要なのはここからで、では出場できない選手はどうするのかというところです。
当然出場できなければモチベーションが下がります。
その子供はサッカーを好きになることができるでしょうか。
努力をしながら競い合うことはたいへん素晴らしいことですが、ピッチに立つことができることとできないことで明らかなる線がひかれてしまいます。

その意味では育成年代においてなるべく機会を均等にしなければならないのですが、それでも周りが納得できることをしなければならないのです。

社会人を引き合いに出しますが、北区会長杯において全てスターティングメンバーが違います。
その日の集まり具合などでどうしても変えなければならないことが多いわけですが、特に準決勝はそれ以外の試合でスタメンの二人が出ていません。
一人は出場停止、もう一人・・・実はこれは高木なのですが・・・は出張のため参加できなかったのです。
ですが北区リーグで最強を誇っているチームに勝つことができましたし、ボランチが怪我をするまで3-0とすることができたのです。
これは現在それぞれの選手がどりょくした結果、ある程度はメンバーによらないチーム作りができているということであり、これから東京都、北区、都大会、絶対に出たい東京カップ、北区会長杯という公式戦をこなしていく中で、メンバーの入れ替えは必要となってくることを考えれば、大切な材料となります。
唯一選手として期待できないのは私でしょう(笑)

つまり選手の努力により、そのレベルをある一定以上に上げることは可能であり、それを目指して育成をすることはできるのです。
ジュニア、ジュニアユースにおいてはまずそこを育成として目標を定めていこうと私達は考えているのです。

そこから突出した選手がでてくるのはたいへん結構なことだと思います。
そしてプロ選手を目指すためにクラブから卒業をすることは、たいへん喜ばしいことだと考えています。
もし挫折をしたのでしたら、私達が温かく迎えますし、もう一度立ち上がるために一緒に努力もします。

そういうジュニア、ジュニアユースチームを目指しています。

それからお問い合わせでいろいろいただきますが、ジュニアユースのセレクションはレベルチェックが主なものです。
最低限の止める蹴るができているか、サッカーに対する姿勢ができているかを確認するのみで、J下部のようにミニゲームの中で閃きを・・・などということは全くありません。
育成をするために最低限のスキルが身についていれば、私達はその選手を3年間育てます。
それが高木と私の覚悟でもあります。

ぜひ一度いらしてください。

3月の第二週日曜日以降の日曜日は全て見学とセレクションがあります。

一人でも多くの子供に伝えたいこと

私達はジュニアチーム、サッカースクール、ジュニアユースチーム、そして将来のユースチームで思っていることは、サッカーが楽しいものだと伝えたいと考えています。

その一つの材料として育成責任者に高木成太というプロリーグで実際に活躍した選手を据えているということになります。
大会に勝つことが全てではありませんが、負けることを良しとまでは言いません。
ですが子供たちの人生を考えたときに、目先の勝利だけにとらわれて重要なことから目を背けているようなことだけはしたくありません。

数多くのメンバーを抱えていたとしても、フィールドに一緒に出られるのは11人しかいないという事実があり、でられないメンバーはそのモチベーションが当然ながら下がってしまいます。
でもいらないサッカー人なんていうのはこの世に一人としていません。
試合に出るためにしなければならないことというのはありますし、自分のスキルを少しでも上げようとする努力、チームへの貢献をするための努力をしなければフィールドに出ることさえ叶わなくなってしまうのです。

「僕はレギュラーだからいつでも出られる」なんて考えていて努力を怠れば、本来は努力をした者に追い越されることがあるのです。
そうした部分をNSPクラブでは教えていきたいと思っていますし、当然ながら厳しい競争というのが存在していることも伝えながら、努力のしかたを教えることができればと考えています。

サッカーと言うのは実に「頭を使うスポーツ」なのです。
正解がないスポーツだからこそ余計にさまざまな回答があり、それらをゴールという結果につなげるための努力をしなければならないのですが、機械的にそれらをこなしてしまってはせっかくの「頭」がなくなってしまいます。
そういう考えができるようにするのがNSPクラブの育成だと考えています。

興味をもたれましたらまずお問い合わせください。
いつでも高木をはじめとしたコーチ陣がグラウンドでお待ちしています。

以外と読まれているのね・・・【NSP CLUB U-15 セレクション 10/26開催】

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サッカー界の底辺の、そのまた隅っこにいると思っている私なんかのブログに足を定期的に運んでいらっしゃる方が存在するってのにも驚きなんですが、その中に前からの知り合いというか友人なのかな?である、当クラブ発起人の一人でもあるサッカーライター森本高史氏がいます。

なんどかこのブログにも登場していますが、まだ私がバリバリに動くことができた直後くらい(今から10年ほど前だろうか)に二度ほど相手チームとして対戦をさせていただいてからの付き合いなのです。
今日も新潟での日本代表の取材に行っていたのですが、終わった後私からの着信をみつけて電話してくれました。
そこからの会話が長い(笑)んです。
男の長電話ってのは良くないといいますが、サッカーについて真剣に議論しているものですから、妻もうるさくない限りは何も文句をいいませんが、「本当にサッカー命ね」と呆れたように言われることがあります。
森本氏とは意見の対立することも多いのですが・・・たとえば北京オリンピック代表は【森本:米国には勝てる、工藤:全部無理】・・・などと、それぞれの論をぶつけるのです。
そこに私はさまざまな情報や戦力分析を駆使して話をするのですが、森本氏はなんせ業界の裏話までに詳しいので、そこを言われるととてもではありませんが知識量、情報量で当然ながら負けてしまいます。
でも北京オリンピックの予想は私の勝ちでした。
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私が北京オリンピックでオリンピック代表が勝てなかった理由に挙げたのは選手たちの「勘違い」だったのは過去にエントリーしました。
そこには私なりに日本代表への危機感というのを感じているわけですが、今日の話の中には森本氏の「日本サッカーの現状」という部分での危機感というのがありました。
私たちは派遣審判もやっているので、いろいろなカテゴリーの試合の審判をするわけですが、それこそ体育会系では試合に出ないというか部員全部が来て、半数以上は試合前の練習さえしないで練習の手伝いや見ているだけということがあります。
森本氏にいわせれば「時間の無駄」ということになってしまうのですが、確かにそのとおりかもしれないと私も感じています。
試合ですから当然スキルが満たない選手というのは出場させることはできないのですが、それにしても部員全員を意味もなく引き連れる(指導者や部活動では意味があるのかもしれませんが)のは、その時間うまくなるための時間を割かれているのではないかと思いますし、練習をする機会などが奪われていくのです。
そして結果として本当の意味でサッカーができずに学生時代を過ごした少年は、大人になってサッカーが好きでいられるかといえば・・・難しいのではないでしょうか。
高木がよくいう「サッカーはプロだけじゃない」というのはそういう部分にも通じる言葉で、サッカーだけではありませんが、スポーツを楽しむということが必要であり、楽しむことがうまくなる最短のルートだったりすると感じることもあります。

写真の上ですが、こちらはスクールの様子です。
芝ではなく草ですが、こんな感じのところやクレーのグラウンドをつかってやっています。
下の写真は本当は高木のインタビューをとろうと思っていたときに、葛飾小学校の6年生と偶然会ったため、高木と私が入ってミニゲームをしたときのものです。
運悪くフレームから高木が切れていますが、8人の子供たちはとても楽しそうにしていました。
セレクションにも来てくれるそうです。

さて、セレクションの宣伝を・・・(問い合わせは多くいただいているのですが、参加者はまだまだです!)

NSP CLUB Junior Youth(U-15)では2009年度登録の第一期生を募集し、10月26日にセレクションを行います。
詳しくは・・・
http://jryouth.nsp-fc.com?をご覧ください。
高木成太と一緒に三年間サッカーをやりましょう。