カテゴリー: 少年コーチのつぶやき

保護者からの「サッカーやめます」という言葉

コーチとしては「え??????」となるのですが、保護者としては必死のことのようです。
私も子供を持つ父ですので気持ちはわからなくはありません。

しかしながらサッカーと勉強ができないことはほとんど関係がありません。

むしろサッカーを真剣にやることで、気持ちや生活にメリハリができ、勉強に集中することが可能になります。
これはサッカーだけに関わらず、子供が好きなこと全般に対して言えることだと思います。

ダメなのは「サッカーだけ」とか「野球だけ」となってしまうことであって、その行事が終わった後に勉強をする癖をつけなかったことが問題であったり、そうなるまで放置してしまったことが保護者の失敗です。
もちろんすべてが保護者のせいではありませんが、そう思って子供と接することをしなければ、子供は今以上に勉学に対してできなくなってしまいます。

子供にとって自分の好きなものを取り上げられるのはストレスになります。
そのストレスを発散できる場所ができなくなると、必ずといっていいほどどこかが屈折します。
結果として何も良いものが生まれないのですから残念でしかありません。
しかし、それが現実だと思っていただかなければなりません。

もちろん中には受験などの都合でサッカーの曜日とあわずにやめざるを得ないこともあります。
それと子供を「勉強に集中させるから」というのは全く違う話です。

ではどうするかといえば、サッカーなどをまず真剣にやらせること。
その真剣さを勉強につなげるために、サッカーなどの満足感を得たいなら勉学に取り組むことなどの条件をきちんとしなければなりません。

私は勉強も一生懸命やるべきだと思っています。
その勉強とサッカーを両立させるために、ご相談をいただければと思います。

子供達はすごいんです

私が今コーチをしている世代は、スクールでは小学生、クラブチームでは中学生、それに社会人です。

さすがに社会人で止める、蹴るができない選手はおらず…というか、一緒にやろうとしている社会人にいてもらっては困ります…小学生は六年生までにどれだけのスキルと考える能力を養えるかという部分が大切です。
では中学生はというと、セレクションをしているチームではないので、それこそトレセンレベルから初心者まで幅広く来ることになります。

私とヘッドコーチの考えは単純で、どうやって初心者レベルを底上げするかだと思っています。
はっきり書きますが、中学二年段階で初心者であっても、本人の努力次第で充分に成長できます。
これは学習と一緒で、やればやっただけうまくなります。

中学一年の大会では、当然小学校で活躍していた選手がレギュラー的に試合をこなすことになります。
しかし、私達の目標はそこではないため、初心者レベルも試合に出場させる方針のため敗退することもあります。
ですが、二年生の後半からは彼ら自身の目標を彼らが決め、ある程度の結果を残せるようになる…こともあります。

残念ながら今は「こともある」レベルです。

さて中学一年で初心者レベルとしても、ほとんどの子供は残ります。
なぜならコーチが可能性を否定していないからです。
もちろんやる気がない子はいるのですが、それは本人の気持ちですから仕方がないと思わざるをえません。

その残る子供ですが、彼らの探求心たるやすごいものです。
私が帯同で審判の準備をしているときでさえ「コーチ教えてください」とやってきます。

初心者レベルが一番悩むのは、ある程度正確なパスができるようになった後のキック力がほとんどだったりします。
「どうしたら低く正確で早いキックができるのですか?」と聞かれると、彼らのキックの心構えと実際にボールを蹴ってもらうのですが、そこでどれだけの力の無駄が発生しているのか、そしてどこを修正すればいいのかヒントをだした上で、私が手本を見せます。
そして、気がつくまでヒントを出しながら考え、蹴らせるのです。

早い子ならあっというま、遅くても数分で劇的なキックの変化があらわれるのです。
これに味を占めると、コーチ!他のも!とくるのですが、それが楽しいのです。
こうして育成をやめられなくなゆわけです^^;

朝から頑張っています

金町の駅でKSCウェルネスジュニアユースのコーチとお会いしました。
これからだとU-14だと思ったので場所を聞くと代々木公園とのことでした。

私は肉離れが少しましになったため、東京都二部の審判で我孫子へ・・・逆方向の電車にお互いが乗るときに「お互い頑張りましょう」と自然とエールを交わしました。
これぞリスペクトの精神ではないでしょうか。

KSCの方々や葛飾近隣のクラブの方々とはFC台東のコーチとして、東京都からの派遣審判としてお会いします。
みなさんはよくしていただけるのですがねぇ(苦笑)

本当にありがたいです。