カテゴリー: 少年コーチのつぶやき

朝練

今日は6時半からスクールの子がこの週末の試合にゴールキーパーとして出場するかもしれないというので、雨で流れた水曜の代わりに練習をしてきました。

チームではゴールキーパーの基礎的なものは教えているようですが、その理由だったり意味を考えることを反復させていないようでしたので、体験することによって得られるゴールキーパーの動きを学ぶということをしました。
どうしてこういう位置なのか、どうしてこういう体の向きなのか、ハイボールの場合はどうしてこうしなければならないか、実際に私がボールを蹴ったり投げたり、そのシチュエーションを再現し考えながらやることで、経験値があがっていきます。
特にゴールキーパーは経験が必要ですし、フィールドを後ろから一番広く見ることができるのですから、的確なコーチングによるディフェンス陣の配置とか、やらなければならないことは山ほどあります。

私は若い頃所属したチームでフォワードだけしかやっていませんてしつが、監督がゴールキーパーもやりなさいということで、フィールドの練習とゴールキーパーの練習をやりました。
監督としては視野の狭いフォワードにもっと広い視点を持たせること、得点をとられたときの屈辱などを教えたかったのだと思っています。
当時は中学校でもってコーチをしていたので、もしかすると監督は私が今のようにサッカーと関わるのではないかと思っていたのかもしれません。

その経験が今朝にもつながっているのだと思います。

さて、たまには朝スクールでもやるかな?(笑)

食べるということ

私はありがたいことに健康と体格に恵まれていると思っています。

大きな病気はしたことがありませんし、身長180cmで体重75kgはもう少し絞りたいかなとは思いますが、48歳という年齢を考えれば充分なものだと両親に感謝しています。

それでよく保護者の方に「どうすれば大きくなりますか?」と聞かれるのですが、「食べることです」といつも答えています。

私の父は身長168cm、母は152cmと大きくはありません。
それどころか母は小さい部類です。
遺伝的にも大きな親戚は少ないですし、肥満体がいないというのもあります。
それでもこんな私のような者もでてくるわけです。

ではなぜかな?と考えれば考えるほど「食べること」に尽きると思っています。

私の食欲は中学の後半からとどまることがありませんでした。
言ってみれば情人の域ではなく、フードファイター並であったのは当時を知っている友人ならわかっているはずです。

弁当箱は六つで、それでも足りなくて一日五百円の食費、朝夕はラーメン丼で数杯のご飯を平らげ、当然ながらおかずもそれに比例して食べていました。
牛乳は一日1リットル以上でしたので、親不孝をしたと思っています。

なぜそれだけ食べたかといえば、私は高校にはいる時で身長が158cmと小さい方でしたので、少しでも大きくなりたいというのと、スポーツをすると必然的に腹が減り、食欲もわいてくるのです。 

もし私の子供達がそれほど食べたとしたら、気絶しそうな食費かもしれませんが^^;
ありがたいことに、両親は食べさせてくれたわけで、高校に入ってからの3ヵ月で身長を17cm伸ばすことができました。

高校の部活はテニス、学校外ではサッカーのクラブチームでやっていましたが、それも伸びるのにタイミングがよかったのかもしれません。

しかし、食欲はその後はさらに増したのです。
背は高くなったのですが、体重が50kgを切っていたので、今度は筋肉をつけなくてはならないわけで、体が要求していたわけです。
卒業時には体重も72kgくらいになり、足も速かったため突貫ファワードとしてその後もサッカーを続けてくることができました。

それもこれも、どうしてかというと食べたからということになります。

社会人の監督も兼任していますが、とにかく今の選手は食べないと感じます。
ただ、最も信頼している選手の一人である吉崎はよく食べますし、活躍する中で考えてみると食べる選手の方が体力があります。

フィジカルが全てではありませんが、小さい選手でもしっかりと芯を持っているわけで、それは体づくりから考えればきちんと食べているわけです。

もちろん私の若いころのように食べすぎだろ!というのはあるかもしれませんが、それにしても最近の選手、特にジュニアユースの選手は食べないと感じています。

プロを目指す卒業生

スクールの卒業生で、本気でプロを狙っている中学生がいます。
第一期の生徒が中学三年生ですので、なんだかんだとそれだけの年数が経ったのだと思います。

たまに彼とは審判の会場などであったりするわけですが、がんばっているのは間違いなくわかります。
親御さんにもメールを送ったところ、本気で狙っているとのことで、バックアップをされているようです。

私たちもできることがあればお手伝いをさせていただきますし、人脈だけはなんだかんだとありますので使っていただければと思っています。

サッカーの面白さを伝えたいと思っている中で、こうした子供が生まれてくるのもまた嬉しいものです。
プロを育てることだけを目的にはしていませんが、上にいきたい子供の応援をするのも私たちだと思っています。