カテゴリー: サッカーファンのつぶやき

スタジアムも作るぞ???

どこにそんな施設を「葛飾区」が作るのでしょうか。

今日のスポーツニュースに「南葛SC」が掲載されていたようです。

2020年にJをめざすとなっていますが、現実的に不可能であることは間違いがありません。

現在、南葛SCは東京都社会人サッカーリーグ三部です。

2015年 三部優勝
2016年 二部優勝
2017年 一部優勝、関東リーグ参入戦勝利が絶対条件
2018年 関東二部優勝
2019年 関東一部優勝、地域決勝大会で二位以内が絶対条件
これで2020年にJFLとなります。

では現実を見てみましょう。
現在、関東でJリーグ参入を目指していてはっきりしているのは以下です。[内は前年の順位です]

【関東社会人一部】
 ブリオベッカ浦安[関東一部1位・地域決勝グループリーグ2位敗退]
 東京23フットボールクラブ[関東一部2位]
 VONDS市原[関東一部3位]
 ジョイフルホンダつくばFC[関東二部1位]

【関東社会人二部】
 早稲田ユナイテッド[東京2位、関東リーグ参入戦優勝]

【東京都社会人一部】
 Criacao[東京一部1位・関東リーグ参入戦準決勝敗退]
 LB-BRB TOKYO[東京都一部5位]ex.慶應BRB
 FCフエンテ東久留米[東京都一部9位]

【東京都社会人二部】3ブロック
 FC GIOCO世田谷[東京都二部6位]
 スペリオ城北[東京都二部2位]
 アローレはちきたFC[東京都二部3位]

【東京都社会人三部】6ブロック
 南葛SC[東京都三部2位]

【東京都社会人四部】
 Suginami City Football Club

こう見ても、南葛SCは関東で現在J参入と言っているチームの中で12番目であり、リーグで言えば60チームぐらいが上位リーグにいることになります。
※他県の二部リーグ、一部リーグを除いても・・・です

東京23フットボールクラブは、プロの監督を据え、元プロなどを揃えていても関東一部で二年足踏みをしています。

地域決勝大会に進んだ浦安は、グループリーグで敗退しました。
皮肉なことに全国社会人枠で地域決勝に行き三位となった関東二部のクラブ・ドラゴンズがJFLに参入するという結果になっています。

スペリオ城北は城北ランシールズの頃から数えて7年目の東京都二部です。

Criacaoも東京都一部で優勝しましたが、残念ながら関東リーグ参入戦準決勝で敗退し関東リーグに昇格できませんでした。
これまた皮肉なことに2位だった早稲田ユナイテッドが参入戦で優勝し、関東二部への昇格を果たしています。

審判として東京都一部、二部の試合は割当で担当することがありますが、はっきり言いますが東京都のレベルはかなり高い方です。

そこに現在東京都三部に何年も所属している(常盤クラブ、葛飾ヴィトワードとして)南葛SCが、東京都で5番目か6番目にJ参入とはいかないと思っています。

むしろこれらの中から統合できるものを統合して、周辺の市区を連合した形で練習場、試合会場を整備した上で、それぞれの市区から認可される運動としてなされなければならないと考えており、そこに一番近いのは東京特別区をホームとしたいと宣言している東京23フットボールだと考えています。

関東一部でそれ以外は東京ではなく、関東二部以降はすべて東京都のチームですが、早稲田、慶應という大学出身に本気が見られ、組織、スタッフともに充実させているのが気になります。
また評判の良し悪しは別として、早稲田ユナイテッドは育成やスクールに力を入れているために、知名度はあります。

ちなみにLB-BRB(旧:慶應BRB)が東京になっている(ホームグラウンドは日吉じゃないの?と突っ込みを^^;)のは、考えてみれば東京都社会人一部なのですから本拠地としては東京都なんだと納得しました。

では冷静に南葛SCを見てみます。

1.自前のグラウンドがない
 →区のグラウンドを火曜日、木曜日に「独占的に優先使用」している=サッカースクール等に使用
 →それ以外にも火曜日、木曜日しか使用できない陸上競技場を「独占的に優先使用」してスクールを開催しようとしている
  ※月曜日、水曜日、金曜日は陸上の個人使用が行われている
2.サッカースタジアムがない
 →葛飾区総合スポーツセンター陸上競技場はあくまでも陸上競技場
 →トラックも6レーンしか取ることができなく公認とならなかったのはなぜか=狭い土地に作ったから
 →サッカー専用スタジアムに作り変える???→葛飾区の陸上競技場がなくなってしまう
  ※北区は陸上競技のため北運動場に人工芝を敷くことができません
3.東京都社会人サッカーリーグ三部である
 →これが最もやるせないことだと思います

1.についてですが、これが最も問題だと考えています。
区有財産を「葛飾区サッカー連盟」の枠で優先使用していることははなはだ疑問でしかありません。
前から申し上げているとおり、南葛SCであろうと区内の一団体でしかなく、そこにかかわる人にしか恩恵がないにも関わらず、優先利用をさせていることに対して断固反対いたします。
※具体的には選抜された子供か選手、スクール生のみが恩恵を受けることになります
これをもし本当に行うとしたなら、区議会できちんと承認されることが必要だと思いますが、それを区民が本当に望むのかを確認するべきです。
それであれば私もこれ以上申し上げることはないでしょう。
ただし、それが決まったとしても変な運営があった場合には、同じようにつっこみを入れさせていただくことになるでしょう。

2.についてですが、これは夢段階だとしても、空き地のない葛飾区でどこに作るのでしょうか。
また作るとして駅から徒歩15分程度で行くことのできる、近隣住民から反対の出ない土地はどこにあるのでしょうか。
サッカー専用スタジアムを見ても、柏サッカースタジアム程度の広さが必要であり、そこは公園の敷地の中にあるわけです。
しかしながら葛飾区には区の公園や広場、空き地でそのレベルのものはなく、現実的に難しいと考えます。

3.ですが、これは強化するべきだと思っています。
ただし、そこにどれだけのお金が発生するのか理解しているのでしょうか?ということです。
FC大阪や奈良クラブがJFLに参入しましたが、彼らが地域リーグのときに数千万単位の予算があったのは当然の話です。
それはアマチュアカテゴリながらも、元プロ選手を呼んだり監督を招聘したりしなければならないためにかかるお金です。
母体を持たない南葛SCはその強化費をどこから捻出するのでしょうか。

実際に地域決勝大会に二度進出し、一度目は全敗、二度目は一勝で終わった「FC鈴鹿ランポーレ」を良く知っています。
ランポーレは今年から運営を含めた体制を一新し、今までとは比較にならない予算をつぎ込んでいます。
それには運営母体が入って、まるっきり違う組織として動いています。
今まではGKの水谷選手がJリーグ経験があるとはいえ、それ以外はアマチュアカテゴリの選手ばかりで戦ってきました。
しかし、昨年はそれでも東海社会人リーグで優勝を果たし、地域決勝大会に進みましたが、完全アマチュアのクラブ・ドラゴンズは別として、FC大阪、奈良クラブの足下にも及ばなかったのです。

では南葛SCを応援することがないのかといえば、いろいろと変えるのであればその日が来るかもしれません。

先ほどの条件の1をまずはクリアすること。
区有財産ではなく自前のグラウンドを用意するべきです。
それが葛飾区にある少年少女チームやジュニアユース、ユース年代への公平なグラウンド利用にもなりますし、現在の状況では区民に公平ではない状況になっているからです。
まずはこれを果たしていただきたい。

そして「その上で」葛飾区議会が「年数億円」程度の予算をつけて、全面的に区の応援するクラブだと宣言することが必要です。

そうしたら私たちはそこを倒すために必死で強いチームを作ることができますが、今のままでは不公平であり公正でもありません。

葛飾区の皆さんに考えていただきたいのは、本当に葛飾区にJリーグのチームを作りたいのかということ、公平、公正を守るのだということ、子供たちに機会の均等を与えることを年頭にしていただき、より良いものをみんなで作っていきたいと思います。

日本の選手は確かに足下はうまくなった・・・が

アジアカップ準々決勝の最中ですが、いろいろな想いが私の中をよぎっています。

日本選手は本当に足下はうまいと思います・・・練習では。

なのに試合をみて、なんで上手に見えないのでしょうか。

というより、足下ってある一定以上あれば、いいのではないかとさえ実は思っていたりします。

それよりなにより、20年前のプレーヤーよりも圧倒的に足下はうまいなあと感じるのに、強くなったなあとは、最近特に感じなくなりました。

20年位前の日本代表DFのHとかOとかSなんかお世辞にもうまいとは言えませんでしたが、気持ちははっきり見えていた気がします。

ですが頑張ってワールドカップ出場までこぎつけたのです。

フランスワールドカップはたいへん残念な結果でしたが、今の日本代表はこうなんだってのが確認できました。

そして少しずつ強くなってきたイメージがあったのですが、残念なことにブラジルワールドカップで惨敗を喫しました。

うまくなっているはずなのになんで?と思った人もいるでしょうが、私はそこに「気持ち」という説明のつかない、訳のわからない要素があるのだと思っています。

普段は冷静な感情でいいのかもしれませんが、スポーツではレベルが高くなればなるほど、スキルだけではない「気持ち」とか「根性」というのが何かを押し出すということがあります。

じゃなきゃ説明がつかないことが山のようにあるわけです。

だからこそ今、日本代表に求めたいのは心・・・なのかもしれません。

何度か紹介していますが、私は小学校・中学校時代の恩師たちがいなければ、サッカーを続けることはなかったと思います。

足は速いけれども足下はいまいちって選手でしたし、今でもそうですがディフェンスでは全く役に立たないというプレーヤーですから、今のように「平均して上手にできる」という選手ばかりを選ばれるのであれば、とてもではありませんが私のようなプレーヤーはサッカーを続けることはなかったでしょう。

しかし、恩師たちは圧倒的な足の速さと、ロングランでも一学年上にも負けないスタミナ、そして足腰の強さを評価してくれ、最初はウイングとして、その後はほとんどがトップとしてプレーをさせてくれましたが、必ず言われたのは「お前のスピードで攪乱してこい」というものでした。

近距離の一対一ではあまり強くはありませんでしたが、少々距離がある時にはスピードで抜くという「技」を持っていました。

ドリブルは仲間から「お前のはドリブルじゃないよな。前に蹴って追いついているんだよな(笑)」なんて言われましたが、それを信頼してくれていたのは本当にありがたいと思いましたし、一瞬だけであれば天才的なトラップをしたりするので(苦笑)、みんながそれを期待してくれてチームメイトとして認めてくれていました。

そういう環境にあったからこそ今でもサッカーを続けることができているわけですし、下手をすると冷遇されていたかもしれないプレーヤーが今でもスピードでは負けないというそのままを貫いているのですから、おもしろいものだと思います。

だからこそ声を大にして言いたいのは「全部がうまくなくていいから、何か一つだけ絶対に負けない」というような武器を持つプレーヤーもちゃんと見てほしい、そう感じるのです。

まして今の子供達は足下がみんなあるのですから、特徴を出してほしいと願います。

地域決勝と選手権東京予選と自分のサッカー

この週末は自分にとっていろいろ感じる週末でした。

まずは自分のサッカーということで、OVER-50のBRAINS1964というチームに所属し、11/9に葛飾リーグデビューしました。
このところ勝ったことがないというチームに1-0で勝利しましたが、トップ下で前半12分からの出場で、1ゴールに絡むことができ、後半は主に守備位置からのボール奪取にも自分なりに合格点だと思うことができました。
これらを来年につなげていって、自分のプレーの質を高めていくことができればと思っています。
ようやくチームにも慣れてきたのと、周りのプレーヤーも私のプレーを理解していただけるようになったので、来年はもっとやりやすくなっていくでしょう。

高校選手権東京予選は西が丘で準決勝でした。

11/8の同じ時間に別の会場でU-15の審判が入っていたため、終了後にインターネットで結果を見たのが修徳のものでした。
ブログに何度か登場していますが、小野寺湧紀の応援をしているため、決勝には必ず行こうと思っていたのですが、残念ながら1-2で都立三鷹に敗戦してしまいました。
たいへん残念な結果ではありますが、まずは三年間お疲れ様ということと、次の行き先が気になりますが、そこでも活躍できるようにこれからも応援し続けます。

東京Aのもう一試合は、堀越 5-1 東京農大一と22年ぶりに古豪堀越が決勝戦進出。

11/9の同じ時間は、高校年代の審判が入っていたため、これまた終了後にインターネットで結果を見ようとしたら、すでに選手たちがチェックしていて結果が耳に入りました。
都立東久留米総合 0-1 國學院久我山でした。
家に帰ってから詳しい情報を得ようとインターネットの検索をしていたら、得点を決めたのは我がサッカースクール出身でもある澁谷雅也くん(一年生、中央SA-ジェファFC)だったのです。
その名前を見た瞬間、手を叩いて喜びました。
決勝も活躍をして、ぜひ全国への扉を開いてほしいと願っています。

もう一つの結果は、実践学園 2-1 保善でした。

Tリーグなどで審判として、観客として活躍している彼らを見るのはたいへんな楽しみでもあります。
まだしばらくの間は審判としても彼らと接する機会があるので、選手権以外の大会で審判として彼らと真剣にサッカーで会話をしようと思います。

全国社会人の地域決勝大会は予選リーグでした。

NSP CLUBのもう一人の創設者でもある高木成太は、FC鈴鹿ランポーレの監督として参加していました。
結果から・・・
1-2 サウルコス福井(北信越)
3-0 松江シティFC(中国)
0-3 クラブドラゴンズ(全国社会人枠、関東)
1勝2敗で決勝ラウンドに進むことはできませんでした。

しかし、FC鈴鹿ランポーレはよくここまで頑張ったと思います。
クラブドラゴンズ戦では前半で主力である大久保選手が退場をしてしまい、厳しい戦いとなってしまったとのことです。
ですが敗退は敗退として、また来年につなげるために彼らは努力をしていかなければなりません。

他に決勝へ進出したFC大阪、奈良クラブ、サウルコス福井は元Jリーガーを中心としたチーム編成をしており、特にFC大阪と奈良クラブは5名以上のJリーグ経験者を揃え関西リーグでしのぎをけずり、関西代表として奈良クラブが、全社枠でFC大阪が出場してきました。
そんな中でFC鈴鹿ランポーレはフィールドプレーヤーにJリーグ経験者がいない中で東海リーグを制し、地域決勝で一勝をあげるところまでやってきたのです。
出場していた他チームの選手からは「よく元J(リーガー)がいないなかで良くここまで来たね」と言われたくらいだそうです。

FC鈴鹿ランポーレは本当によく頑張ったとは思いますが、残念ながらもう一歩が足りなかったのでしょう。
来年こそ東海リーグをダントツで抜け、JFL参入を果たしてもらいたいと願っています。

高木成太は就任4年で地域決勝大会進出2回ということで、はじめてのトップチーム監督経験としては充分な結果であったと個人的には思います。
来年度はまだ体制などがわかっていませんが、来年のFC鈴鹿ランポーレはやはり他クラブを見て、強化の必要性というのを痛感したと思っています。
今足りないものはなんなのか、選手なのか、コーチングスタッフなのか、フロントの体制なのか、それらすべてなのかを真剣に考え、サポーターに納得のいくものを結果として出していただきたいと願います。

それにしても濃い週末でした。

そして地域決勝大会のために山口まで応援しにいったKさん、お疲れ様でした。