カテゴリー: サッカーファンのつぶやき

高円宮杯と高校サッカー選手権

今年も高校サッカー選手権が終わりましたが、なるほどそれなりに楽しむことはできました。

ですが選手権には意味がなくなってきたのか?と思ってしまいました。

それは12月に行われた高円宮U-15決勝および準決勝を見ていたということもありますが、サッカーの質が違いすぎます。
高校選手権に意味がないとまでは言いませんが、高校年代を語るのであればJ傘下のユースチームを含んだ高円宮杯で語るべきでしょう。

選手権はあくまでも「高校日本一」つまりは高体連と日本テレビが盛り上がっているだけのことであり、サッカー連盟のトップの大会ではなくなっています。
Jリーグができて変化したのですが、高円宮U-15をみても、準決勝にJではないジュニアユースチームが出場していましたが、中学校は皆無という状況でした。

これは何を示すのかといえば、勝負だけにこだわるのではなくU-15、U-18世代の「育成」ということを主眼に置いたユース、ジュニアユースチームの指導方法の違いといわざるを得ないでしょう。

その意味で選手権出場チームの中で、それを実践しているように見えたのは国学院久我山でした。
国学院久我山を率いている李監督は、葛飾区で「ジェファフットボールクラブ」でも指導されています。
ジェファの試合は笛を吹いたこともあるのですが、U-15世代で育成に重点を置いていることがはっきりと理解できます。

無論選手達は勝つことも目標にしているのですが、コーチなどのグラウンドレベルでの選手への声は、まさしく「指導」といえるものであったと審判をしながら感じたものです。
対して私立中学の部活などでは勝つ事を主眼に置いていると感じられるようなこともみられました。
もちろん全ての私立中学がそうではないと思いますが、観客として、審判として見ているときに、そう感じられるのは事実だと思っています。

私達NSPクラブはまさしく「選手の育成」を主眼においています。
勝ち負けにこだわって、関東ユース、ジュニアユースに出場して・・・などとやれば当然ながら有名にはなると思います。
ですが高木と私の中では、勝つことが全てではないと考えており、選手をどうやって育成するのかという部分を絶えず意識しています。

ジュニア、ジュニアユースはこの3月から動き始める予定としています。
今から始める育成を高木とNSPクラブに託してみませんか?

お待ちしております。

サッカーの応援について

私は過去「サポーターが嫌い」と書いたことがあります。

それは私が「サッカーファン」でしかないという定義があると自分が思っているだけですので、他者から見れば私も「サポートをする人」という意味でサポーターなのかもしれないと思っています。
しかし私が指すサポーターとはゴール裏の方々のことで、これら全てを否定するわけではないのですが、残念ながらほめられたことばかりしているわけではないため私は「嫌い」と書いたのです。
それについてサポーターの方から「小さい」などとコメントをいただきましたが、どう取られても結構ですが少なくともゴール裏が改まらなければサポーターと呼ばれる人たちが「一般ファン」から見放されるのは間違いないと思っています。
特に今回はコンサドーレのホームゲームでのトラブルがあったわけで、USや他の団体であれ、暴れたりするのは一般ファンからみるとこれもまた「一部の熱狂的サポーター」というひとくくりにされるわけで、どうするかといえば「きちんとしてほしい」と願っているのです。
海外のサッカーや国内でも地域が応援しているチームの応援と言うのはみるからに美しく、また一種秩序があるようにさえ感じますが、それぞれがそれぞれに自主性を持っているようにも感じます。
ところが残念なことに熱狂的なサポーターと呼ばれる人の中には「俺らが先頭を切ってやっている」ということや、もっと大きく「俺らがいるから応援ができている」という言い方をしたり、思っていたりする人がいます。
私は実家に帰るとコンサドーレのホームゲームが重なれば例え室蘭であっても行きますし、アウェイでも今まではそれなりに行っていました。
しかしあるサポーターの態度を見て、全体の応援を見てアウェイの応援席には近づかなくなりました。
仲間だけで勝利を分かち合う・・・私は同じコンサドーレを応援しているのであれば、喜びは分かち合えるものだと思っていましたが、自分たちの中だけで消化してしまう姿を見て非常に残念に思いましたし、一般サポーターであったりファンであったりする人のほうがはるかに「喜びを分かち合う」ということをしていたと思います。
「コールが全て」と思っている人にはわからないのかもしれませんが、応援のスタイルは人それぞれですし、他者の応援方法を否定する必要はないと思っています。
ですが勝利をしたとき、チームとの思いは共有できるはずなのに、それをしないというのは残念でなりません。
今、mixiのコンサドーレコミュニティでアンチUSというトピックが立っていますが、USを完全否定する人は少なく、そうではなくてやり方が違うんじゃないの?という意見のほうが多いと思います。
熱狂的サポーターというならば、これらを解決して周りの人を盛り上げられる(自分たちだけで盛り上がるのではなく)応援をすることによって、それこそ自発的に応援の声があがったり、手拍子につきあってくれたりするのではないでしょうか。
私がサポーターを嫌いと言っているのは、そういう意味であって「なぜそう思われているのか」ということを省みず、自分たちだけで盛り上がる人々が嫌いだということです。
社会規範を無視する人が嫌いなのです。
その例として鹿島サポーターはそれこそ老若男女いるわけですが、柏戦で選手にフラッグをぶつけるような人はどうしようもないと考えるのです。
揃って応援する鹿島や浦和のファン(どちらにも非常識なサポーターはいますが)は、その応援を美しいとさえ思うことだってあるのです。
このエントリーが理解できずにコメントをいただくのは結構です。
私はNSPクラブの代表でありますが、それと共に日本のサッカーを応援し、行動を起こしているものとしてエントリーしているつもりです。
その思いがわからずに一つの事象だけにコメントされるのは心外です。
ぜひいくつかのエントリーを見ていただいてからコメントされればと思います。
コメントは大歓迎ですので。

【W杯アジア最終予選】3-0 カタール

ようやくすっきりに近い勝ち方をした日本代表のため、ついつい最後まで見てしまった。

一点目の田中達也の得点も素晴らしかったが、後半2分の玉田のシュートでほぼ試合が決まったといっていいだろう。
守備も比較的ミスが少なく、決定的になりそうなミスが三回であるため、この試合を続けていけばまず負けることはない。
しかし心配だったのはセンターバックの二人だろうか。
寺田はやはり最初硬いように見えていたが、試合を進めるにしたがって少しずつよくなっていったが、それでも完全に安定しているといえる状況ではなかったように感じる。
それよりも闘莉王が日本代表の悩みになるかもしれないと思うのは、前の試合でのクリアミスと同じようなポカが数度みられたことで、日本の最終ラインを彼が統率ということになるのは大変に心配である。
ただし攻撃の面を考えれば三点目のような得点があるため非常に魅力であるのだが、守備での決定的なポカに関しては否めないのが・・・というところか。
「いやぁ完勝!」と納得がいくところまではもう少し必要だと思うが、少なくとも最低限昨日のような試合であれば勝ったことに納得がいくし、FWの得点で流れの中の得点というのはとても重要なことである。
次はオーストラリア戦が2月にあるのだが、ここで引き分け以上でかなり見えてくるものがでてくるだろうから、なんとしてもまずは勝ち点3を目指して頑張っていただきたい。
これ以上の試合が続くのであれば「今回はでなくてもいい」なんてことは思わないだろう。