カテゴリー: サッカーファンのつぶやき

関東のJ参入したいクラブの動向を見てみる

そもそもこれは南葛SCがJリーグに行くなんて宣言するものですから、「そんなのは単独区でやめた方がいい」という提案と、同クラブの「にいじゅくみらい公園・火曜・木曜日占有」と「葛飾区総合スポーツセンター陸上競技場・木曜日占有」に疑問と反対の立場から書いていたものですが、今年もまたそれぞれの状況が変わったので、アップデートしてみることにします。

関東でJリーグを目指すクラブ

状況クラブ名20162015HOMESTGR備考
new-Item東京武蔵野シティFCJFLJFL12位武蔵野市横河武蔵野FCが変更
869-32ブリオベッカ浦安JFL関東一部優勝
地域決勝2位
浦安市
全国(地域決勝等)の壁
VONDS市原FC関東一部関東一部2位市原市
つくばFC関東一部関東一部3位つくば市ジョイフルホンダつくばFCが変更
TOKYO23 FC関東一部関東一部4位江戸川区練習は公共
早稲田ユナイテッド関東二部関東二部3位西東京市練習は早稲田大学?
869-32LB-BRB TOKYO関東二部東京都一部2位
関東社会人大会1位
文京区練習は東京大学等?
関東の壁(以下は東京都限定)
Criacao東京都一部東京都一部3位新宿区
フエンテ東久留米東京都一部東京都一部10位東久留米市練習は高校?
869-32スペリオ城北東京都一部東京都二部
3ブロック1位
北区
FC GIOCO世田谷東京都二部東京都二部
1ブロック2位
世田谷区
アローレ八王子東京都二部
3ブロック2位
東京都二部八王子市アローレはちきたから改称
練習は公共
869-32南葛SC東京都二部東京都三部
1ブロック1位
葛飾区練習は公共
new-Item八王子FC東京都二部東京都三部
5ブロック1位
八王子練習は公共
八王子サッカー協会
過去に目指していたクラブ
Suginami City Football Club登録せず登録せず杉並区
※ST=スタジアム有、GR=自前グラウンド有
 
こうしてみても多いなあというのが一つ、埼玉県リーグで1部所属で目指しているクマガヤSCとアヴェントゥーラ川口なども今後関東リーグに参入する可能性があることから(千葉県は二部以下)、Jリーグを目指すのは今後一層たいへんなことになってくると予想される。

そして今年表に追加したのはスタジアム(公共でも自前でもOK)と「自前」のグラウンドがあるかということです。
Jリーグを目指すのであれば、当然ながら下部組織が必要になりますし、トップチームの練習場の確保ということを考えると、自前の練習場が不可欠であると考えます。

さらには公共のグラウンドを利用するにあたっても、結果として「他のチームの邪魔をしないか」もしくは「他のチームが理解しやすいか」ということに尽きると思っています。

公共のグラウンドが数個しかないのに、育成やスクールで二つも占有してしまうようなクラブは、地域から歓迎されないのは当然のことです。
大きな声で反対を言わないのは、何度も言いますが地域サッカー連盟から除名や戒告などの脅しがかけられるのがわかっているから言えないだけなのです。

イベントをしかけて3000人集めると豪語しておいて、1/3さえ集客できなかったどこかの区とクラブは、なぜ歓迎されていないのかを真剣に考える必要があります。

●育成分野について

TOKYO23 FCについては育成が全くできていません。
江戸川区サッカー協会と話し合いの下、U-15は当面作らないとなっているそうですが、Jリーグを目指すとなると間違いなく下部組織は必要となります。
その時にどのような反対が起きるのかというのが、隣の葛飾区でみられるのです。

南葛SCは本来であれば、にいじゅくみらい公園を火曜日、木曜日占有していることで人を集めやすいはずなのですが、なぜ中学年代の子供たちが南葛SCを選択肢に入れないか、小学校の指導者たちがなぜ勧めないのか考えてみなければなりません。
それがTOKYO23 FCにも参考になることでしょうし、南葛SCは地域のチームのことを考えればいまごり押ししてはいけないということを江戸川区から学ばねばなりません。

●驚きの発表

そして最大のサプライズは「永遠のJFL」だと思っていた横河武蔵野FCがまさかのJリーグ入りを目指すと言ったことでしょう。
TOKYO23 FC以下のチームは、もう一つ上のカテゴリでJリーグを目指すといったチームがでてきたことに、少なからずもショックを受けたのではないかと思います。

●一本にしましょうよ・・・

今年増えたチームの中に、八王子FCがあります。
アローレはちきたがアローレ八王子と名前を変えて臨んでいるのですが、同じ八王子でJリーグを目指すというのはいかがなものなのでしょうか・・・

●最後にWikipediaから・・・

「過去にJリーグを目指していたクラブ」より抜粋します

Jリーグ加盟の目論見が頓挫した事情については、後述の通りでクラブ毎に個々の理由があるが、
・資金難
 -スポンサー確保難
 -運営母体の経営問題発生
 -運営会社の経営危機・破綻
・現実性や長期的展望に乏しいクラブ運営とJリーグ加盟構想
 -安易な構想に基づいた見切り発車でのクラブ設立・クラブ化の強行
 -資金的な裏付けや一貫性が欠落した無謀な強化プラン
 -実際にはJリーグやサッカーを単なるビジネスチャンスや広告宣伝手段としてしか見ていない運営母体(親会社)やオーナーの、Jリーグの理念やサッカーリーグのシステムへの無理解

 -組織内の内紛
・試合施設・練習環境の確保難・質的な問題
 -専用練習場や(公設・準公設の)大型試合会場の構想の頓挫

・下部リーグでの成績不振
 -前段階となるJFL昇格構想の失敗
 -JFLでの下位低迷・降格
・成績低迷による集客力や社会的注目度の低下
・地元行政や地域サッカーコミュニティとの足並みの不一致
・地元地域の既存・後発の他クラブとの競合

--以上抜粋--

赤にした部分は、私が身近にみてきた失敗例のチームがこうだったということです。
特に練習場所の問題と、地元行政や地域サッカーコミュニティとの足並み不一致は大きい問題です。

【関連記事】
スタジアムも作るぞ???
東京カップとにいじゅくみらい公園における南葛SCについての疑問

懐かしの天皇杯(2011年)

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∁ ゲキサカ

2011年10月12日 FC鈴鹿ランポーレは天皇杯で名古屋グランパスと対戦しました。

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成太と何年も付き合っているのですが、この時ばかりはうらやましくて仕方がなかったですね。

監督としてストイコビッチと同じ立場にいるわけですから。

カテゴリは東海社会人とJ1で違ったとしても、同じフィールドで監督という立場で戦ったのは本当にうらやましいと思いました。

選手としてもうらやましかったのは、プロになることができた云々は関係なく(私たちの世代ではプロなんて考えられませんでしたから)、エジムンドとヴェルディでプレーできたというのがうらやましくてしかたがありませんでしたね。

ちなみにこの試合のゴールキーパーは高木義成くんで、成太とヴェルディで一緒だった「高木」対決でもありました。

今では高木義成くんともFacebookなどでやり取りをさせていただいていますが、この時は対戦相手のゴールキーパーという感じでしたでしょうか。

成太もFC鈴鹿をやめて一年経つわけですが、関東でいろいろ頑張っています。

見かけましたらどうぞがんばれと声をかけてやってください(笑)

高校サッカー選手権決勝でいろいろ思ったこと

第94回高校サッカー選手権は東福岡の優勝で幕を閉じました。

國學院久我山は強豪を相手に備えて臨んではいましたが、結果は残念ながら0-5での敗退となりました。
私はこの結果を点差そのままの力だと思ってはいません。

しかし、後半直後のあのトリッキーなFKからのゴールで、國學院久我山はその後主導権を握り損ねたのだと感じています。

当クラブサッカースクールとしては、所属していた澁谷雅也くんを応援していましたし、名倉君は地元葛飾のリーズ出身、小林君は関係のある南千住広場サッカークラブ出身と國學院久我山を押していました。

しかし、東福岡のキャプテンは澁谷君と名倉君に前を向かせてドリブルさせない、サイドバックが上がった裏をつくという戦術を見事に実行し一点目を奪っています。
(それで、ミスをした小林君が交代することになりますが)

成太曰わく「全国から選手を集めているチームとそうではないチームの地力」という表現をしましたが、まさしくそういう違いも見られました。

ですが逆説的に言えば、呼び集めていないチーム、練習や遠征に縛りのある進学校であろうと、結果を残すことができるのだということを表現してくれたのだと思います。

もう一つはサッカーがフィジカルだけで勝負がつくわけではないというのを証明してくれました。

エースとしてはたぶん一番小さいであろう澁谷雅也くんを、対戦チームは脅威と見なしてマークしたわけですし、もしかしたら平均身長も一番低かったかもしれない中で、フィジカルで選手をかき集めているようなチームを打ち負かしたことは、高校サッカー選手権の中でどんなチームにもチャンスはあると示してくれたのだと思っています。

来年が最終学年となる澁谷雅也くん、名倉巧くんら二年生が、来年もう一度旋風を起こしてくれることを願っています。

それまでは、東京都の割当をこなして、情報を入れながら楽しみに待っていたいと思います。