先日のアクティブレフェリー引退宣言の記事について、たくさんの優しい反応をいただきました。
こういうのは本当にありがたいと感じます。
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私は今後審判インストラクターとして、選手を最優先に試合を進めることのできる審判を育てられるようにしたいと思っています。
審判を30年ほどやっていますと、いろいろ試行錯誤をするわけですが、「試合をコントロールする」と言ってしまうと勘違いをしてしまう方もいるため「選手と共に試合を作っていく、そのためのコントロール」を意識できるよう自分の中でも整理をしていきたいと思います。
先日、小学校一年生の試合を何十年ぶりかで担当したのですが、選手たちは一個のボールを懸命に追いかけていました。
競技規則については当然という感じで知らないところもありますが、それを伝えながら試合を進めることに楽しみを覚えました。
これからもこうした活動は続けていくわけですが、関東や東京都の高いレベルを担当する可能性のあるアクティブレフェリーについては引退をし、区切りをつけたというわけです。
たぶん、審判自体は走ることができる間は何らかの形で続けるのだと思いますが、もう高いレベルでは自分が納得ができないだけではなく、競技者によろしくない影響を与える可能性を考えて決断した次第です。
これが全ての方に当てはまるわけではなく、私は私の納得できる形でアクティブレフェリーを引退しようと思っただけです。
実は55歳でやめる宣言をしていたのですが諸事情により2年延長しました。
昨年は手違いもあり活動があまりできなかったため今年本格復帰をしたわけですが、その中でやはりさまざまなことを考えました。
さらには教え子(という言い方は好きではありませんが)がS2に昇級し未来も期待できることがあり、それを見届けたいとも思いました。
あと荒木友輔くんのワールドカップでの雄姿も見たい!!!
まだまだ「審判」としての楽しみは尽きません。