コーチが怒鳴ったり、命令するのが理解できない

私はコーチとして怒鳴ったり、命令をしたりするのが理解できません。

年間100試合以上のゲームに携わるのですが、結構な強豪チームの育成年代のコーチでも、思い通りのプレーではなかったり、ミスに対して罵ったりするのをみます。

あれで何が生まれるんだろうといつも感じます。

子供たちを上手くさせたいんじゃなくて、いわゆるいい選手がでて勝利をすれば儲かるから?

大会に勝ち続ければ、入団希望者が増えてお金になるから、勝つためにやってる?

全てじゃないとは思いますが、まるで自分の今後のためにやっているんじゃないのというように感じる人もいます。

だから工藤のコーチをしているチームは勝てないんだよと言われるじゃもしれませんが、育成年代であれば試合中に罵声を浴びせたり、怒鳴ったりすることはありません。

それは彼らの試合のパフォーマンスは、コーチが伝えた結果であるわけで、それ以上は選手が自主性を持って考えなければならないからです。

テクニックや考え方は伝えることが可能ですが、実行するのは選手であってコーチではありません。
ですから私は試合中に選手に対して質問やアイディアは伝えますが、結論に結びつくことや、答えの一つを大声で怒鳴るようなことはありません。

叱るとすればチーム内の言われなきいじめであったりする場合で、後は選手の自主性に任せるしかないのです。

練習中は口やかましいですが、それもまた目的が違います。

答えを導き出すためのヒントを繰り返し伝えるのみです。

こうしろ、ああしろ、とどめは「そこでシュート!」なんて言ってしまうコーチにはなれません。

全ての試合に私が勝ちたいと思っても、選手が勝ちたいと思わなければ、試合には勝つことなどできませんし。

まして手を出すなんてことはあり得ないわけです。

さあサッカーシーズン本番!と思ったら…

寒くて寒くて観戦者も、選手も、審判もスタッフも凍えているんじゃないだろうかというくらいの寒さです。

アクティブレフェリーの皆さんもシーズン到来ですので、日頃のトレーニングの成果を出していきましょう。

もちろんお父さん審判も子供たちのために頑張ろう!
その努力と背中は、子供たちが必ず見ています。

走るということ

サッカーにおいて走るということは、間違いなく必要な要素です。

その間違いない要素に対して、当然ながらレフェリーは「走る」ということになります。

今は横の動きだけだと思われている副審ですが、これがかなりダッシュも多く、しかも自分の意志とは関係なくラインの前後についていかねばならないため、かなり厳しい動きになります。

しかし、やはりたいへんなのはレフェリーで、90分ゲームですと12kmくらいをダッシュも含めて行った上に、ジャッジもしなければならないというのは、なんの拷問だ?とある人から言われたことです(苦笑)

私たちが担当する試合もそうですが、グラスルーツであったとしても間違いなく必要で、それこそ年齢が低ければ低いほど、私は走ることが必要であり、さらに近くで見てあげることが必要だと思っています。

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私が審判をやっている理由で書きましたが、私はある審判の姿を見てこれではいけないと思ったからこそやっています。

センターサークル付近からどうやったらペナルティエリアの細かいファウルがわかるのか?という疑問が当然ながら選手も思うでしょうし、先日私がゴールキーパーとしてイエローカードをもらったシーン(PKになりましたし)でも、ゴール裏にいた方から「ノーファウルに見えた」と言うのですが、完全に遅れて入ってきたレフェリーはPKでイエローカードという二重の苦痛を味わいました^^;

とまあ、それはおいといて・・・そういう時に走っていない、走らないレフェリーに対して、選手がどう思うのかということです。

きっと私が思ったことと同じようなことを思うのではないでしょうか。

そう考えると、レフェリーはそのプレーがどうであったのか判断するためには、近くに寄るため走らなければなりません。

逆説的に言うと、走ることのできない審判は判定できないわけですから、そこにいてはならないのかもしれません。

アクティブレフェリー研修会では、必ず「体の準備、頭の準備」というのを言われます。

体の準備というのは走ることのできる体力であったりフィジカルのことを言っています。

頭の準備は競技規則や例を頭に入れることですが、やはり体の準備というのはきちんとしておかねばなりません。

そういった意味において、あくまで「私」はということになりますが、納得ができる走りができなくなったら、アクティブレフェリーをやめようと思っています。

小学生の大会などで必死に走っているかもしれませんが、少なくとも今のレベルでのレフェリー活動はしないでしょうし、そこにしがみついているのはナンセンスだと思っています。

その日が一日一日近づいているわけですが、その日が来るまでとにかくまずは走るということをやっていこうと思います。

・・・・・当然、頭の準備もしたうえでということにはなりますが・・・(笑)