競技規則の変更はたいへんなことになりそうです

先日、競技規則伝達講習会に出ましたが、西村雄一さんが講師でした・・・

・・・・・ってことじゃない!!!

なんと今度の競技規則改編では93箇所が変わっています。

変わっていないのは・・・ボールのみ!

ということで、徹底的に競技規則を読み込まねばなりません。

オフサイドも見た目「違うじゃん!」と思われるものがあります。

例えば今までの競技規則では「オフサイドが起きた場所」からの再開だったのですが、これからは「オフサイドが確定した場所」からの再開となります。

具体的二例としては
1.戻りオフサイドで自陣に戻って攻撃側競技者がボールを受けた場合、攻撃側サイドからの間接フリーキックでの再開となります。
2.オフサイドが確定していない状態のルーズボールで、攻撃側競技者が追うか追わないかの判断がつかない状態から、急にボールを追いかけてオフサイドが確定した場合、ルーズな状態でオフサイドが起きた場所ではなく、追いかけてオフサイドが確定した場所となるため、守備側のゴール側にボールが進んでいる場合、ゴールに近い場所からの間接フリーキックでの再開となります。

あと、よく言われるペナルティーエリア内での三重罰ですが、基本的には従来と変わらないと考えていただいた方がいいでしょう。

警告対象となるのは「ボールにアタックしに行った場合」だけとなります。

ボールにいかず相手選手を倒してしまったり、ハンドリングで決定的な得点機会を阻止した場合には、従来と変わりなく退場が命じられ、ペナルティーマークからのキックで再開となります。

さらに困るのはゴールキーパーでしょう。

ペナルティーマークからのキックで、キッカーが蹴る前にゴールから飛び出した場合、警告が与えられることになりました。

つまり、二回飛び出すと退場ということになります・・・

ゴールキーパーの皆様、お気をつけあれ。

審判をフィールドの外から見てみる

積極的にフィールドの外から審判を見ているようにしていますが、見ていて思うのは少なくとも半数以上の方々が努力をされているなあというのが本音です。

もちろん試合は東京都所属のアクティブレフェリーが担当するものではなく、市区町村リーグや高校の地域で自主的にやっているようなものだったりします。

問題に感じるのはプレーヤーがそのまま審判を兼ねてしまう場合、特に副審ではやる気が見られない場合が多くありました。

しかしながら主審に関しては、成年のひどい人以外は自分なりに一生懸命にやろうという姿勢がみられるので、そういう人をどうサポートすることができるのか、どう説明するのかを考えてみるようにしています。

自分も当然ながら審判として初心者の時があったのですが、自身のプレーヤーとしての経験があったため、それほど難しくなくできたことと、自分がされたら嫌なことはしないため、審判としてまずは選手を見ようと考えていたためなのか、区リーグや都リーグ三部などでは納得をしてもらえるようになりました。

それと比較してみて、では目の前で審判をしている人は、どう試合の中に入っているのか、コントロールする必要のある試合なのか、等々インストラクターとしての目を養うべく、自分も努力していかなくてはなりません。

それにしても審判はやればやるほど奥が深いと思います。

観戦記で「今日の審判はクソ!」なんてのを見ると残念に思いますが、もう少しだけ審判に優しくなってもらえればなあと思います。

もちろんそう思われないようなジャッジメントが必要なのはわかりますが、むしろ審判は目立たなくてもいいくらいですから、そっとしておいていただければと思います。

・・・というか、クソとか言われるのは本当に残念でなりません。

「努力が必要」など柔らかく言っていただけると助かります。

たまにはインストラクター活動なんかを・・・

今年度より審判インストラクターとしての活動をさせていただいていますが、よくサッカーの試合を見るようになりました。

私は台東区の推薦ですので、台東区の試合を見るわけですが、あまり最初から本部に構えて座っていると、運営の方や審判の方が構えてしまうため、実は結構こっそりとみていたりします(笑)

公式に台東区サッカー連盟審判部としてうかがう時にはきちんと台東区のウエアを着ていくわけですが、それ以外はこっそりと自前のウエアで拝見させていただいています。

そこでの感想ですが、みなさん頑張ってやっていらっしゃると感じるのです。

レベルの差は仕方がありませんが、自分ができることを一生懸命にやろうとしているのははっきりとわかります。

小学生の試合の審判であれば、一人審判であるためオフサイドを見ようと前に必死に走りますし、ファウルもぶれないように気を付ける姿勢もよく見えます。

ただ、ぶれないようにしすぎて、ファウルが行き過ぎて困ってしまうところも見えてしまうため、これはベンチのコーチの方々も、もっと審判をリスペクトしていただきたいと感じます。

もちろんベンチサイドからはこのやろう!と思うこともあるでしょうが、そうではなくてレフェリーに諭すような発言をしていただきたいと願うのです。

少年の審判は本当によくやっていると思う反面、はっきり分かれるのがやはり社会人です。

多くの方がきちんと審判をしようとしているのは認めます。

しかしながら帯同審判であるため、どうしても試合後の審判などとなると、走りたくない気持ちがあるのは理解しなくはありません。

ですが、もし自分がプレーヤーの立場であったとしたならどう思うのか、そこを考えていただきたいと思う審判がいるのもまた事実です。

社会人については今のところこっそり見ています。

というのも、社会人の審判は私がいるといないでは変わってしまうことが往々にしてあるため、こっそりと土手に座ってであったり、橋の上から見るなど、選手からも審判からもなるべく見えないように見ています。

そのうちきちんと拝見させていただくと思いますが、それまでみんな頑張っていただきたいと願うのみです。

自分の審判活動をしながらというのは、結構たいへんではありますが任命されたからには最大限の努力をしようと考えています。

もちろん、皆さんの活動を邪魔しないようにこっそりとお伺いすることもありますが、見かけましたら声をかけていただければと思います。

少年の公式戦は、特に何もなければ行くことができるようにと考えています。

その中から、もし少しでも上を目指したいというような審判が生まれてきてくれると、東京都サッカー協会としてはたいへんありがたいと感じるはずです。