世間ではチリッチとの過去の対戦成績を気にしていたようだが、錦織がジョコビッチに勝ったのと同様に、チリッチも強くなってきたのだと思う。
個人的にはチャンスがあると思っていたのは事実だが、残念ながら結果は準優勝となった。
だが、可能性を感じるこの大会は、次の全豪以降に彼の今後がかかってくるのだと思っている。
つまり男子テニスは世代交代の波が来ているのではないかということだ。
もちろんこれからも応援し続けるわけで、四大大会で優勝する姿をぜひ見てみたいものだ。
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さて、テニスの世界チャンピオンはこれだけで争っているわけではない。
車いす部門の国枝慎吾はなんとシングルス、ダブルスの双方で優勝。
そして女子の上地結衣もシングルス、ダブルスの奏法で優勝。
実は車いすテニスの世界チャンピオンは日本人なのである。
国枝選手は年間グランドスラム(四つの大会すべて)を達成した。
錦織も国枝選手の結果を目指して、これからもっと活躍していただきたい。