レフェリー活動をしていて、若い・・・本当に若い世代の人達と接することが多くあります。
今は、U-15で指導をしていた選手と一緒に今度はレフェリーとして立つのも出てくることになりました。
私が担当させていただくのは、若い主審の時の副審1であったり、大学3部(最近は少ないのですが)あたりで学生が副審をやる試合というのが多くなっています。
そうすると、当然ながら若いレフェリー仲間と同じ会場で会うことになるのですが、そこで彼らの壁にならなければならないと感じているのです。
当然ながら邪魔をするのではなく「壁」にということです。
「いやいや工藤はでかいから壁じゃん」というネタは置いといて・・・\(・_\)そのはなしは(/_・)/こっちに置いといて
フィジカルでではなく、審判の姿勢であったり、試合中の走りやコントロール、若いレフェリーが「さすがベテラン」「おっさんなのによく走る」と思わせなければならないということなのです。
正直なところアクティブレフェリーの全ての人が高いレベルで審判活動をやっているわけではありませんし、残念ながらカテゴリーによっては走りが足りないように見えたり、ジャッジが不安に見えたりする人もいます。
そういう「おじさんレフェリー」を見て、若いレフェリーは当然ながら「おじさんレフェリー全般」を甘く見ようとしてしまいます。
そこに態度のでかい・・・じゃないっ!壁になるおじさんレフェリーがいたとしたなら、彼らが次のステージに上がるため努力をするのではないかと感じています。
そういう意味の壁というわけです。
高いレベルの大会に、おじさんレフェリーが割り当てられる、特に研修である試合などで若いレフェリーではない選択肢は、若いレフェリーからすると「なんで?」となってしまうでしょう。
しかし、おじさんレフェリーであっても、若い世代に「ちくしょー、あの人が頑張っているんだったら俺だって」と思わせるような、そういうレフェリングができればと思います。
そのためには、東京協会審判部の漫談師・・・H部長が日ごろから言っている「頭の準備と体の準備」を怠ってはなりません。
51歳の今、できることを精一杯やって、彼らの壁になってやろうと思っています。
自分としてはあと数年このレベルのレフェリーをやりたいと思っているので、まだまだ走ります!