昨日の日韓線を見ていて、せっかく縮まった、もしくは越した部分もあったはずの力関係が、1980年代に逆戻りしたような、そんな感じをおぼえてしまいました。
ライバル関係としてはたいへん条件がいい(仲が良すぎないですし距離が近いですから)のですが、残念ながら昨日の試合を見ている状況では、韓国にライバルとさえ思われないレベルにまでなっているのではないかとさえ感じてしまいました。
まるでサッカーライターの森本さんが過去に予言していた「日本は弱くなる」というのを追っているような感覚でした。
十年前の代表と今の代表を比べるのは一種ナンセンスなのかもしれませんが、あえて言うとしたなら、今の代表に一番かけているのは「日の丸を背負っていない」ということではないでしょうか。
柱谷が、井原がどういうキャプテンシーを発揮したのかとか、気持ちでどうぶつかっていったのかなどを考えてみるに、今の代表はスキルはあがっているはずなのに到底うまく見えないし、ゴールへ向かっているようには感じられないのです。
それから応援するほうにもひとつあります。
歌を歌うのが目的なのかとさえ感じてしまう現状はいかがなものなのかと感じますし、昨日の試合であれば途中でブーイングなり黙ってしまうなり抗議をしても構わないようなレベルだったのではないかと感じます。
ですが最後まで「ニッポン!」という姿・・・信じる姿はそれはそれでいいのかもしれませんが、日の丸を背負う日本代表としてふさわしくないのであれば、積極的に抗議をする、それはサッカーが好きで、日本代表が好きだからこそでてくるという行動でもいいのではないかと思っています。
まあこういうことを書くと過去に私の「サポーターという言葉が嫌い」に反応するような方がでてくるのですが、私は私なりに真剣な態度で日本代表を応援し見ているので、それぞれに対して文句をいうこと事態もナンセンスなのではないかと思います。
しかしながら、応援をしている人に対してそれに値しない選手たちであったとしたなら、どういうことが抗議になるのか・・・泣きながら応援するでもよいでしょうし、ブーイングや黙ることで抗議に現れる・・・を考えて、日本代表を冷静に見ることも必要なのではないかと思っています。
成太が昨日の岡田監督の言葉(辞任について)をマスコミの批判を自分に集めるために言ったのではないかと書いていましたが、それが本当であれば美しい姿だと思っていますが、どうしてもフランスワールドカップの日本のエースに対する仕打ちを思い出して信用することができません。
私個人としてはやはり東アジアカップまでに見切りをつけるべきだったと、昨日の結果を見て感じておりますが、もう二週間ほどしかない中で、監督交代などありえないわけですから、今のまま行くしかないのだといろいろな思いをかかえて見ています。
そうそう、スカパーを契約しようかと思ったのですが、結局いろいろな思いを抱えてやめました。
地上波での応援ということになるのでしょう。
他の国の活躍を笑顔で見ている余裕が、今の私にはないようです。
むしろ日本が出ていなかった頃のワールドカップのほうが「すげぇなあ~」とお気軽に見ていることができたのかもしれません。