昨日の、少年サッカー移籍問題についてとその他の問題点の続きです。
【元ネタ】
【少年サッカー移籍問題】大人の都合で理不尽なローカルルールが横行。サッカーをする場を奪われる子どもたち(1)
【少年サッカー移籍問題2】子どもが「移籍したい」と言うのは、そのチームに魅力がないということ【久保田コラム】
—–(1)の引用「サッカーコンサルタントの幸野健一さん」のFacebookより—–
日本サッカー協会もリーグ戦化を進めていますが、真のリーグ戦を実現するには、移籍の自由がセットでなくちゃいけないんです。リーグ戦化が進めばヒエラルキーができるわけだから、その時選手は自分の実力にあったクラブを選びたくなるはずです。その時に躊躇なく自分に合ったクラブに移籍できるべきです。
調べれば調べるほど日本中にひどい状況があるんだなって、痛感しています。
—–引用終わり—–
チームの移籍というのは自由であるべきです。
例外としては社会人などにおいて、移籍シーズンが定められている場合を除いてです。
・全国社会人トーナメントや地域決勝大会に、いきなりJリーガーが移籍して参加するのはいかがか
・東京都でも東京カップのようなシーズン初めのようなものはきちんと移籍期間が決まっている
特に少年においてはその個々のレベルやスキル、望むものによって変わってくるべきだと思いますし、決して「上にいく」だけではないと感じます。
試合にでたいから出られるチームにレベルを落とす場合もあるでしょうし、逆にもっとうまくなりたいからと、強いチームにチャレンジすることもあるでしょう。
そのどちらも結局は今いるチームでは「できないこと」だと思っているからこそ移籍を選択するのです。
そして、実際に聞くのは「いじめ」の問題でもあります。
いじめられているから他のチームに移籍をしたいという相談を受けたこともありますし、どう打破したらよいのか相談を受けたこともあります。
私は監督やコーチと相談をするとともに、移籍も視野に入れた方がいいとお話をします。
しかし、保護者が監督やコーチに相談をすると「移籍は認めない」「退部をしたとしても他のチームへの移籍届けにサインはしない」などというもので、チームに残れというものがありました。
ではいじめを根本的になくしてくれるのですか?と尋ねると、それは子供たちのことだから注意はするが我々には感知できないというものでした。
過去にいじめの相談をしているにも関わらず、そういう回答だった監督やコーチもいるそうですから、当然ながらそのいじめが終わるはずもありません。
最終的に私の知り合いのお子さんは、東京都少年サッカー連盟の役員の方の仲裁を経て移籍手続きを取ることができましたが、その際にブロック連盟の役員から「上を使って脅しをかけた」のような言い方をされたそうです。
そういえば、私たちのチームを市区連盟に登録させないようにしようと画策したので、東京都少年サッカー連盟の役員の方にブロック連盟へなぜ認めないのか質問をした際に、市区連盟に当然ながらブロックの会長から連絡がいったわけですが、それも脅しだと受け取られたそうですが、そもそも自分たちの既得権を必死に守ることしか考えていないからそういう言葉がでるんだろうなと感じました・・・と余談です。
まだ、これは救われた例で世の中には救われていない例の方がはるかに多いと思います。
例えば最終学年になってトップチームはリーグ戦に参加して遠征や合宿に参加しているけれども、セカンドチーム以下はなおざりにされていると感じている保護者や選手がいるのもまた事実です。
残念なことにそこでサッカーをやめてしまう選手などもでてきてしまうわけで、そういう受け口としても移籍というのは必要な手段だと考えるわけです。
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40年前に遡り、私のいた少年団はすさまじい人数がいましたが、AチームからDチームまであり最高学年のゲームに出られるのはAとBで、CとDもちゃんと指導者がついて練習試合などを積極的にこなしていました。
そして大会の最中であっても、AからDまでの入替は頻繁にありましたし、スターティングメンバーは固定されておらず、絶えずチャレンジできる環境だったのがよかったと感じています。
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あと、移籍というかU-12からU-15についてのことがあります。
U-12とU-15で同じ代表が運営しているチームがあり、そのU-15を選択せずに強豪のU-15クラブに入部した選手がいました。
その選手には弟が三人いたのですが、子供たちに影響があったのかはわかりませんが、両親は耐えず愚痴られ、保護者が大勢いるところでも「うちを見捨てるような選手が・・・」という表現をしたそうです。
U-12で自分が育てた選手だからと、同じU-15に来いという気持ちはわかりますが、チームの選択は選手にゆだねられるべきだと思います。
まあそんなところだと当時はそこそこ強かったチームでも凋落していくわけですが、その原因は監督やコーチ、代表にあったりします。
淘汰されていくのは必然なのですが、それもまた時間がかかることですし、たまたまJリーガーやJ下部にいくような選手が現れると、うちの子供ももしかしたら・・・と偶然を期待して入部したりするものですから・・・