コンサドーレ札幌がJ1への昇格を決めたその日、札幌ドームの外は雪だったわけです。
このところ札幌も雪が少なくなり、昔よりはましになったかなぁなんて思っていることさえあるわけですが、外は真っ白な雪だったわけです。
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さて秋春制について、私はある条件が満たされればという「条件付賛成」です。
なぜ秋春制がいいかといえば、サッカーの本場である欧州にスケジュールを合わせることに対しては異議がありませんし、日本人選手の移籍や海外で活躍する選手のJリーグ移籍へのハードルも少し低くなります。
そのため秋春制に賛成をしているのですが、条件というのはこれが以外にたいへんだと思っています。
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秋春制賛成の条件
・降雪地域において練習環境を公共のものとして日本サッカー協会またはJリーグが用意をすること
・降雪地域に対する支援を用意すること
細かく言えばいろいろあるわけですが、この二点が満たされない限り秋春制ができようはずがありません。
改めて思うこと – 箕輪義信という箕輪選手が言っていることがあります。
こんなの当たり前のことですよ。
これを考慮しないで秋春制なんかできるはずがないのです。
練習環境というのはコンサドーレだけの練習環境ではありません。
練習試合だってしなければなりませんし、コンサドーレではない強化もしなければなりません。
大学もそうだし高校もそう、雪国のハンデが相当なくなったと感じない限り不可能でしょう。
社会人のカップ戦にしたって東京の降雪程度じゃ雪かきして人工芝でちゃちゃっと・・・なんてできますが、降雪地帯ではそんなことが不可能なのです。
もしチェアマンにせよ、Jリーグにせよ、サッカー協会にせよそれらが解決されてはじめて「秋春制をやります」と言えるのだと思っています。
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反対派の方、わかっていただけますでしょうか。
私は道産子で冬にサッカーができないのを知っていますし、学生時代に「サロンフット(古い人にしかわからないか?)」だったり、スケート少年団としてしか活動ができないようになるのが北海道のサッカークラブなのだと経験からも知っています。
ですんじょで少なくともコンサドーレ札幌や市区のトレセンレベル、JFLを目指すようなチームが南のチームとそれなりに(全くは無理でしょうから)遜色がないといえるレベルにまで環境を整えてからでないと無理だと思っています。
ですから私は反対派とは名乗らず、賛成なんだけれどもやるんだったらこれは最低限と言っています。