そこで咲くにはどうするか

東京都社会人のチームに元Jリーガーだの、海外経験者だのといったのが普通になってきましたし、上位を狙うチームでは当たり前にJリーグ引退直後の選手などもみることがあります。

しかしながら彼らの多くに苦言を呈したいのは、自分が今いる場所はどこですか?というものです。

Jリーグなら主審は1級や国際審判員となりますが、東京都では2級か1級となります。

また審判の担当カテゴリの関係もあり、当然ながらJリーグとは比較にならない審判ということは当たり前です。

ただし審判員も競っていますし、きちんと学んでいますので、決して完全に劣るなどということもないと思っています。

で、よく聞くのが格下の相手と戦っているときに「レベルが違うんだから注意してよ」などと平気で審判に言葉を向けるのです。

そしてよく見ると審判はファウルをとっているにも関わらず文句を言われているなんていうのが散見されているわけです。

ちなみに本当に一流プレーヤーと言われた選手が東京都一部などで戦っている姿を見ましたが、そんなことは一言も発すること等ありませんでした。

粛々とレフェリーの判定に従い、次のプレーに向かう・・・それが当たり前のことだと感じます。

しかしながら、中途半端に「自分はうまい」とか「自分はこんなレベルじゃない」と見える選手ほど、相手競技者やレフェリーをリスペクトしないで文句ばっかり言っているイメージがあるのです。

だからこそ言うのです「あなたがサッカーをしているのはどのレベルですか?」と。

渡辺和子さんの作品で「置かれた場所で咲きなさい」というものがありますが、全く同感で「いまいる場所が自分のいる場所」であり、そこで咲くことがまず第一なのです。

そこで咲いたのち、また別の場所で咲く機会があるかもしれないのですが、そこで「自分はこんなんじゃない」などと思ってしまえば、チャンスはやってこないのです。

そりゃ異議を言いたくなるシーンも外から見ていて思うことが私だってありますが、そこは自分のいる場所を考えてぐっとこらえ、次のチャンスを待つべきなのです。

多くの人がそこで花を咲かせ、次のステージへと導かれることを見てみたいと思うからこそ苦言を呈します。

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