高校選手権の弊害

今年も高校選手権が終わりました。

前橋育英高校の初優勝で幕を閉じた決勝戦は、攻守の切り替えが早いスリリングな展開と書いているメディアもありました。

しかし、本当にそうだったのだろうかと、改めて昨日の試合を見てそう思った。

中盤を省略した展開、高めのディフェンスの位置と素早いクリア、深めで追い込まれたら闇雲なクリア…

言い方を変えれば素早い展開かもしれませんが、これでは普段私が嫌いな言葉を敢えて使いますが「世界に通用する選手を排出量できるの?」と少なくとも私はそう感じました。

はっきり書きますが、プリンス・プレミアリーグの方がおもしろいですし、レベルも高いわけで、そろそろ高校選手権のトーナメント方式をやめる時期ではないかと思うのです。

その一つに過密日程があるわけですが(同じ理由で甲子園も考え直した方がいい)、才能のある選手がここでつぶれてしまう可能性もあるわけです。

準決勝、決勝を見ていて、あまりのスライディングの多さ、リスクを簡単に避けるだけのクリア、これらが多いために試合はつまらないと感じました。

また、寄せが速いと言うよりは無謀な競り合いとも取ることのできるものをみせられて、とてもではありませんが、私が育成に関わっている選手たちには見せたくない質のものでした。

ただトーナメントを勝ち上がるだけのサッカーは見ていてつまらないものであり、関東ユースや高円宮リーグの上位の方がゲームとしては面白いかもしれません。

…と、例としては極端かもしれませんが、プリンスリーグの前橋育英、青森山田、流通経済大学柏を見ていてそう思うわけです。

高校年代の日本一は、高円宮杯であるのは間違いがないと本気でそう思うわけです。

そろそろ高校選手権を見直しませんか?

審判更新講習会はぜひとも座学研修で!

先日、台東区でサッカーおよびフットサルの4級審判講習会を実施いたしました。

しかしながら残念なことに参加者がとても少ない状態で、座学研修の厳しさを目の当たりにしている状況です。

この二年間「更新講習会は座学研修で」とアピールしているのですが、それでも人数が少ないのは残念なのですが、実はもっと残念なのは「更新だけなんだからe-ラーニングで充分だろ」という考え方なのです。

e-ラーニングでは絶対にできないことは以下の通りです
・実際にグラウンドで起きている事象を、生の声で聴くことができない
・気軽に質問ができない

はっきり書いてしまいますが、4級審判員の多くの方が「子供がサッカーやっていて、チームで審判が必要になったから取った」「コーチをやっているので取った」「サッカーチームの審判を登録しないといけないので取った」というのが大半だと思っています。

ですから本音のところでも「持ってればいいんでしょ」と思われるのも仕方がないと思っています。

だけれど私はそれは「もったいない」と思うのです。

どんなきっかけにせよ審判資格を取って更新をするのですし、ましてや同じ料金となるわけですから絶対に座学講習をおすすめします。

間違いなく得るものの量が違いますし、e-ラーニングはただ絵や文字を見るだけですし、本気で理解をしようとしなければ頭には入りません。

しかし、更新講習会ではインストラクターがそれぞれ工夫をして考え、理解しやすいようにしたり、投げかけたりして講習会をすすめていきます。

楽しいものもあり、まじめなものもあり、少人数だとディスカッションもあり・・・競技規則の理解を深めるために、いろいろなことが行われています。

繰り返しますが、それらは絶対にe-ラーニングでは得られません。

市区リーグが多くおこなわれているところは、ローカルルールも交えるので市区の更新講習会に参加しなければならないとしているところもありますが、それはある程度以上におおきな組織でなくては難しいものがあります。

しかしながら小さな組織であっても、その市区の取り組みは役員会や総会でも申し上げていますが、審判員個人個人と話をする機会は限られている中で、更新講習会は貴重な意見をうかがうことのできる機会となっています。

ですから同じことばかりかもしれませんが「座学の更新講習会を受講してください」というのが工藤であり、台東区サッカー連盟(東京都サッカー連盟には確認していませんが)の願いでもあります。