サッカーに人種差別は不要

baotengこのところ残念なのは、サッカーにおける人種差別である。

朴智星に対する人種差別発言も現在裁判となっているし、写真のACミラン所属 ケヴィン・プリンス・ボアテングもサポーターによる人種差別的な行動に、イタリアを離れるかもしれないと報道されている。

スポーツに政治的な発言も必要ないが、それ以上に人種差別は必要がない。
白人が優位でもなければ、黄色人種や黒人がどうということでもない。
特に残念なのは白人のそれ以外への差別が問題なのではあるが、そういうものを応援しているチームなどで見られるのは、そもそもサッカーを応援してほしくないとさえ思う。

才能に肌の色は関係がないし、人間性にも肌の色は関係ない。

政治的発言に関しては命を懸けてでも訴えたいことがあるのはわかる。
それは人命にかかわることであったりするため、処分をされても命を守るという大義名分のため理解はできなくはない。

だが、領土問題など自国の「利益」のために政治的発言をするのは何があっても認められない。

それの代表格は韓国による竹島(韓国名:独島)に関しての発言である。
あれほど醜い行動はない。

まあ残念なことに韓国はオリンピックやワールドカップなどで、政治的発言などをして問題を起こしているわけで、続けるのであればきちんとした罰を与えるべきである。

もちろん人種差別については厳罰に処すべきだ。

運営や審判に関して

a0018379_3285969工藤は東京都サッカー協会の審判派遣員・・・通常アクティブレフェリーというのに登録しています。
これは最低年四回のフィジカルテストを含めた研修があり、東京カップを本番とした審判技術のチェック、社会人や大学リーグにおけるアセッサーからのチェックなどを受けるものです。
それ以外にも審判トレセンや強化審判員もこの中に含まれます。
当然ながらその中にも審判として疑問がある方も含まれるのは事実ですが、多くの審判員は審判技術向上、ゲームをきちんと進行するための技術を向上させるための努力を行っています。

私もご他聞に漏れずきちんと走りこみ、高校生や大学生のスピードに負けることのない走力と体力を鍛えています。
なぜなら原田部長のおっしゃるストロングポイントが、私にとってはスピードであり、走力であるからです。

このところ社会人はシーズンオフであるため、少年や中学年代の審判や大会に参加することがあるのですが、審判レベルがあまりに低くて残念に思っています。
オフサイドの判定をしなければならないのに、ディフェンスラインの底についていないとかはほぼあたりまえで、当然ながらオフサイドの見逃しは多々あります。
もちろん4級であっても一生懸命見よう、走ろうとしている方は努力をしていると感じるのですが、ワッペンが青くても走れない、争点を近くでみようとしない・・・特に少年はダンゴになりやすいので争点をなるべく近くで見ないとわからないはずなのに、まるで逆サイドから見ているなどということが見られます。

運営の方にも言いたいのですがこれでいいのでしょうか?

私はとてもそうは思えません。
少年だからこそきちんとした審判をつけるべきだと思っていますし、お父さんコーチだろうとお父さん審判だろうときちんと審判としての技術を身につけるべきだと思っています。

子供は内に秘めたものが大変におおくあります。
先日も審判をした際にあるオフェンス側選手の頭を上から押さえつけるファウルがありました。
ペナルティエリアの少し外ですから、当然ながらオフェンス側には大変に有利になる判定となりましたが、ディフェンス側チームから厳しいよ!という声が飛びました。

これは全く違うもので、少年だからこそ手を使ったファウルをさせない、相手を怪我させるようなファウルをさせないからこそきちんとファウルをとって反則をおかした選手に伝えなければなりません。

そしてその一方で、ファウルをされた選手のケアをするべきです。
頭を押さえつけられた選手に私が「さっきは頭押さえられてたいへんだったね」と声をかけると、「ひどかったよ、上から思いっきり押すんだもの。頭きちゃった。」と言う訳です。

つまりこのファウルをファウルとして取らなければ、その選手は「ああ、審判が取ってくれなかった」となるのです。

これは正常な状態ではありません。
社会人であれば言ってくるのかもしれませんが、子供であれば大人にモノを申すのは勇気のいることです。
そしてできあがるのはどういう選手かといえば、審判に大げさなアピールをしたり抗議をしたりすることになってしまう場合があります。

実はコーチにも起因するものですが、怒鳴り散らしてなんでも自分の言うとおりにしようとするコーチであったり、本人は選手を鼓舞しているつもりかもしれないのですが選手にずっと文句を大声で言っているコーチについている選手・・・まあたいていの場合判定にも大声でアピールするわけですが・・・が結果としてそういう選手になってしまいがちです。

例え技術的に優れていても、こんな選手を育てていいのでしょうか?

だとしたら答えは簡単で、審判をきちんとすることと、コーチのレベルを上げることしかありません。
ですが今までこうやってきたのだから、と仲良しグループで通そうとする方々は、私のような考え方は受け入れようとさえしない人がいます。

まずは子供・・・選手のことを考える、選手の環境を作っていくことが必要であって、大人の事情・・・勉強したくない、審判技術を磨く時間がない、等・・・というのは、選手には全く関係のないことです。

NSP CLUBというのはそういうことまでを考えて活動しています。
地域に貢献するというのは、そうした環境のことまでも考えて動いています。

あけましておめでとうございます

本年もよろしくお願いいたします。

今年は社会人の復活が重要事項となっています。
年代をそれぞれ育成するためのベースには、強い社会人チームが必要だと考えていますので精一杯努力してまいります。

スクールは今週水曜日から再開となります。
またお問い合わせをいただいておりましたが、本日から返答を再開いたしますので少々お待ちください。

さてさて、高校サッカーです。

今年の注目は青森山田と桐光学園でした。
理由は簡単で、良好とも育成を考えているというもので、特に青森山田は育成というのをよく考えていると感じられます。

はっきり書きますが、ユース年代の最強を決定するのはすでに高校選手権ではなくなりました。
トーナメントを勝ち上がるということは一つ素晴らしいことかもしれませんが、もっと素晴らしいと思うのは育成を考えることと、勝利に結びつけるためのプロセスだと考えています。

その意味において全国プリンスで戦っている青森山田、昨年関東プリンスを勝ち抜け今年は全国プリンスで戦う桐光学園は私の中で注目の学校でした。
青森山田は残念ながら敗退しましたが、桐光学園は準決勝に進出をしましたが、ただただ前にすすめるためだけのサッカーではないのを確認したため、納得をしています。

過去にもブログに書いたことがあるのですが、今はポゼッションサッカーが主体になっている気がして、その最高峰の一つであるバルセロナのサッカーを指向するチームが多いのではないかと感じてなりませんでした。
実際にいまだバルセロナを一番とする人が多いと感じるわけですが、私はそうは思わないのです。
バルセロナにはバルセロナのサッカーがあるわけですが、他の人やチームには他のやり方があるはずなのです。

私が所属した中学年代のチームは、パスサッカー主体で中央から華麗にさばいていくサッカーを指向していましたが、私が入った年代だけサッカーが違うといわれましたが、それはたった一人の個性がそう見えただけのことであって、実際そこまでのアプローチは他の年代と変わらないものであったと思っています。
まあその一人の個性というのは私でしたが^^;

私が今、サッカーを続けられるのは一つのことだけを求めた指導者ではなかったからだと思っています。
たとえば先ほどのチームで「うちのチームのサッカーはこうだからお前は使えない」と言われたとしたなら、私はゲームに出られないどころかサッカーを続けなかったかもしれません。
ところが当時お世話になった監督・コーチは足元はたいしたことはなくとも、圧倒的なスピードと体幹の強さとどろくさいゴールと、ごっつあんの位置にいる能力を評価してくれました。
そしてチームメートもそれを認めてくれたからこそ、私の居場所はそこにあったのです。

これが足元ないからうちのチームには合わないなんてことになれば私はもしからしたら選択するチームがなかったのかもしれません。

小学校のときにお世話になった監督は、私がコーチになるきっかけをいただきましたが、師にその話をした時に笑って「個性ってのはみんなあるんだよ。だから一箇所だけをみないで全部を見なさい。」とコーチとしての心得を教えてくれました。
そういう人達がいたからこそ私は育成の大切さを感じているわけですし、チームにあったサッカーが全てではないと思っています。
もちろんチームとしての方向はあるのですが、強烈な個性を持った選手がいて、その選手が輝いてチームに良いものをもたらすと判断すれば、そのときは変えたっていいわけです。

しかしながらどうも審判として、コーチとしてあちらこちらのチームをみさせていただくわけですが、そういうところは少ないのか・・・特に強豪といわれるところに少ないと感じてしまうのはどうしてなのかと悩んでいます。
もちろんJリーグの下部組織ではそうではなく個というものを考え、チームの中で機能させていっているわけですが、その少し下の強豪辺りがそうではないというのは残念な木がしてなりません。
当然ながらそうではないチームにも出会うわけですが、残念ながら数少ないように感じています。