錦織は全米オープン準優勝

世間ではチリッチとの過去の対戦成績を気にしていたようだが、錦織がジョコビッチに勝ったのと同様に、チリッチも強くなってきたのだと思う。
個人的にはチャンスがあると思っていたのは事実だが、残念ながら結果は準優勝となった。

だが、可能性を感じるこの大会は、次の全豪以降に彼の今後がかかってくるのだと思っている。

つまり男子テニスは世代交代の波が来ているのではないかということだ。

もちろんこれからも応援し続けるわけで、四大大会で優勝する姿をぜひ見てみたいものだ。

さて、テニスの世界チャンピオンはこれだけで争っているわけではない。

車いす部門の国枝慎吾はなんとシングルス、ダブルスの双方で優勝。
そして女子の上地結衣もシングルス、ダブルスの奏法で優勝。

実は車いすテニスの世界チャンピオンは日本人なのである。

国枝選手は年間グランドスラム(四つの大会すべて)を達成した。

錦織も国枝選手の結果を目指して、これからもっと活躍していただきたい。

日本代表より全米オープン

語弊があるかもしれませんが、今日のキリンチャレンジカップは参考になるものではないと思っていますし、アギーレ監督のチームとして機能していると思っていませんので、実はあまり期待をしていません。
もっと時間をかけてアギーレらしさが出てきたところが見どころになるのかなと思っています。

で、なによりも今日は全米オープン、そう錦織圭くんです。

今の形のワールドツアーとなって、初の男子四大大会での準決勝進出は初めてですので、やっと日本にトッププレーヤーの男子がでてきたのだと感じています。
松岡修造くんもいいプレーヤーでしたが、トッププレーヤーになるにはサーフェスが限られていましたし、ビッグサーバーとしてのイメージが強いものですから、錦織圭くんとは違う存在だと思っています。
もちろん松岡くんも素晴らしいプレーヤーだったと思いますが、錦織くんはそれ以上の結果を残しているのですから、影響と言う部分での比較はできませんが、実績というところでは錦織くんが間違いなく追い越しています。

それにしてもビッグサーバーを破り、力で押してくるプレーヤーを破っての今回の大会は、ようやくマイケル・チャンコーチの影響がでてきたのかな?と感じるものです。
テニスを知っている方なら間違いなく知っている「マイケル・チャン」ですが、17歳で制した全仏オープンは私の記憶にも鮮明に残っています。

ATP最高ランクも2位と、台湾系米国人、175cmの身長でよくツアー34勝もしたものだと思うのですが、そのストロークを主体としたプレーは、とても体の小さな選手が攻められているというものではなく、ライジングショットでびしばしと攻めるそういうプレーでした。
残念ながらサーバー有利と言われたグラスコートでの戦いである全英ではベスト8が最高ながらも、全米、全豪のハードコートでは準優勝を果たしているわけで、当時のエドバーグ(エドベリ)などというトップ選手と互角に渡り合っていました。
(サンプラスには苦しめられたイメージですが・・・)

とまあ、こんな素晴らしいコーチがついているわけです。

錦織に比較してやかましい人かもしれませんが、体格に劣るアジア系選手でありトッププレーヤーの一人であったマイケルコーチの経験が、ようやく全米で結ばれたのかと思いますが、これが唯一の結果が出た大会とならないように、これからも二人のコーチと三人四脚で上を目指してもらいたいと願っています。

久しぶりに審判ネタ

東京都のアクティブレフェリーになってからかなりの年数が経っていますが、今年は特に割り当ての多い年だと思っています。

昨年でさえかなり多いと思っていたのですが、今年は昨年一年の割り当て数をもう少しで越してしまいます。

それだけ東京都の審判員が足りないということなのでしょう。

なにせ今年は都学連の3・4部の試合の審判も入らない(貴重な主審経験の場です)くらいですし、平日夜の高校生のTリーグの審判なども割り当てられています。

そんな中で、審判として(主審・副審双方で)全国区の学校の試合などを担当させていただくことがあるのですが、きちんとジャッジをするということも当然なのですが、なによりも争点をできるだけ近くで見るということを心がけています。
そういう試合は強化担当や学連、トレセンの審判が担当することが多いのですが、おっさん審判の中でも「まあ工藤ならなんとかなるだろう」と割り当ててもらえることに感謝をしています。
しかし、それに応えるためには日頃の体調管理というのが重要になってきます。

自分の選手としての練習会では派手な腰痛のため全く走ることができなかったため見事なまでに落とされましたが、審判としてはそうしたミスは選手のために許されるものではありません。
審判にとっては担当している一試合かもしれませんが、選手たちにとってはもしかしたらその後の人生が決まる一試合になるかもしれないのです。

ですから食生活にしても(昨年離婚をしたというのに・・・w)、トレーニングにしても手を抜くことのないように、自己管理が必要なのだと理解して今日も動いています。

このレベルで審判ができるのはあと少しだと思いますが、走ることができるうちは懸命に続けていこうと思います。