審判仲間と思ふこと

この秋のS2級昇級では、四人の仲間がステップアップしました。

たいへんにうれしいことで、私にとっても目標にしていることなので勇気づけられる反面、年齢による衰えをもう少し先延ばしするための努力をさらに続けていかなければならないと思っています。

それにしても、東京都サッカー協会のアクティブレフェリーとしてもうすぐ10年なのか…と思うと、本当にいろいろな仲間と知り合えたのは当たり前かとも思います。

そんな中で、また一人レフェリーカレッジでチャレンジをする仲間が出てきたことを、本当にうれしく思いますし、今後の活躍に期待をしています。

同カレッジ出身で仲良くさせてもらっているのは、彼の最後のS3の試合となったゲームで副審を一緒した荒木くんですが、今ではS1となりJリーグで主審もつとめています。

そういう若者を応援するためにも、自分自身がまずその身を律し、彼らの手伝いをまずはこなすことをしなければなりません。

そのためには日々の鍛錬が必要ですし、食事にも気を遣わなければなりません。

サッカーに興味のない仲間は、私のそうした姿に呆れていたり、酒を飲まないと決めたら徹底している部分を嫌がっていることもあります。

しかし、もう少しこのレベルで審判を続けるためには、こうした普段のことが必要になってくるのです。

どうか、こういう私もいるのだと理解をしてください。

審判意識向上のきっかけ

審判員として本格的に動き始めて10年ほどが経ちましたが、実は審判資格を取得してから30年が経ったわけです。

当初は選手と兼任での資格でしたので、3級を取ったのも更新するのが楽だからというものでした。

実は審判委員会の方から若い時にお誘いいただいていたのですが、自分はまだプレーヤーだという風に思っていたので、若い頃には全く興味を示すことがありませんでした。

しかし40歳を過ぎて本格的に審判活動をするようになってから、その奥の深さに毎回悩み、喜び、真剣に考えている自分がいます。

そして先日審判として意識向上のきっかけになったのは、S1級審判員の竹田和雄さん(横河武蔵野サッカースクール)でした。

竹田さんはJリーグの審判として活動しているのですが、先日ある試合会場で同じ大会の前の試合で副審を務められたのです。

真後ろ、しかも至近距離でJリーグでバリバリ活躍している審判員の動きを見て、その凄さに学ぶものが本当にたくさんありました。

私もその後の副審をさせていただいたのですが、こちらはJ3などで主審を務めている荒木さんと組んだわけですが、たまに連絡をし合う仲で気心が知れていますし、主審として「すごいなあ」と思う方が多く参考にとどめるものですが、竹田さんの副審に関してはこのところ若い主審と組むことが多いベテラン審判員としてたいへんに学ぶところが多く、それが直後からの試合でいかされていると自分でも感じられるほどです。
(アセッサーさんからの評価にも実際つながっていました)

少なくともあと二年は今のレベルで審判ができるように、体力的にもつなげていこうと思っていますし、今年は東京カップでも主審をしたいと考えていますので、クーパー走も少しでも距離を延ばそうと思っています。

・・・と思っていますが、実は足の甲を怪我してしまい、走ることができていないので、少しでも早く治してトレーニングに進みたいと思います。

地域決勝と選手権東京予選と自分のサッカー

この週末は自分にとっていろいろ感じる週末でした。

まずは自分のサッカーということで、OVER-50のBRAINS1964というチームに所属し、11/9に葛飾リーグデビューしました。
このところ勝ったことがないというチームに1-0で勝利しましたが、トップ下で前半12分からの出場で、1ゴールに絡むことができ、後半は主に守備位置からのボール奪取にも自分なりに合格点だと思うことができました。
これらを来年につなげていって、自分のプレーの質を高めていくことができればと思っています。
ようやくチームにも慣れてきたのと、周りのプレーヤーも私のプレーを理解していただけるようになったので、来年はもっとやりやすくなっていくでしょう。

高校選手権東京予選は西が丘で準決勝でした。

11/8の同じ時間に別の会場でU-15の審判が入っていたため、終了後にインターネットで結果を見たのが修徳のものでした。
ブログに何度か登場していますが、小野寺湧紀の応援をしているため、決勝には必ず行こうと思っていたのですが、残念ながら1-2で都立三鷹に敗戦してしまいました。
たいへん残念な結果ではありますが、まずは三年間お疲れ様ということと、次の行き先が気になりますが、そこでも活躍できるようにこれからも応援し続けます。

東京Aのもう一試合は、堀越 5-1 東京農大一と22年ぶりに古豪堀越が決勝戦進出。

11/9の同じ時間は、高校年代の審判が入っていたため、これまた終了後にインターネットで結果を見ようとしたら、すでに選手たちがチェックしていて結果が耳に入りました。
都立東久留米総合 0-1 國學院久我山でした。
家に帰ってから詳しい情報を得ようとインターネットの検索をしていたら、得点を決めたのは我がサッカースクール出身でもある澁谷雅也くん(一年生、中央SA-ジェファFC)だったのです。
その名前を見た瞬間、手を叩いて喜びました。
決勝も活躍をして、ぜひ全国への扉を開いてほしいと願っています。

もう一つの結果は、実践学園 2-1 保善でした。

Tリーグなどで審判として、観客として活躍している彼らを見るのはたいへんな楽しみでもあります。
まだしばらくの間は審判としても彼らと接する機会があるので、選手権以外の大会で審判として彼らと真剣にサッカーで会話をしようと思います。

全国社会人の地域決勝大会は予選リーグでした。

NSP CLUBのもう一人の創設者でもある高木成太は、FC鈴鹿ランポーレの監督として参加していました。
結果から・・・
1-2 サウルコス福井(北信越)
3-0 松江シティFC(中国)
0-3 クラブドラゴンズ(全国社会人枠、関東)
1勝2敗で決勝ラウンドに進むことはできませんでした。

しかし、FC鈴鹿ランポーレはよくここまで頑張ったと思います。
クラブドラゴンズ戦では前半で主力である大久保選手が退場をしてしまい、厳しい戦いとなってしまったとのことです。
ですが敗退は敗退として、また来年につなげるために彼らは努力をしていかなければなりません。

他に決勝へ進出したFC大阪、奈良クラブ、サウルコス福井は元Jリーガーを中心としたチーム編成をしており、特にFC大阪と奈良クラブは5名以上のJリーグ経験者を揃え関西リーグでしのぎをけずり、関西代表として奈良クラブが、全社枠でFC大阪が出場してきました。
そんな中でFC鈴鹿ランポーレはフィールドプレーヤーにJリーグ経験者がいない中で東海リーグを制し、地域決勝で一勝をあげるところまでやってきたのです。
出場していた他チームの選手からは「よく元J(リーガー)がいないなかで良くここまで来たね」と言われたくらいだそうです。

FC鈴鹿ランポーレは本当によく頑張ったとは思いますが、残念ながらもう一歩が足りなかったのでしょう。
来年こそ東海リーグをダントツで抜け、JFL参入を果たしてもらいたいと願っています。

高木成太は就任4年で地域決勝大会進出2回ということで、はじめてのトップチーム監督経験としては充分な結果であったと個人的には思います。
来年度はまだ体制などがわかっていませんが、来年のFC鈴鹿ランポーレはやはり他クラブを見て、強化の必要性というのを痛感したと思っています。
今足りないものはなんなのか、選手なのか、コーチングスタッフなのか、フロントの体制なのか、それらすべてなのかを真剣に考え、サポーターに納得のいくものを結果として出していただきたいと願います。

それにしても濃い週末でした。

そして地域決勝大会のために山口まで応援しにいったKさん、お疲れ様でした。