日本の選手は確かに足下はうまくなった・・・が

アジアカップ準々決勝の最中ですが、いろいろな想いが私の中をよぎっています。

日本選手は本当に足下はうまいと思います・・・練習では。

なのに試合をみて、なんで上手に見えないのでしょうか。

というより、足下ってある一定以上あれば、いいのではないかとさえ実は思っていたりします。

それよりなにより、20年前のプレーヤーよりも圧倒的に足下はうまいなあと感じるのに、強くなったなあとは、最近特に感じなくなりました。

20年位前の日本代表DFのHとかOとかSなんかお世辞にもうまいとは言えませんでしたが、気持ちははっきり見えていた気がします。

ですが頑張ってワールドカップ出場までこぎつけたのです。

フランスワールドカップはたいへん残念な結果でしたが、今の日本代表はこうなんだってのが確認できました。

そして少しずつ強くなってきたイメージがあったのですが、残念なことにブラジルワールドカップで惨敗を喫しました。

うまくなっているはずなのになんで?と思った人もいるでしょうが、私はそこに「気持ち」という説明のつかない、訳のわからない要素があるのだと思っています。

普段は冷静な感情でいいのかもしれませんが、スポーツではレベルが高くなればなるほど、スキルだけではない「気持ち」とか「根性」というのが何かを押し出すということがあります。

じゃなきゃ説明がつかないことが山のようにあるわけです。

だからこそ今、日本代表に求めたいのは心・・・なのかもしれません。

何度か紹介していますが、私は小学校・中学校時代の恩師たちがいなければ、サッカーを続けることはなかったと思います。

足は速いけれども足下はいまいちって選手でしたし、今でもそうですがディフェンスでは全く役に立たないというプレーヤーですから、今のように「平均して上手にできる」という選手ばかりを選ばれるのであれば、とてもではありませんが私のようなプレーヤーはサッカーを続けることはなかったでしょう。

しかし、恩師たちは圧倒的な足の速さと、ロングランでも一学年上にも負けないスタミナ、そして足腰の強さを評価してくれ、最初はウイングとして、その後はほとんどがトップとしてプレーをさせてくれましたが、必ず言われたのは「お前のスピードで攪乱してこい」というものでした。

近距離の一対一ではあまり強くはありませんでしたが、少々距離がある時にはスピードで抜くという「技」を持っていました。

ドリブルは仲間から「お前のはドリブルじゃないよな。前に蹴って追いついているんだよな(笑)」なんて言われましたが、それを信頼してくれていたのは本当にありがたいと思いましたし、一瞬だけであれば天才的なトラップをしたりするので(苦笑)、みんながそれを期待してくれてチームメイトとして認めてくれていました。

そういう環境にあったからこそ今でもサッカーを続けることができているわけですし、下手をすると冷遇されていたかもしれないプレーヤーが今でもスピードでは負けないというそのままを貫いているのですから、おもしろいものだと思います。

だからこそ声を大にして言いたいのは「全部がうまくなくていいから、何か一つだけ絶対に負けない」というような武器を持つプレーヤーもちゃんと見てほしい、そう感じるのです。

まして今の子供達は足下がみんなあるのですから、特徴を出してほしいと願います。

2016年度を見据えてNSP CLUB再始動

今年はNSP CLUBの再始動準備の年と位置付けています。

社会人も、その他の年代も、その場所でやっていくことができるような準備をしていかなくてはなりません。

そのためにもクラブとして活動するための環境を整えていかなければなりません。

どうぞ皆様のご支援、ご協力お願いいたします。

Facebookでの新たな出会い

昨日、いつもからだのケアでお世話になっている南葛鍼灸整骨院の石川圭一郎院長がFacebookでタグ付けられていた写真を、ある若者がアップしていた。

その若者の名前は「西野隼人」くん。
バリエンテオンセフットボールクラブ という印西市のサッカークラブのコーチだった。

石川さんがその若者を高校時代ケアしていたということは、修徳高校のOBだなと直感的に思い、彼の名前で検索をするとやはり卒業生で在学中はたいへんな活躍をしており、一時はプロを目指して練習生もやっていたとのこと。

さらに故人であるお父さんも修徳高校出身でバリエンテオンセフットボールクラブの創設者であり、その中から隼人くんのような青年を育ててきた人。

こういうきちんとしたコーチングで学んできた若者が、次の世代を育て始めているというのはたいへんに嬉しいことであり、感動してメッセージを送った。

その返事は若者らしく元気で、素直なすばらしいもの。

サッカーは良い出会いをいつも私に与えてくれるもの。

バリエンテオンセフットボールクラブと西野隼人くんに、輝かしい未来が訪れることを期待します。