活躍は誰にでもできる

まずは記事の紹介をしましょう。

サカイクで中村憲剛さんの「KENGOアカデミー」というのをやっています。

足が遅くても活躍できる!サッカーでは「正確に止めて蹴る」が一番速いプレー

中村憲剛選手が、これまでのサッカー人生で培ってきたサッカーがうまくなるヒントをお届けする「KENGOアカデミー」。第三回となる今回は「速さ」について。小学生のサッカーでは足が速い選手が試合で目立つケースが少なくありませんが、もともと足が速い方ではなかった中村憲剛選手はどのようにしてスピードの差を克服してきたのでしょう?

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©サカイク「中村憲剛のKENGOアカデミー」

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これは決して足が速いとは言えない中村選手のことです。
もちろんサッカーをしているすべての「足が速くない選手」にも向けたものですが、こういうものはすべての選手に参考となるものです。

弱点をどうやって克服するかと同時に、実際は自分のストロングポイントは何か?と考えることが必要です。

この例では弱点からストロングポイントを見つけ出すもので、判断スピードを上げることで足が遅いことを無視できるというものです。

判断スピードの速さと、正確なプレーで中村選手はJリーグだけではなく、日本代表でも活躍したのです。

サッカーに限らず、人にはそれぞれのストロングポイントというのがあります。

それをどうやってよりよいものにしていくのかというのが重要であり、それぞれのパーソナリティーに良い影響を与えることが可能となります。

何度も書いていますが、私は小学校のころからとにかく抜群に足が速く、スタミナが切れないというのが特徴でした。

まだレギュラーになれなかった頃でも、走ることに関して特に中距離走以上では一学年上にも勝つほどのスタミナを持っていました。

とにかく走る、走る、走る、そして一発のトラップからシュートにかけるのが小学校五年生からのスタイルで、実は今もあまり変わっていません(笑)

しかし、そんな一芸であってもすべての年代の監督は認めてくれるラッキーなサッカー人生を送っています。
(まあ、たまに練習会に参加して、全く認められないこともありましたが、それは縁がないチームです)

社会人以降ではフィジカルにも恵まれ、空気を変えられると相手からも言ってもらえるようになりました。

ですが、それもこれも少年期のコーチが私の一芸を認めてくれ、そのストロングポイントを徹底的に伸ばしてくれたからこそ今でもサッカーを続けているのだと理解しています。

現在のサッカーチームを見ていると、平均して巧い選手が優先されているチームが多いのですが、一芸に秀でた選手のストロングポイントを徹底的に伸ばすことをしてもらいたいと思いますが、高円宮杯などを考えると「勝利を優先する」ということもあり、なかなかそうなっていかないということも理解できなくはありません。

ですので育成というのはどうするのかというのを考えて、中学年代、高校年代というのをどうやっていくのか、どういう指導者と出会うのかというのが重要になってきます。

中村選手の記事の中に「判断のスピードを上げる」というのがあるのですが、それは「賢さ」ということにもつながります。

サッカーは賢くないとできないものですし、巧くなることはありません。

そして私たち指導者というのは、一度ピッチに送り出してしまえば選手たちを見守ることしかできません。

私はピッチの中に「こうしろああしろ」とかミスを責めたてることはしません。

なぜならそれは選手たちの考えた結果であるからです。

選手たちのプレーはすべてが正解であり、それは私たちが伝えたものでもあるわけです。

まあ伝えていないことをやろうとして失敗することもありますが、それらも含めて見守ることが精一杯だと思っています。

それぞれの指導者の考え方があるのかもしれませんが、ベンチで怒鳴り散らすようなことは私たちはすることがありません。

それは選手たちのストロングポイントを伸ばすため「耐える時間」でもあり、育成年代の一番難しいところでもあります。

日本選手に必要なもの

昨夜の「Foot×Brain」はたいへん賛同できるものでした。

城福さんのすべてを認めるものではありませんが、だいぶ理解できるものがありました。

今の日本選手に「戦う姿勢が少ない」と感じるのは、どの世代にも感じることです。

恵まれた環境でちやほやされて育った代表選手だけではなく、それこそ地元の街クラブの選手も戦う力というのが見えないわけです。

それは甘やかされた環境だからこそだと感じているわけで、家庭も、チームもそうしたものに加担しているんじゃないかと思っています。

事の本質を見なければ、サッカーだけではなく日本のスポーツそのものがダメになってくるでしょう。

それくらい日本人が「柔になった」と感じている次第です。

自分が接する子供達にはそうしたものが伝えられればと思います。

GKの難しさ

今年から個人として工藤が東京都シニアリーグなどのシニアサッカーにチャレンジしています。

昨年までは細々と社会人でやっていたのですが、とうとうシニアに移ったということなのです。
で・・・実はシニアになってから増えたポジションはGKなのです。

昨年12月から本格的に参加をしてから4試合GKをやっているのですが、必ず1点は取られてしまっていますT-T

実は社会人リーグに入ってから当時の監督から「身長もあるし反応もいいし、FWとして成長するためにGKも経験しろ」と言われレベルの高いリーグで4試合ほど公式戦にでることもありました。
その後自分でチームを作ってからは人数が足りない時などはGKに入ることも多かったのですが、そこでできているのは社会人リーグでの経験があったからこそだと思っています。

その時のGKコーチは高校レベルでは高いコーチングで知られた方で、一から徹底して叩き込まれました。
そのおかげでGKの気持ちとか反応とかを学ぶことができ、FWとして成長をさせてもらったとも思っています。

しかしながら本職のGKと違うのは、フィールダーの意識が強いことであるようで、今でも「あがりすぎ」と言われるほどあがっていきます(笑)
自分のスピードに自信があるため、DFの裏を取られそうなボールをことごとくクリアや前へのパスにつなげるわけですが、これがシニアになっても続いていて、先日のエンジョイトーナメントではギャラリーから「すげーあがるキーパーだな」と言われていたようです。

ですが、味方のクリアミスがあり息を吐いた瞬間に相手のラッキーゴールを許すということがあったので、まだまだGKとして未熟だと思う次第です。

それにしてもシニアサッカーでもスピードで勝負するってどうなのと思う昨今で、もっと鍛えるところを考えないとそのうちスピードがなくなったら使われなくなるのではないかと恐怖していますが、フィジカルで圧倒していることもあり、今のところ重宝していただいているようです。

フォア・ザ・チームが私のモットーですので、苦手なDFであっても監督と話をして納得してやっています。

今の監督とできることは、本当にありがたいことだと思っていますし、いつも声をかけてくれる先輩方のおかげで楽しくサッカーができています。

・・・ですが、負けたくないのでたまに盛り上がってしまうのはたいへん申し訳ありません。