若い世代の壁にならなくちゃね

レフェリー活動をしていて、若い・・・本当に若い世代の人達と接することが多くあります。
今は、U-15で指導をしていた選手と一緒に今度はレフェリーとして立つのも出てくることになりました。

私が担当させていただくのは、若い主審の時の副審1であったり、大学3部(最近は少ないのですが)あたりで学生が副審をやる試合というのが多くなっています。

そうすると、当然ながら若いレフェリー仲間と同じ会場で会うことになるのですが、そこで彼らの壁にならなければならないと感じているのです。

当然ながら邪魔をするのではなく「壁」にということです。

「いやいや工藤はでかいから壁じゃん」というネタは置いといて・・・\(・_\)そのはなしは(/_・)/こっちに置いといて

フィジカルでではなく、審判の姿勢であったり、試合中の走りやコントロール、若いレフェリーが「さすがベテラン」「おっさんなのによく走る」と思わせなければならないということなのです。

正直なところアクティブレフェリーの全ての人が高いレベルで審判活動をやっているわけではありませんし、残念ながらカテゴリーによっては走りが足りないように見えたり、ジャッジが不安に見えたりする人もいます。

そういう「おじさんレフェリー」を見て、若いレフェリーは当然ながら「おじさんレフェリー全般」を甘く見ようとしてしまいます。

そこに態度のでかい・・・じゃないっ!壁になるおじさんレフェリーがいたとしたなら、彼らが次のステージに上がるため努力をするのではないかと感じています。

そういう意味の壁というわけです。

高いレベルの大会に、おじさんレフェリーが割り当てられる、特に研修である試合などで若いレフェリーではない選択肢は、若いレフェリーからすると「なんで?」となってしまうでしょう。

しかし、おじさんレフェリーであっても、若い世代に「ちくしょー、あの人が頑張っているんだったら俺だって」と思わせるような、そういうレフェリングができればと思います。

そのためには、東京協会審判部の漫談師・・・H部長が日ごろから言っている「頭の準備と体の準備」を怠ってはなりません。

51歳の今、できることを精一杯やって、彼らの壁になってやろうと思っています。

自分としてはあと数年このレベルのレフェリーをやりたいと思っているので、まだまだ走ります!

懐かしの天皇杯(2011年)

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∁ ゲキサカ

2011年10月12日 FC鈴鹿ランポーレは天皇杯で名古屋グランパスと対戦しました。

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成太と何年も付き合っているのですが、この時ばかりはうらやましくて仕方がなかったですね。

監督としてストイコビッチと同じ立場にいるわけですから。

カテゴリは東海社会人とJ1で違ったとしても、同じフィールドで監督という立場で戦ったのは本当にうらやましいと思いました。

選手としてもうらやましかったのは、プロになることができた云々は関係なく(私たちの世代ではプロなんて考えられませんでしたから)、エジムンドとヴェルディでプレーできたというのがうらやましくてしかたがありませんでしたね。

ちなみにこの試合のゴールキーパーは高木義成くんで、成太とヴェルディで一緒だった「高木」対決でもありました。

今では高木義成くんともFacebookなどでやり取りをさせていただいていますが、この時は対戦相手のゴールキーパーという感じでしたでしょうか。

成太もFC鈴鹿をやめて一年経つわけですが、関東でいろいろ頑張っています。

見かけましたらどうぞがんばれと声をかけてやってください(笑)

たった一本の線

先日、社会人の試合を担当させていただいたのですが、副審の一人が見慣れないスプレー缶を出して「よろしければ使って下さい」と言ったのです。

サッカーのレフェリーであればピンとくる、あの「バニシングスプレー」でした。

バニシングスプレー

直接ゴールが狙える距離からのフリーキックで、セレモニーの必要があるときのみの利用になるのですが、初めて使ってみた感想としては「これは使える!」というものでした。

それがタイトルの「一本の線」というわけです。

利用イメージ

上の写真のように線を引いていくのですが、一つ目はボールの位置が特定されること、そして次に9.15mの距離に線を引くわけですが、この一本の線を守備側競技者は越えることができなくなってしまいます。

たった一本の白い線なのですが、見事なまでに壁として役に立つのです。

いちいちフリーキックごとに行く必要がないわけで、セレモニーが必要なフリーキックの場合に、この一本の線をめんどうに思う主審はどうかしているんじゃないか?と思えるほどに有用に感じました。

バニシングスプレーでは問題が発生しましたが、解禁されたそうなのでそろそろ出回ってくるようです。