カテゴリー: サッカーファンのつぶやき

高校選手権の弊害

今年も高校選手権が終わりました。

前橋育英高校の初優勝で幕を閉じた決勝戦は、攻守の切り替えが早いスリリングな展開と書いているメディアもありました。

しかし、本当にそうだったのだろうかと、改めて昨日の試合を見てそう思った。

中盤を省略した展開、高めのディフェンスの位置と素早いクリア、深めで追い込まれたら闇雲なクリア…

言い方を変えれば素早い展開かもしれませんが、これでは普段私が嫌いな言葉を敢えて使いますが「世界に通用する選手を排出量できるの?」と少なくとも私はそう感じました。

はっきり書きますが、プリンス・プレミアリーグの方がおもしろいですし、レベルも高いわけで、そろそろ高校選手権のトーナメント方式をやめる時期ではないかと思うのです。

その一つに過密日程があるわけですが(同じ理由で甲子園も考え直した方がいい)、才能のある選手がここでつぶれてしまう可能性もあるわけです。

準決勝、決勝を見ていて、あまりのスライディングの多さ、リスクを簡単に避けるだけのクリア、これらが多いために試合はつまらないと感じました。

また、寄せが速いと言うよりは無謀な競り合いとも取ることのできるものをみせられて、とてもではありませんが、私が育成に関わっている選手たちには見せたくない質のものでした。

ただトーナメントを勝ち上がるだけのサッカーは見ていてつまらないものであり、関東ユースや高円宮リーグの上位の方がゲームとしては面白いかもしれません。

…と、例としては極端かもしれませんが、プリンスリーグの前橋育英、青森山田、流通経済大学柏を見ていてそう思うわけです。

高校年代の日本一は、高円宮杯であるのは間違いがないと本気でそう思うわけです。

そろそろ高校選手権を見直しませんか?

天才vs天才


20年前に現れた天才である小野伸二と、5年前に現れた天才である久保建英のマッチアップが、ルヴァンカップFC東京vs札幌で実現した。

小野伸二はスターティングメンバーに名を連ね、久保は後半途中からの出場であったが、互いに感じるものがあったようにメディアを見ていると思う。

小野は間違いなく今でも天才だというのは、その一つ一つのプレーの質からでもわかる。

トラップの精度、ダイレクトパスの精度だけではなく、ノールックでの味方へのパスなど、札幌の中では間違いなくトップレベル、J1という範囲に広げても間違いなくトップクラスであろう。

その小野に比して、バルセロナにその才能を認められた久保。

とうとうJ1のトップカテゴリに出てきたという印象だが、まだまだこれからであろうが、その可能性をいっぱい見せてくれたように感じる。

2年前の養和カップで(FC東京 U-15むさし、当時)初めてそのプレーを見たが、中学生レベルなどとうに超えていたのは間違いがなかった。

それから二年でカップ戦とはいえトップカテゴリでの出場を果たし、これからの十数年は彼の時代がやってくるのだろうと思われる。

もちろんそれは一学年上の平川(FC東京 U-18)も同じことが言えると思っている。

私が審判として担当した試合に出場した選手がまたしてもJ1デビューしたわけだが、みんなの活躍を祈るばかりである。

そして、20年前の天才は彼らの前に立ちはだかり、出てくる天才たちの壁になっていただきたい。

その研鑽が日本代表のレベルアップにつながるものだと信じている。

関東でJリーグを目指すクラブ2016年度最終結果

全国地域チャンピオンズリーグが終わったので、関東でJリーグを目指すクラブの2016年度最終結果を掲載します。

関東でJリーグを目指すクラブ2016年度最終結果

状況クラブ名20172016HOME
STAYブリオベッカ浦安JFL通算11位浦安市
STAY東京武蔵野シティFCJFL通算12位武蔵野市
全国地域チャンピオンズリーグの壁
STAYTOKYO23 FC関東一部1位

全国地域CL一次L敗退
江戸川区
STAYVONDS市原FC関東一部2位

全国社会人出場
市原市
STAYつくばFC関東一部5位

全国社会人出場
つくば市
UP!!!LB-BRB TOKYO関東一部関東二部1位文京区
STAY早稲田ユナイテッド関東二部8位西東京市
関東の壁(以下は東京都限定)
STAYCriacao東京都一部2位

関東参入戦3位
新宿区
UP!!!八王子FC東京都一部東京都二部2B1位八王子
DOWNフエンテ東久留米東京都二部東京都一部12位東久留米市
DOWNスペリオ城北東京都二部東京都一部13位北区
STAYFC GIOCO世田谷東京都二部2B2位世田谷区
STAY南葛SC東京都二部3B2位葛飾区
STAYアローレ八王子東京都二部3B4位八王子市

上位リーグへの参戦が決定したのは二チームのみでした。
・LB-BRB(2017年は東京ユナイテッドFCに改称) 関東一部へ昇格
・八王子FC 東京都一部へ昇格

反面、降格したのも二チームでした。
・フエンテ東久留米 東京都二部へ降格
・スペリオ城北 東京都二部へ降格

降格の危機となったのは早稲田ユナイテッドでしたが、関東二部で踏みとどまりました。

東京都一部から関東への昇格を逃したのはCriacaoで、今年も悲願の関東リーグ参入はなりませんでした。

東京23FCは全国地域チャンピオンズリーグに進出しましたが、一次リーグ敗退してしまいました。
一戦目のPK勝ちが最後まで尾を引いた形となり、また最終戦のFC鈴鹿アンリミテッド戦で、本気でJFL昇格を狙い三度目のチャレンジとなったチームと対戦し、その力の差を見せつけられた形となりました。
気になるのは東京23FCの今後の活動についてですが、資金不足とならないように支えていただいているスポンサーの皆様には、応援をお願いしたいと思います。

資金不足が聞こえてきているのはブリオベッカ浦安で、主力7名が移籍を選択するという事態となっています。
JFL一年目で11位という結果で、JFLの厳しさを味わっているようですが、こちらも今後が気になるチームです。

新しく名前が変わる東京ユナイテッドFCも資金は潤沢と聞いていましたが、思ったよりも東京大学や慶應大学関係者からの支援が得られていないと聞こえてくるのですが、来年が勝負の年となるのではないかと感じています。
理念としては正しい方向に思えるので、学校のクラブを母体としたJリーグチームが出るというのも、期待したいところではあります。

スペリオ城北は念願の東京都一部へと進出し、補強をしたのですが残念ながら降格となってしまいました。
また昨年東京都二部でわずかの差で一部昇格を逃したアローレ八王子ですが、今年はなんと4位となってしまい昇格を逃しています。
南葛SCは三菱商事サッカー部が断トツで抜けてしまったため、初めての二部を二位で終了しましたが、補強を考えると一部に上がらなければならなかったのではないかと思います。

東京カップで来年度の選手が少しずつ入ってきたりしているわけですが、上位をうかがうチームは既に来年の体制を作り上げてきているように思います。

来年はこの表がどういう風に変わるのか楽しみであると同時に、関東からJFL参入チームが生まれるのかが(特に東京のチームが)焦点となります。

個人的に八王子は二チームに分かれているため、何らかの方策を取った方がよいように思います。

注目は東京23FCと東京ユナイテッドFCでしょうか。