カテゴリー: 審判のつぶやき

最近の御厨くん情報・他

御厨貴文くんは、前にこのブログでも何回か紹介したことがあるレフェリーで元Jリーガーという経歴の人物です。

さて、現在の彼はと言うと主審としてJ2まで担当しており、J1でも第四審を担当するところまで来ました。

異例の出世スピードですが、私はこれは彼のサッカー競技のレベルを考えれば当たり前のことだと思っていて、審判として問題がないと判断するのであれば、トントンと上がってもらわなければ次の世代のJからの審判員が生まれなくなると考えるため、この出世スピードについては賛成です。

すっかり上級となったため、くだらない話もできなくなりました(苦笑)

割当のことがわかってしまったり、審判員として知りうることを知ってしまったりなど防止するためには、どうしても距離をあけざるを得ないところがあるのはやむを得ません。

それはJリーグで審判をやっている仲間たち全員に言えることで、誕生日のお祝いメッセージくらいで、サッカーの話はしないで家族の話であったりとなってしまうのは寂しい部分もありますが仕方がありません。

だが、それでも私は彼らを応援していますし、彼らが引退後に飲みながら馬鹿話ができる日がくれば楽しいかなと思っています。

ただし、いま30前後のレフェリーとなると、私はいったいいくつになっているのだろうかという疑問はありますが(笑)

つい先日もS2級の仲間と組むことがありましたが、彼にもS1級だけではなくJリーグの審判となるレベルまで行ってほしいと思っている(実力も当然備えています)ため、アセッサーの前ではっきりと申し上げました。

そういう若手を見ていることが、私にとっては楽しみでしかありません。

考えてみれば40歳以下のS1または国際審判員のほとんど(飯田淳平くんを除くだけか???)の審判員と組んだことがあり、また彼らがS1チャレンジの直前に組んだ人たちもいるわけで、彼らの活躍をいつも祈っています。

それにしても、先日仕事の担当者と同姓同名の審判員に電話をかけてしまい「何かあったのか心配になりましたよ」と折り返し電話が来て、私の間違い電話に気が付くなどと言う事件がありましたが^^; まったくもって申し訳ないm(__)m

若手審判員の活躍を祈っています

まだお会いしたことはありませんが、菊池俊吾さんという若手の審判員がいます。

高校まではジェフユナイテッド千葉の下部組織でプロを目指していたという彼ですが、断念して審判員となったことが書かれています。

私がたまたま仲良くさせていただいている審判の中に御厨くんがいるわけですが、彼はJリーグで選手を経験して引退してから審判員の道でしたが、私は常々高校や大学でレベルの高いプレーを経験していて、プロになれなかった人の中からもそうした審判員が出てくるべきだと思っています。

なぜならよくサッカーを知っているからこそ、彼らにその判断をしてもらいたいと願うからです。

もちろんお子さんがサッカーをはじめたから4級を取ってという方の中にも勉強を重ねて優秀な審判員になったのは何人も知っていますが、学生時代によりレベルの高いサッカーをしていたことにより、そのスタート地点が違う人たちが出てくるのではないかと感じるからです。

そういうレベルの高い若手が競い合って、将来はプロリーグの審判として活躍するような未来があれば、もっとサッカーの試合が楽しくなるのではないかと思うわけです。

立場的に特定な誰かと仲良くなることで勘違いされるのを防ぐためにも、誰それを応援しているとかいうことはできないわけですが、こうした菊池君のようなまだ少ないケースについては、ぜひともその後を追いかけていきたいと思います。

おとうさんレフェリーに思うこと

先日、割当でいった先で「今年からアクティブレフェリーになりました」という方と組ませていただきました。

お子さんは中学校1年生と言うことで、昨年までお子さんのチームの帯同レフェリーとして活動されていたそうです。

そして、お子さんが小学校を卒業されたので、審判をする場を求めて東京都のアクティブレフェリーになったとのことでした。

アシスタントを懸命にこなす姿、きれいな立ち姿に、これからもぜひアクティブレフェリーとして頑張っていただきたいと思いました。

その方は競技者の経験はないそうですが、お子さんがサッカーをやるということになり、審判資格を取ってチームと子供の手伝いをする目的ではじめたわけですが、実際にやってみるともっとやってみようかとなったことに対して、本当にありがたく思いますし、こういう方こそぜひアクティブレフェリーとして活動していただきたいと願いました。

せっかく審判資格を取り、しかも3級審判員となり、活動の場所がなくなったのでしたら、ぜひともアクティブレフェリーとして来ていただけたらと思います。

競技経験がなくても、審判の能力向上やジャッジへの向上は必ずできます。

先日お会いした方にもサッカーをプレーしてみることを提案いたしましたが、初心者向けのサッカーがなかなかなかったり、初心者向けフットサルとなっていたのに行ってみたらガチだったりということで、場所を探しているそうですが、プレーをすることで競技者の気持ちや考えというのが参考になると思いますので、ぜひともやってみてくださいと申し上げました。

ぜひお父さんチームでプレーをしてみたり、地域のお遊びのチームでプレーしてみたりと、そういう経験をすることで確実に審判としての質の向上は見られることになります。

そのうえでアクティブレフェリーとして活動をすることができたなら、きっと都道府県のサッカー協会はみなさんの力を認めてくれるものだと考えています。

また、都道府県サッカー協会は皆さんの力を欲しています。

ぜひともアクティブレフェリーとしてご参加いただき、より高いレフェリングを目指してみませんか?

私はおとうさんレフェリーこそ今求めている人材だと考えます。