カテゴリー: サッカーファンのつぶやき

大学サッカーの可能性

連休最終日に国士舘大学 対 日本大学の関東大学二部の試合を観戦してきました。

その後の一部である駒澤大学 対 専修大学は二部に比較してスピードはあるものの、緩急もなく落として蹴るだけのつまらないサッカーだったため、早々に退散しましたが・・・

・・・と、そういうことではありません。

米国の大学スポーツは、お金を生み出しているというのを読んだことがあります。

日本の大学スポーツはどうなんだろうかなあなんて意識をしながら見ていたのですが、十分に可能性を感じました。

まずは運営ですが関東学連のスタッフの方は意識も高く、十分なのですが狩りだされたスタッフがやはりやる気もないのにやらされている感が満載だったので、こういう部分から改革していく必要があると考えます。

まずは「対価」というところでしょう。

1000円の入場料を得ているわけですから、1000人入場すれば1,000,000円の収入となるわけです。

会場使用料などは関東協会などから得ればいいわけですから、これらを運営にかかる人件費以外と人件費でどう分配するかということになります。

しかしなにより、少なくとも関東大学リーグレベルを動画配信していないというのが残念です。

当初は学生が実況やレポートでも十分でしょうが、有料動画配信やCM収入を得るための配信を考えて、動画からの収入を得る工夫をするべきでしょう。

一部はジェイネットというもので配信しているようですが、全部の試合をライブ及びオンデマンドで配信できるようにし、総額で例えば月額500円でもいいでしょう、で配信するのです。

DAZNが990~1700円くらいなのに高いという人もいるかもしれませんが、DAZNはアーカイブの考え方がないためオンデマンドでのシステムがあるとするなら、月額500円でも十分だと考えます。

これをニコニコなどで配信するなどという方法もあると思っています。

ショーという意味合いにおいて、ハーフタイムでの学生の演舞は笑うことができました。

アマチュアとして十分だと思いますが、アメフトのチアのようなものでもいいのかな?とも思いますし、そこはやり方は自由だと思います。

あのようなハーフタイムショーはぜひすべきでしょう。

それとこれは審判を見ていて思ったのですが、学生の審判が入るのは懸命さがある分にはいいと思いますが、しかしながらこのレベルの審判をアクティブレフェリーや学連の優れた若者に担当させないのはいかがなものかと思いました。

特に二部では主審以外は学生が前・後審判として担当するわけですので、アクティブとしてかかわっているのは主審だけということになります。

そこに残念ながらレベルの差が出てしまっているように感じましたし、事実として見過ごされてしまったものがあったため、客席からも疑問の声があがるようなことがありました。

懸命さがあるのは確かに好感は持てますが、正しい判定や試合の質を考えるに、少なくとも副審はアクティブにすべきではないかと感じました。

まあ、そのためにも審判への対価を考えるべきだとは思います。

とまあ、連休最終日に思ったことだったのですが、まだまだやることがいっぱいありそうで、収益化することは可能ではないかと感じました。

ただ特殊法人なりなんなりとして活動をすることが必要なわけで、利益還元をどういう形でするのかというのが、儲けた後の課題とはなりそうですが、まだまだそもそもが収益事業として成り立っていないのですから、まずは収益化することを考えるべきだと思います。

最後に個人的なことを・・・「雅也、がんばれ!!!」

自分が怪我をして思ったこと

関係者には申し訳ありませんが、某サッカー場にて、審判をやっただけで膝を痛めました。

理由はほかの審判も言っていますが、地面が硬いことがすべてです。

その大きな要素に「完全に人工芝が寝てしまっている」ということがあります。

まあ、私の場合は180cmの身長とはいえ、80kg近い重さで速く走っているのでストップの時に膝に負担が来るというのもあります。

しかしながら、先日のそのグラウンドは人工芝が寝てしまっているうえ、地面が硬いためにまともに足への衝撃が伝わり、結果として膝をケガするという状態になりました。

こういうグラウンドがはっきり「いくつか」みられます。

清瀬内山も張り替えられなくて修繕などをしていましたが、二年ほど前にきれいに張り替えたため、足腰への負担が減りました。

あるJリーグの名前のついたグラウンドも下は硬く、私はプレーをするたびに腰を痛めてしまいます。

工事をしているのをみましたが、どうもアスファルトの上に人工芝を敷いているようで、到底柔らかい感じはないのだと感じます。

そこで気になるのは育成世代およびそこで練習をしなければならないプロ選手を含めて「選手寿命を縮めないか」というものです。

幸いにもその自治体では公園計画に人工芝のグラウンドが明記されており、すでに準備をしているとのことを聞き及んでいますので、今後よくなる方向ではあると感じます。

また同時にその公園の開設後、人工芝が寝てしまっているグラウンドの人工芝を張り替えることで、そうした若者たちの選手寿命を縮めないで済むようなグラウンドを作ることができるのではないかと感じます。

もう少し突っ込んでいえば、ハイブリッドターフをそろそろ自治体は取り入れてもいいのではないかと思うわけで、天然芝よりはメンテナンス費用がかからず、しかも天然芝より長持ちということを意識してもいいのではないかと考えます。

今の人工芝と比較してはいけませんが、十数年前にある私学で人工芝のグラウンドにしたところ、怪我人が増えたということを聞いたことがあります。

そのためケアをどうするかということを考えたというようなことを聞き及びましたが、グラウンドの表面によって条件が変わることも考慮しなければ、そうした教育を含めた機関での選手寿命が縮まる危険性さえ考えられるわけです。

天然芝と人工芝では明らかに身体に対する負担は違います。

その部分を考えて、行政や学校は人工芝の計画や整備をしていただきたいと感じます。

GLT(Goal Line Technology)導入への弊害

残念ながら誤審が発生しましたが、これに関しては正しい判定をするための材料が、Jリーグでは未だ目であるためやむを得ないと言わざるを得ません。

記事中にもありますが、副審がオフサイドラインからゴールラインまでボールが蹴られてからの移動時間と、ボールの移動時間と距離を考えるに、副審にすべて正確なジャッジを目だけで求めるのは不可能です。

そのためにはGLTの導入をする必要があるのですが、これには日本の競技施設に対する懸念があります。

サッカー専用競技場であるならGLTの装置の安定性には十分な検証を元に可能だと思いますが、陸上競技場にて試合が行われる場合には、装置が正確に置かれているかという検証をどのように行うのかが問題になってくるのではないかと考えます。

「いやいわワールドカップや●●チャンピオンズリーグでは導入しているではないか」という方もいらっしゃるでしょうが、それは見てわかりますがサッカー専用球技場であり、装置をある程度固定して置いておけるところだということに気が付くはずです。

VARもカメラの台数であったり、場所であったりとこれも設置に時間がかかるわけですが、GLTにしてみても「正確な計測」ができなければ全く意味をなさないわけですから(もし入ってもいないものを入っていたとするなら意味がありません)、その設置及び採用についても十分な検討が必要になると思っています。

私個人としては正しい判定をするためにはGLTもVARも必要だと思っています。

しかし、アジアカップの吉田麻也がハンドリングとされたシーンについては、「手に触れた」というだけでハンドリング→PKとなったため、本来の「手または腕でコントロールをしたか」という部分とかけ離れた結果になっているのではないかと思うため、そうしたソフトウエアの部分においてもきちんと議論され、定義されるべきです。

まあ、私たちアマチュアリーグのレフェリーをやっている者にとっては、GLTもVARも関係がないわけですから、審判は目と耳、足を使って懸命に正しい判定をするための動きをするしかありませんので、今までと変わらないわけです。