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南葛SC問題は確実に解消へ向かい未来があります

ということで、南葛SCを応援している工藤です。

一番の問題は運営体制にあったわけですが、昨年春に運営体制が変わり
・高橋陽一代表
・岩本義弘GM
の元、あらたな体制でスタートしたことにより人的な部分は解決しました。

そしてなにより、グラウンドの問題に対して本気でグラウンドを作る、スタジアムを自前で作ると考えており、これは区民の財産としてふさわしいと考えられるため、できることをやっていこうと考えた次第です。

昨日、本年の選手と背番号が発表されましたが、36人体制と言う関東一部リーグとしては極めて潤沢なメンバー構成で臨むことを発表しました。

しかしそれは、私が鈴鹿で見たあの「全国地域チャンピオンズリーグ」を勝ち抜くための人員構成であるが、関東リーグを一位抜け、もしくは全国社会人トーナメントで上位に入る・・・ただし、昨年は全国社会人が中止となったため、安全な狙いは関東リーグ一位しかないわけです。

そしてその参加に対してルールも数年前から変わっており、一定期間の登録がなければチャンピオンズリーグに参加できなくなったため、その対策として南葛SCはこれだけの潤沢な補強をしたと言えます。

稲本くん、関口くん、今野くんのような日本代表経験があるまだ現役で通用する選手を呼ぶことは、南葛SCというかフロントの本気度がうかがえるわけです。

近いうちには練習グラウンドもでき、スタジアムもとなれば区有財産でのスクールや占有も少なくなり、少年チームからも歓迎の声が挙がってくるのは間違いがないでしょう。

ただし早晩スタジアムの問題ははっきりしてくるわけで、どれだけ早く話をまとめることができるかというのが重要になってくると思われます。

葛飾区単体では難しいわけで、しかし江戸川区には東京23FCがありますし、そう簡単に協力はしてくれそうもないわけです。

葛飾区総合スポーツセンター陸上競技場(通称:奥戸競技場)では、スタンドの人数は圧倒的に少なく、芝生席側の整備も間違いなく必要となるいうえ、それ以上の問題は「人工芝」であること。

それを考えれば南葛SCがいま進めているスタジアム計画を、周囲の協力をもって解決するべきであり、関係各位にはなんとかお願いをしたいとしかいえない(そんな何十億も私には当然出せないため)わけです。

工藤個人としては選手への個人スポンサーと、株式会社ウッチーズによる選手の食のサポートができないかと考えていますので、それを実行するための手段を考えます。

スタジアムも作るぞ???

どこにそんな施設を「葛飾区」が作るのでしょうか。

今日のスポーツニュースに「南葛SC」が掲載されていたようです。

2020年にJをめざすとなっていますが、現実的に不可能であることは間違いがありません。

現在、南葛SCは東京都社会人サッカーリーグ三部です。

2015年 三部優勝
2016年 二部優勝
2017年 一部優勝、関東リーグ参入戦勝利が絶対条件
2018年 関東二部優勝
2019年 関東一部優勝、地域決勝大会で二位以内が絶対条件
これで2020年にJFLとなります。

では現実を見てみましょう。
現在、関東でJリーグ参入を目指していてはっきりしているのは以下です。[内は前年の順位です]

【関東社会人一部】
 ブリオベッカ浦安[関東一部1位・地域決勝グループリーグ2位敗退]
 東京23フットボールクラブ[関東一部2位]
 VONDS市原[関東一部3位]
 ジョイフルホンダつくばFC[関東二部1位]

【関東社会人二部】
 早稲田ユナイテッド[東京2位、関東リーグ参入戦優勝]

【東京都社会人一部】
 Criacao[東京一部1位・関東リーグ参入戦準決勝敗退]
 LB-BRB TOKYO[東京都一部5位]ex.慶應BRB
 FCフエンテ東久留米[東京都一部9位]

【東京都社会人二部】3ブロック
 FC GIOCO世田谷[東京都二部6位]
 スペリオ城北[東京都二部2位]
 アローレはちきたFC[東京都二部3位]

【東京都社会人三部】6ブロック
 南葛SC[東京都三部2位]

【東京都社会人四部】
 Suginami City Football Club

こう見ても、南葛SCは関東で現在J参入と言っているチームの中で12番目であり、リーグで言えば60チームぐらいが上位リーグにいることになります。
※他県の二部リーグ、一部リーグを除いても・・・です

東京23フットボールクラブは、プロの監督を据え、元プロなどを揃えていても関東一部で二年足踏みをしています。

地域決勝大会に進んだ浦安は、グループリーグで敗退しました。
皮肉なことに全国社会人枠で地域決勝に行き三位となった関東二部のクラブ・ドラゴンズがJFLに参入するという結果になっています。

スペリオ城北は城北ランシールズの頃から数えて7年目の東京都二部です。

Criacaoも東京都一部で優勝しましたが、残念ながら関東リーグ参入戦準決勝で敗退し関東リーグに昇格できませんでした。
これまた皮肉なことに2位だった早稲田ユナイテッドが参入戦で優勝し、関東二部への昇格を果たしています。

審判として東京都一部、二部の試合は割当で担当することがありますが、はっきり言いますが東京都のレベルはかなり高い方です。

そこに現在東京都三部に何年も所属している(常盤クラブ、葛飾ヴィトワードとして)南葛SCが、東京都で5番目か6番目にJ参入とはいかないと思っています。

むしろこれらの中から統合できるものを統合して、周辺の市区を連合した形で練習場、試合会場を整備した上で、それぞれの市区から認可される運動としてなされなければならないと考えており、そこに一番近いのは東京特別区をホームとしたいと宣言している東京23フットボールだと考えています。

関東一部でそれ以外は東京ではなく、関東二部以降はすべて東京都のチームですが、早稲田、慶應という大学出身に本気が見られ、組織、スタッフともに充実させているのが気になります。
また評判の良し悪しは別として、早稲田ユナイテッドは育成やスクールに力を入れているために、知名度はあります。

ちなみにLB-BRB(旧:慶應BRB)が東京になっている(ホームグラウンドは日吉じゃないの?と突っ込みを^^;)のは、考えてみれば東京都社会人一部なのですから本拠地としては東京都なんだと納得しました。

では冷静に南葛SCを見てみます。

1.自前のグラウンドがない
 →区のグラウンドを火曜日、木曜日に「独占的に優先使用」している=サッカースクール等に使用
 →それ以外にも火曜日、木曜日しか使用できない陸上競技場を「独占的に優先使用」してスクールを開催しようとしている
  ※月曜日、水曜日、金曜日は陸上の個人使用が行われている
2.サッカースタジアムがない
 →葛飾区総合スポーツセンター陸上競技場はあくまでも陸上競技場
 →トラックも6レーンしか取ることができなく公認とならなかったのはなぜか=狭い土地に作ったから
 →サッカー専用スタジアムに作り変える???→葛飾区の陸上競技場がなくなってしまう
  ※北区は陸上競技のため北運動場に人工芝を敷くことができません
3.東京都社会人サッカーリーグ三部である
 →これが最もやるせないことだと思います

1.についてですが、これが最も問題だと考えています。
区有財産を「葛飾区サッカー連盟」の枠で優先使用していることははなはだ疑問でしかありません。
前から申し上げているとおり、南葛SCであろうと区内の一団体でしかなく、そこにかかわる人にしか恩恵がないにも関わらず、優先利用をさせていることに対して断固反対いたします。
※具体的には選抜された子供か選手、スクール生のみが恩恵を受けることになります
これをもし本当に行うとしたなら、区議会できちんと承認されることが必要だと思いますが、それを区民が本当に望むのかを確認するべきです。
それであれば私もこれ以上申し上げることはないでしょう。
ただし、それが決まったとしても変な運営があった場合には、同じようにつっこみを入れさせていただくことになるでしょう。

2.についてですが、これは夢段階だとしても、空き地のない葛飾区でどこに作るのでしょうか。
また作るとして駅から徒歩15分程度で行くことのできる、近隣住民から反対の出ない土地はどこにあるのでしょうか。
サッカー専用スタジアムを見ても、柏サッカースタジアム程度の広さが必要であり、そこは公園の敷地の中にあるわけです。
しかしながら葛飾区には区の公園や広場、空き地でそのレベルのものはなく、現実的に難しいと考えます。

3.ですが、これは強化するべきだと思っています。
ただし、そこにどれだけのお金が発生するのか理解しているのでしょうか?ということです。
FC大阪や奈良クラブがJFLに参入しましたが、彼らが地域リーグのときに数千万単位の予算があったのは当然の話です。
それはアマチュアカテゴリながらも、元プロ選手を呼んだり監督を招聘したりしなければならないためにかかるお金です。
母体を持たない南葛SCはその強化費をどこから捻出するのでしょうか。

実際に地域決勝大会に二度進出し、一度目は全敗、二度目は一勝で終わった「FC鈴鹿ランポーレ」を良く知っています。
ランポーレは今年から運営を含めた体制を一新し、今までとは比較にならない予算をつぎ込んでいます。
それには運営母体が入って、まるっきり違う組織として動いています。
今まではGKの水谷選手がJリーグ経験があるとはいえ、それ以外はアマチュアカテゴリの選手ばかりで戦ってきました。
しかし、昨年はそれでも東海社会人リーグで優勝を果たし、地域決勝大会に進みましたが、完全アマチュアのクラブ・ドラゴンズは別として、FC大阪、奈良クラブの足下にも及ばなかったのです。

では南葛SCを応援することがないのかといえば、いろいろと変えるのであればその日が来るかもしれません。

先ほどの条件の1をまずはクリアすること。
区有財産ではなく自前のグラウンドを用意するべきです。
それが葛飾区にある少年少女チームやジュニアユース、ユース年代への公平なグラウンド利用にもなりますし、現在の状況では区民に公平ではない状況になっているからです。
まずはこれを果たしていただきたい。

そして「その上で」葛飾区議会が「年数億円」程度の予算をつけて、全面的に区の応援するクラブだと宣言することが必要です。

そうしたら私たちはそこを倒すために必死で強いチームを作ることができますが、今のままでは不公平であり公正でもありません。

葛飾区の皆さんに考えていただきたいのは、本当に葛飾区にJリーグのチームを作りたいのかということ、公平、公正を守るのだということ、子供たちに機会の均等を与えることを年頭にしていただき、より良いものをみんなで作っていきたいと思います。

東京カップとにいじゅくみらい公園における南葛SCについての疑問

にいじゅくみらい公園グラウンドの利用に関して疑問があったので残しておきます。

東京カップ(東京都社会人サッカー連盟の天皇杯予選)にて、にいじゅくみらい公園グラウンドを使用していました。

2015年1月25日は、東京カップの前に女子の大会が行われていたようで、葛飾区サッカー連盟が取得していたものと思われます。

葛飾区サッカー連盟が東京都サッカー協会にグラウンドを提供したことは理解します。

ですが東京カップは抽選でドローが決定するはずですが、1/25に「南葛SC」が二回戦を行うというのは偶然なのでしょうか。
もしドローが決定した後に、南葛SCが入るであろうところににいじゅくみらい公園を割り当てたのであれば理解はします。

それと通常はグラウンド内に立ち入りはできないのですが、にいじゅくみらい公園グラウンドの本部とは反対方向のベンチ(グラウンド内)に南葛SCのスポンサー席が設けられていたのはどういうことでしょうか。

たとえば東京カップの場合、大井第二球技場であったり、駒沢第二・補助競技場を使用しますが、グラウンド内にそのような人たちが立ち入るスペースを設けることはありません。
※スタンドがあるじゃないかということとは違います(以下にグラウンドレベルの話を書きます)

また東京カップに審判として参加している立場としては、スポンサー云々の前に同じグラウンドレベルに観客が入ることは、試合進行において邪魔となる要素が増えることになります。
さらにいえばもし万が一その人たちが試合中に立ち上がりグラウンドに入ってくるようなことがあった場合、誰が責任を取ることになるのでしょうか。
にいじゅくみら公園ではさえぎるものは移動可能なパーティションのみで、簡単にフィールド内に立ち入ることは可能です。

審判員として観客がグラウンド外に入ることには全く反対をしないどころか、衆目の環境で審判ができることは緊張感が増してより良いものを出そうと考えます。

ですが、グラウンドと同じレベルに観客が入ることには違和感を感じます。

これについては東京都サッカー協会と、葛飾区サッカー連盟、南葛SCには疑問を感じました。

私が南葛SCのやり方に反対するから言うんだろうと邪推される方がいらっしゃるかもしれませんが、社会人三部のゲームで審判を勤めさせてもらいましたが、本部側に協力者がいたのでそれを本部とは逆のサイドにいてもらうようにしたのと、さらにグラウンドと隔てた花壇のようなものがあったので、その外から出ないようにとお願いをしました。

なぜなら万が一彼らがそこを乗り越えてグラウンドに侵入した際、当然ながらその該当クラブに対しての報告を審判報告書に記入しなければならないからです。

それが運営するクラブのことを守ることにもなります。

勘違いしてほしくないのは、南葛SCも普通に街クラブとして「他のクラブを押し退けてグラウンドを取得する」というようなことをやめてほしいだけです。

火曜日、木曜日のにいじゅくみらい公園の占有と、今後行われるであろうスポーツセンター陸上競技場の占有をやめてほしいだけです。

葛飾区サッカー連盟少年部に所属するチームのコーチ達は、それらのことを大きな声で言えないのは何度も書きますが、私(工藤)と同じように連盟からはじきだされるのが恐いからいえないのです。

連盟から処分を万が一受け、チームに所属する子供たちに迷惑をかけたくないという「人質をとられている」から言えないだけなのです。

私はすでに葛飾区サッカー連盟がたてた弁護士と話をして、私(工藤)の活動を任意団体である葛飾区サッカー連盟が止めることはできないのと、新規で少年チームを立ち上げた時にも、通常の審査と同じ手順を踏むということを確認しています。

もし謂れもなき活動停止があった場合には、当然ながら本気で戦います。