勝利至上主義・・・スポーツや競技において「相手に勝つこと」を絶対的な目標とし、勝利のみに最大の価値を置く考え方
勝利を目指すことは問題ないのですが、これが過度になるとハラスメントにつながっていたり、楽しいスポーツではなくなる可能性が非常に高くなり、目標がただただチームの勝利になってしまうため、NSP CLUBではこれを目指していません。
しかし、勝利を目指していないわけではありません。
できれば全員が出場して、楽しく勝つことができれば、それがチームにとって良いものになると思っています。
楽しく勝つためには条件がいくつか必要になりますが、そこに「練習」などが必要となってくるわけです。
練習とはなにか・・・といえば、試合のためにあるわけで、練習だけしていてもなにもおもしろいことはありません。
試合をしてみて思うのは、勝ちたいという気持ちが出てくる選手が多くなるのは普通のことだと思っています。
そして選手たちが主体的に練習に取り組んだり、メンタル面でのモチベーションとしての勝利を目指すのは、良いことだとさえ思っています。
そうして目指した勝利というのは非常に意味があり、選手たちにとって成長のために素晴らしい結果をもたらすことがありますが、チームとして指導者側が「とにかく何をしてでも勝て」というようなやり方は、選手の成長に直接はつながらないと考えます。
一瞬は「強いチームに入って優勝できた」とか「活躍できた」と思われるかもしれませんが、これが中学年代、高校年代になったとき、果たしてその後の成長はどうなっていくのでしょうか。
もちろん伸びる選手もいるでしょうが、それは選手が努力したりしたからであって、育成年代で指導者がどうこうしたからではないのでは?と感じるのです。
小学校、中学校である程度の成績を残しているにもかかわらず、高校や大学で結果を残すことができなかったり、J下部に入って将来を嘱望されたにもかかわらず、まったくその後は本人を含めた期待通りにならない選手は山ほど見てきていますので、ひとりでもそうではなく期待値に近い状態に持っていきたいのが私たちのクラブです。
そのため中学年代のチームも作りたいのですが、残念ながら来年度には間に合わないと判断したため、再来年度以降の立ち上げを目指して努力していこうと思っています。(ここはコーチではなく代表の工藤の役割です)
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さて、2026/5/31の千葉県U-12リーグは、同じくらいの戦績のチームとの試合でした。
この試合の重要性は、私たちのチームが1~2試合少ない中で、4位グループにいるという事実の中で、勝利することがたいへん重要な試合でした。
選手たちに伝えたのは事実だけで、この試合を含めて残り5試合をどう進めることができるかは、その日の試合が重要になるということだけです。
選手たちはそれを以て「勝利することに意味がある」と感じてくれ、前日の練習から目の色を変えてやっていました。
まあ、前日の紅白戦一本目で仮想スターティングメンバーには激を飛ばしましたが、それにしても仮想スターティングメンバー以外の成長もよく見えたので、大変によい紅白戦になりました。
ちなみに千葉県リーグはクラブ全員から「今もっとも試合への準備ができている選手」を選んでいて、ここに学年は関係ありません。
4年生も選抜していますが、彼は第1~4戦は松戸リーグのU-10出場のため、第5節が初出場になりました。
県リーグは基本的に工藤が帯同しているのですが、今回は小玉コーチも参加してくれましたが、彼曰く「表情が違っていた」という感想を述べてくれました。
いい意味でうちは緩いとは思うのですが、試合に臨む姿勢ができていないのは悪いところでした。
しかし、県リーグに出てよかったと思うのは、比較的実力が似ている中で勝利するために選手が考えるようになってくれたことでした。
試合前、ハーフタイム、試合後などなどあちらこちらで選手同士が話をするようになりましたし、ハーフタイムは選手がまず話をしているため、コーチはそれがおさまるまで声掛けをしないくらい主体的に話をしています。
そんな中で、ほぼ実力が一緒のチームとの試合は、これまでの努力をはかるには良い試合となりました。
結果として4-0での勝利は、幸運な部分も大きくありますが、相手チームの攻撃をほぼ防ぐことができたのは、主体的に選手が考え声をかけ、試合結果を求めたからこそできたことであって、スコアだけを見てしまっては本質が見えなくなってしまう可能性があります。
私たちコーチはスコアよりも、その内容が重要だと考えていて、選手たちが主体的に勝利を目指して戦う協力をするわけですが、その主体性を以て臨む姿勢を作り出すことこそ、お手伝いだと思っていますし、そこにアイディアだしをすること、相談に乗ることがコーチングだと考えています。
試合後、小玉が私が考えていることとほぼ同じ意見を発してくれたことに、コーチ陣の考えにずれはないことがわかりましたし、残り4戦をどう戦っていくかを彼らに考えてもらわなければなりません。
特に最終節のある6/21は無敗の2チームとの戦いですから、そこにどう彼らがアプローチするのかが楽しみですし、1敗で追いかける私たちが初年度にどういうことができるのか、本当に楽しみでなりません。
ここで彼らが結果を求めてなにをするか、どういう練習へのアプローチをするか、試合に臨む姿勢は?というところに、コーチができることを懸命に行うだけです。