合う合わないということ

今まで長年いろいろなコーチと一緒に指導をし、選手たちとふれあってきました。

そんな中でリスペクトはするのだけれども、どうしても合わない人がいました。
選手ではないのですが、選手からはそう思われているだろうなと感じることもあります。

今日はそんな話です。

いやだとかどうだとかそういうことはありません。

ただ、その人とプライベートでも一緒に仲良くいられるかと言えばいられないだろうなと感じるのです。

なんとなく一緒にいられるところが想像できないのです。

指導者としてはリスペクトしていますし、何より一緒に現場に立った人で「こいつとは無理」と思ったことはありません。

ですが、どうしてもそりが合わないのです。

まあ、それでも互いに大人ですから、指導の現場では一緒にやり同じ方向を目指しますが、一歩サッカーを離れると、話をほとんどすることはないわけです。

前に一緒だった方は指導者として尊敬していますし実績もすばらしいのですが、プライベートではほぼおつきあいがありませんでした。

その方は、残念なのですが今は指導の現場に立っていません。

ジュニアユース、ユース世代には必要な方だと思うのですから、なんとももったいない話だと思います。

どこかでまた復帰して、中学年代で活躍する選手を育ててほしいと心の底から願っています。

さて、もうひとつの合う合わないは「団体競技としてのサッカー」との相性です。

サッカーは団体競技ですから、団体で行うことそのものが苦手な人もいます。

私が経験した個人競技と言えばテニスとバイクになるわけですが、こちらは一人で黙々と(といってもバイクはチームスタッフがいないとやっていられません)こなしていかねばなりません。

小学校から中学年代に移る際、多くの子供がサッカーから離れていきますが、それは合う合わないというのも往々にしてあるように感じます。

そしてコーチの立場としては本当に残念ではあるのですが、決断した選手にサッカーを無理強いするのは酷だと思っているので強制はしません。

それが私のスタンスですし、スクールやコーチとしてそこにいたとしても、何一つ怒るようなことはありません。

その選択肢は選手自らが選んだことなのですから。

ただ、それがサッカーの選択肢であるとしたならば、私は選手にアドバイスすることができますが、サッカー以外の選択肢となると偉そうに人生の講釈をたれることはありませんが、選択肢をどうするのかというお手伝いはできると思っています。

先日、中学生の私から見て有望な頑張っている選手がサッカーから離れたと聞きました。

たいへんに残念ではありますし、小学校の低学年から見てきていましたから・・・ただただ残念という言葉しか出てきません。

ですが、次の競技を自分で選んで今後進んでいこうとしているのですから、彼の選択は尊重しなければなりません。

彼のチームのことですからいじめであったり、サッカー以外の何かではないと思うのですが、もし道で出会ったら「元気?」と声をかけてあげようと思います。

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